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ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上) の商品レビュー

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46件のお客様レビュー

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2016/01/02

 究極な場面でのジャスティス(正義)についてサンデル教授が東大生と会話する。疑問は投げかけるが回答するわけではない、回答がないので疑問はさらに混迷を深める。そのわりにはわかった風なサンデルさんには辟易させられた。正直、この講義、無意味だとは言わないが無駄な時間なんじゃない・・・た...

 究極な場面でのジャスティス(正義)についてサンデル教授が東大生と会話する。疑問は投げかけるが回答するわけではない、回答がないので疑問はさらに混迷を深める。そのわりにはわかった風なサンデルさんには辟易させられた。正直、この講義、無意味だとは言わないが無駄な時間なんじゃない・・・ただ、功利主義になりがちな現代社会に疑問を持つことはよろしい。

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2015/01/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

マイケル・サンデル教授のハーバード大学での哲学講義の文庫化。「殺人に正義はあるか」「命に値段をつけられるか」「富は誰のものか」といったテーマからベンサム/ミルズの功利主義、ロックの自由原理主義、カントの道徳性などの議論を展開。分かりやすく、面白いのに驚き。NHK「白熱教室」の番組シリーズも見ればよかった。

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2014/12/11

非常に難しく理解するのに時間がかかる。 より理解を深めたい。 議論が活発で、アメリカの大学のレベルが高いことがわかる。こういった教育を日本でも取り入れてみることに興味がある。 一番ためになったのは、カントの思想が非常にわかりやすかったことだを 義務に従うときのみ道徳性があるとい...

非常に難しく理解するのに時間がかかる。 より理解を深めたい。 議論が活発で、アメリカの大学のレベルが高いことがわかる。こういった教育を日本でも取り入れてみることに興味がある。 一番ためになったのは、カントの思想が非常にわかりやすかったことだを 義務に従うときのみ道徳性があるといえる。こんな感じだ。

Posted byブクログ

2014/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

冒頭は刺激的な内容でサクサクと読めてしまうが、中盤(カントあたり)からはなかなか理解が追いつかない… 巻末の東大特別授業は上巻のエッセンス的な内容で、おさらいにはちょうど良かったと思います。 下巻を読み終えたらまた頭から読み返したいですね。

Posted byブクログ

2013/05/06

正義について考えるなんてことは日常生活ではまずないが考え出すと深いしおもしろい。 自分がどういう哲学を持って生きているのかに気がつかされる。 そろそろこういう哲学的な話も出来る人間になっていきたい。

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2013/04/16

内容が難しいので読むのに凄く時間がかかった。 実際にNHKで放送されたものも見ていたけど、映像を観た後でこの本を読むと、サンデル教授の議論誘導の仕方の上手さを感じる。 映像では分からなかったけれど、文字になると、見当違いな話をしようとしている学生を上手くいなしたり、纏まっていない...

内容が難しいので読むのに凄く時間がかかった。 実際にNHKで放送されたものも見ていたけど、映像を観た後でこの本を読むと、サンデル教授の議論誘導の仕方の上手さを感じる。 映像では分からなかったけれど、文字になると、見当違いな話をしようとしている学生を上手くいなしたり、纏まっていない発言を短いセンテンスに集約したり、ということを頻繁に行っているということがよく分かる。 生徒がどういう発言をしてくるか分からない中で、きちんと目指した方向へ議論をみちびいていく手腕は本当に素晴らしい。 『正義』という議論しづらいものに真っ向から取り組んでいる授業内容自体も面白いけれど、サンデル教授の手腕が素晴らしくて、そこだけに着目して読んでも十分に価値のある本だと思う。

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2013/03/17

哲学と言いながら「神」の概念を当然のように盛り込んでいるのってどうなんだろう。 どうして、客観的な状況や主観が明白になるものだと前提にしているのだろう。 なぜ、0か100かで考えるのだろう。70:30のような考え方はそこに無いのだろうか。

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2013/02/22

ハーバード大学の人気講義の翻訳本(台本)。 正義とはなにか…事例を交えながら、生徒との会話で講義を作り上げていく。 はじめて哲学に触れる人にも生徒と同じ立場で読めるので、とてもわかりやすい。哲学って面白いと思わせてくれる。 『これからの「正義」の話をしよう』はこの講義をもとに...

ハーバード大学の人気講義の翻訳本(台本)。 正義とはなにか…事例を交えながら、生徒との会話で講義を作り上げていく。 はじめて哲学に触れる人にも生徒と同じ立場で読めるので、とてもわかりやすい。哲学って面白いと思わせてくれる。 『これからの「正義」の話をしよう』はこの講義をもとにして執筆されただけあって、内容は重複している。もっと学問的な視点から知りたい、理解を深めたいのであれば、この本の後に『これからの~ を読むといい。 『これからの~』を平易な表現で分かりやすくしたのが本書という感じ。『これからの~』で十分理解できた人には物足りないかもしれない。 私は『これからの~』と平行で読んでいるけれど、理解が深まっていいと思う。 ☆内容☆ 遭難した男たちが生き延びるため少年を殺して食べ たとき、その行為は道徳的に許されるのか?ハーバー ド大学の人気教授マイケル・サンデルは、鋭い問い かけで現代社会の中にひそむ「正義」の問題を取り 出し、刺激的な議論を繰り広げる。その彼の話題の 講義が待望の文庫化!NHK教育テレビで放送された 「ハーバード白熱教室」の第1回~6回、および東京 大学特別授業の前篇「イチローの年俸は高すぎる?」 を収録する。

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2013/02/17

NHKのハーバード白熱教室を思い出しつつ、台本を読みました。毎回考えるべき課題がどっちの見方にも同意できて、どっちの見方も一部否定できるような、厳しい内容でした。一律のルールで割り切れないとき、よりどころはどこにあるのかを探していく授業でした。最後、定期試験で単位をとるのか、評価...

NHKのハーバード白熱教室を思い出しつつ、台本を読みました。毎回考えるべき課題がどっちの見方にも同意できて、どっちの見方も一部否定できるような、厳しい内容でした。一律のルールで割り切れないとき、よりどころはどこにあるのかを探していく授業でした。最後、定期試験で単位をとるのか、評価方法が気になる授業でした。1,000人超えの受講者の答案採点、大変そうです。

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2013/01/13

なぜ人を殺してはいけないのか?なぜ人は権利を持つのか?なぜ他人を尊重しなければならないのか?お金では買えないものは何か?なぜ税金を支払わなければならないか? 人権問題や課税、道徳、自由…それについて、「正義」の観点から切れ込んで行くマイケル・サンデル教授のハーバード大学での授業...

なぜ人を殺してはいけないのか?なぜ人は権利を持つのか?なぜ他人を尊重しなければならないのか?お金では買えないものは何か?なぜ税金を支払わなければならないか? 人権問題や課税、道徳、自由…それについて、「正義」の観点から切れ込んで行くマイケル・サンデル教授のハーバード大学での授業が掲載されています。 学生に質問を振りつつ、歴史的名著を紐解きながら、ひとつひとつの疑問をわかりやすく解説されています。「功利主義」ですとか、ジョン・ロックの「統治二論」ですとか、単語として知っていても内容をよく知らなかったことが解説されていて、ためになりました。 現代社会が抱えている課題を、それらの歴史的名著を紐解くことで解決の筋道としていくという話の過程が面白く、難しい内容にも関わらずすいすい読み進めることができました(カントのところは難しかったですが(笑))。それらが書かれた時代から社会問題の本質というのは変わっていないということでしょうか?^^; 下巻も期待です。

Posted byブクログ