西洋美術史入門 の商品レビュー
西洋絵画を制作に結びついた時代背景を絡めて紹介してます 渋澤龍彦に影響されている作者は 絵画をイメージとシンボルとした切り口で紹介しており ニヤリとさせられることが多かった 新書でもあるので紹介する絵画が少ない どこかの機会で続編を出してほしい 簡単に読めるので通勤途中読ま...
西洋絵画を制作に結びついた時代背景を絡めて紹介してます 渋澤龍彦に影響されている作者は 絵画をイメージとシンボルとした切り口で紹介しており ニヤリとさせられることが多かった 新書でもあるので紹介する絵画が少ない どこかの機会で続編を出してほしい 簡単に読めるので通勤途中読まれることを勧めます
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美術作品の鑑賞の仕方や美術史の楽しみ方について、予備知識のない人に対して概略を説明した1冊。絵画鑑賞に興味を持ち始めたけれども、全く知識がない人への最初の1冊にしてもらいたい。巻末に目的別推薦文献が掲載されているので、その後の学習の参考になる。
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高校生を第一の対象にした西洋美術史の入門書。絵を読むための基礎的な手続きとして、対象をスケッチするスケッチ・スキルと対象を文章で記述するディスクリプション・スキルをあげているのが興味深い。文化人類学等のフィールドワークに必要なスキルと同じであるからである。内容は、美術史に興味を持...
高校生を第一の対象にした西洋美術史の入門書。絵を読むための基礎的な手続きとして、対象をスケッチするスケッチ・スキルと対象を文章で記述するディスクリプション・スキルをあげているのが興味深い。文化人類学等のフィールドワークに必要なスキルと同じであるからである。内容は、美術史に興味を持っている一般人の知的好奇心も十分に満足させてくれる。
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しっかり内容の詰まった良書。 ただ、見るだけでなく、絵画を読むための基礎が語られています。 わかりやすく、よくまとまっていると思います。
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西洋美術史を読むための土台を紹介している。 ・基礎トレーニング ・知っておくべき単語 ・whyを4W1Hから迫る 絵を読むための基礎トレーニング ・スケッチスキル:パッと見て概略を描く ・ディスクリプションスキル:絵を言語で表現する 理解するための単語 ・アレゴリー(寓意画)...
西洋美術史を読むための土台を紹介している。 ・基礎トレーニング ・知っておくべき単語 ・whyを4W1Hから迫る 絵を読むための基礎トレーニング ・スケッチスキル:パッと見て概略を描く ・ディスクリプションスキル:絵を言語で表現する 理解するための単語 ・アレゴリー(寓意画) 例:はかなさをシャボン玉で示す、剣と天秤で正義を示す ・アトリビュート:個体認識のための要素 例:ペテロは鍵をもつ=天国の門の鍵を授かったため 聖セバスティアヌスは体に弓矢がささる ・コード:美術を読むための約束ごと=コンテキスト コードは失われていることがある。 失われたコードを発掘する学問を図像学=イコノグラフィーという。 また、その絵がなぜか描かれ受け入れられたかを考える学問を図像解釈学=イコノロジーという。 5W1Hのwhyを知るために残りの4W1Hを探ることが大切である when いつ=年代 who 誰が=作者 where どこで=地域 what 何を=絵の対象、描かれているもの how どのように=素材、手法 とりわけ、時代背景は重要である。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大好きな「恋する西洋美術史」の著者が贈る、西洋美術史の考え方。この本は他の本のように著名な作家と代表作を列挙して解説しているスタイルとは異なり、西洋美術を見る上での基礎知識を教えてくれる貴重な一冊だ。 絵が趣味になったのはごく最近のことだという。それまではずっと教会や皇族・貴族、そして後世では商人などをパトロンとして、「彼らの描いて欲しい絵」を描いていたのが画家という「職人」だった。 この本を読んで、富の分布と絵画を求める人の分布は一致するのでは、と思った。日本もバブルの頃、成金達がこぞって絵画を収集したし。 こんな時代だから、こんな絵が流行った、など他では読めない考察が多く、目からうろこの一冊だった。
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