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ねたあとに の商品レビュー

4.1

24件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    1

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2019/05/14

楽しそうだなあ。 大人になってこういう合宿みたいな過ごし方ができる友人がいるっていいな。 私が淡白な付き合いをしたい性質だから、しょうがないけど、うらやましいな。 ケイバ、楽しそうだと思ったけど、作中でも語られているように、デキる狂言回しがいないと盛り上がらないのかー。

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2017/07/01

最初はギョッとしたけど、読んでるうちに慣れてきたのか、虫が出ても鼠が出ても「まあ、いるよね」と動じなくなった。 いいなー。ここで電源のついてないコタツに入って遊んで過ごしたい。 涼しい、というアドバンテージは強大だ! いちばん好きだった描写は、オーエ賞の祝福に彩りを添える金歯。

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2016/07/17

かなりの部分がノンフィクションのように感じる、作家の家族が保有する山小屋の物語。 一般的な現代文化に対するゆる〜い適当さと、一方で遊びに対して見せる発想力の豊かさや本気で遊ぶ無邪気さなど、独特の雰囲気を持つ父子を中心に、毎夏山小屋を訪れるメンバー個々との距離感が絶妙に描かれている...

かなりの部分がノンフィクションのように感じる、作家の家族が保有する山小屋の物語。 一般的な現代文化に対するゆる〜い適当さと、一方で遊びに対して見せる発想力の豊かさや本気で遊ぶ無邪気さなど、独特の雰囲気を持つ父子を中心に、毎夏山小屋を訪れるメンバー個々との距離感が絶妙に描かれている。 全く盛り上がりポイントがないのに、このボリュームを読んでいて飽きない不思議な魅力の作品です。

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2015/05/23

夏に山荘に何人かが集まっていろんな遊びをしながらダラダラ過ごす、という話。 紹介される遊びはおもしろいし、描写が細かいので自分がその場にいるような臨場感が感じられる点は良かった。 しかし、大きな出来事があるわけではないので、雰囲気を楽しむだけの小説という印象は否めない。 全体を通...

夏に山荘に何人かが集まっていろんな遊びをしながらダラダラ過ごす、という話。 紹介される遊びはおもしろいし、描写が細かいので自分がその場にいるような臨場感が感じられる点は良かった。 しかし、大きな出来事があるわけではないので、雰囲気を楽しむだけの小説という印象は否めない。 全体を通して内輪ノリの雰囲気が強く、あまりおもしろいと思えなかった。

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2015/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作家のコモローと、その父、ヤツオの住む山の家。そこに集う様々な人たちとのまったりな日々。 コモローの友人のwebデザイナー、久呂子の目線で淡々と描がかれる。 特に大きな事件などがあるわけでなく、家に友人やコモローの親戚たちが集まって、彼らが昔編み出したゲームで遊んでいる情景をひたすら描写してたり。 嫌いなテンションじゃないけど、やっぱどこかしらドキッとするような箇所がないと、途中で飽きちゃうかなー、と。 「顔」って遊びは嫌いじゃないけどね。むしろ妄想好きな自分にはハマりそうなゲームかも。

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2014/09/14

三回目かな?読み終えました。 今年の夏いっぱいかけてちびちび読んだので、 ひと夏を山小屋のみんなと過ごしたような気持ち。

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2014/05/11

単行本のほうは3度も読んでいたけれど文庫を手に入れたので4度目。いつも思うのだけれども、いやもちろん同じのを読んでいるからだけれども、まったくコモローさんって相変わらずだな~ということ。 私も何度も山荘に訪れた気分でその度ごとにカタカタ鳴るたんすのそばを歩いたり、布団を干すのに抱...

単行本のほうは3度も読んでいたけれど文庫を手に入れたので4度目。いつも思うのだけれども、いやもちろん同じのを読んでいるからだけれども、まったくコモローさんって相変わらずだな~ということ。 私も何度も山荘に訪れた気分でその度ごとにカタカタ鳴るたんすのそばを歩いたり、布団を干すのに抱えて「じんわりー」と声だしたり、ウスバカゲロウの飛行を邪魔したりする気になってくる。「チミも相変わらずだな~」なんて言われて、見えないところで「イーだ」と顔をしかめてるそんな自分が見える。 夜更かしは得意ではないけれどこの山荘でなら早く寝てたまるかという気にさせられてムキになってしまうなだろうな。 雷の音なんかも気にならなくなるんだろうし。 また、この本のページを開いて山荘を訪れたい。

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2013/02/12

作者の小説なりエッセイなどによく出てくる山荘およびそこに集う仲間たちによる内輪遊びの数々。作者の父親と思われる人や叔父さんなどその他の人、山荘の物などこれまでにも色々語られてきたものが多い。 肝心の遊びはケイバや軍人将棋など面白そうなものが多い。また、語り手(クロコさん)の視点で...

作者の小説なりエッセイなどによく出てくる山荘およびそこに集う仲間たちによる内輪遊びの数々。作者の父親と思われる人や叔父さんなどその他の人、山荘の物などこれまでにも色々語られてきたものが多い。 肝心の遊びはケイバや軍人将棋など面白そうなものが多い。また、語り手(クロコさん)の視点での解説が加わり単なる内輪ネタではなくすることに成功している。 p260に海上君の海上部屋が出てきます。 あとはコンポのhelloの文字を「おごったね!」っていうところだけど、これだけだと少し説明足らずな気がした。電子文学列伝を読むとわかる。

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2013/02/05

山の奥にある一つの別荘で繰り広げられる、他愛のないやりとりを記した一冊。 「身内ノリ」という言葉が実によく当てはまる。ほとんど同じメンバーが毎年遊びに来て、暇つぶしのゲームもオリジナルなものばかり。ゲームにおいても生活においても、自然と淘汰されるルールの上でやりとりされる様を見て...

山の奥にある一つの別荘で繰り広げられる、他愛のないやりとりを記した一冊。 「身内ノリ」という言葉が実によく当てはまる。ほとんど同じメンバーが毎年遊びに来て、暇つぶしのゲームもオリジナルなものばかり。ゲームにおいても生活においても、自然と淘汰されるルールの上でやりとりされる様を見ているうちに、自分もその身内になっている。 主人公は毎年遊びに行くうちに、去年と違うところをそれぞれ発見している。それは毎年遊びに行っていないと気付かないことであるし、それを発見し、読者と共有しているのが、小さな伏線(というほどのものでもないが)を回収しているようで気持ちいい。こうやって括弧なんかつけて、文章を構成するのも、きっとこの本の身内になっているからに違いない。

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2013/01/10

前に読んだけど、手元に置いておきたかったので、文庫で買いました。 いいなあ、こういう場所。 いや、この山荘は、果てしなく限りなく「虫」が出てくるので、虫嫌いな 私には絶対に無理なんですけど、それを抜かせば(あ、あと布団が 湿っぽいのも…)とてもうらやましい場所。 特に、ただ若者...

前に読んだけど、手元に置いておきたかったので、文庫で買いました。 いいなあ、こういう場所。 いや、この山荘は、果てしなく限りなく「虫」が出てくるので、虫嫌いな 私には絶対に無理なんですけど、それを抜かせば(あ、あと布団が 湿っぽいのも…)とてもうらやましい場所。 特に、ただ若者(といっていいかどうかわからないくらいの年齢だけど)が ワイワイ集まってるんじゃなく、そのうちの一人の父親とかも一緒に いたり、だけど変にかしこまってるわけじゃなかったり。 そういう付き合いができる人が周りにいないので、 とてもうらやましかったです。 そして何より、夜な夜な繰り広げられるゲーム。 ケイバもいいし(コモローの実況込みで)、顔もやりたいし、 それはなんでしょうも楽しそう(これは実際、ツイッターで 参加しましたけど)。 でも今回再読してみて、一番やりたいと思ったのは「軍人将棋」。 長期戦になりそうなゲームなので、一緒にやってくれる人がかなり 限られるものですが、私が考える限り、このゲームにつきあって くれそうな人は、私の父だけ。 改めて、私の性格は父似なのだなあと、再認識した次第です。

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