東京「スリバチ」地形散歩 の商品レビュー
カラーの地形図が秀逸で、東京の高低差が一目でわかります。スバラシイ!(地図を見ているだけてワクワクしている私は坂道好きです。)
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2018年7月5日読了。兄から勧められた本。東京に点在する大地の起伏に囲まれた「スリバチ地形」に着目、その成り立ち・現在の姿・周辺の見所などを味わう本。自分が自転車やジョギングで東京を移動することが多いこともあり、「確かにこの坂道の繰り返しは気になっていた」「いつも通るこの道の脇...
2018年7月5日読了。兄から勧められた本。東京に点在する大地の起伏に囲まれた「スリバチ地形」に着目、その成り立ち・現在の姿・周辺の見所などを味わう本。自分が自転車やジョギングで東京を移動することが多いこともあり、「確かにこの坂道の繰り返しは気になっていた」「いつも通るこの道の脇に、こんな崖が潜んでいたのか!」など驚きの連続で非常に楽しく読んだ。台地が波に削られ枝状に尾根ができる中で、尾根に囲まれるようにできたスリバチ地形に水が溜まって谷戸地形となり、そこが水場となって周辺に低層住宅地が現れ…など地形の変遷・地名に残る名残や現在の姿などに思いを馳せると楽しくてしょうがない。建物は地形を強調する方向に建設される・高い台地には高層建築がそびえ立ち、低い窪地には低層建築が密集する、という説は非常に面白い。
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東京地形の紹介もさることながら、高低差のある街の「見方」の基本を丁寧に教えてくれる都市景観観察の指南書。地名、交差点名、学校名、地形のヒントは至る所に隠されている
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麻布のスリバチの底で育ったので、坂を見ると降りたり登ったりしたくなる。 六本木、麻布・白金、渋谷、碑文谷、田園調布、世田谷、日比谷、日本橋あたりは、フムフムと読む。 自分の不得手とする雑司が谷、四谷、本郷をこの本を持って散歩して制覇したい♡ やはりこの本は散に持参するため購入しな...
麻布のスリバチの底で育ったので、坂を見ると降りたり登ったりしたくなる。 六本木、麻布・白金、渋谷、碑文谷、田園調布、世田谷、日比谷、日本橋あたりは、フムフムと読む。 自分の不得手とする雑司が谷、四谷、本郷をこの本を持って散歩して制覇したい♡ やはりこの本は散に持参するため購入しないとなー。
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ブラタモリですっかり有名になった階段や段差にみられるスリバチ地形。本書はその成り立ちから特徴。そして東京に存在するスリバチの場所を詳細に伝える、いわばスリバチの入門書といえる書籍である。特に目を引いたのは、乃木坂や麻布などの一角にいまだ下町風情が残っていること。スリバチの第一法則...
ブラタモリですっかり有名になった階段や段差にみられるスリバチ地形。本書はその成り立ちから特徴。そして東京に存在するスリバチの場所を詳細に伝える、いわばスリバチの入門書といえる書籍である。特に目を引いたのは、乃木坂や麻布などの一角にいまだ下町風情が残っていること。スリバチの第一法則を確認しながらの街歩きも楽しそう。
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東京の地形本の中でもかなりマニアックな部類の本。東京近辺の「スリバチ」形状の地形(古い言い方で「谷戸」「谷津」と呼ばれる地形)を、著者の独断と偏見で1級スリバチ・2級スリバチ・3級スリバチとランキング付けして詳しく解説している。ブラタモリで取り上げられた場所も散見されて興味深いも...
東京の地形本の中でもかなりマニアックな部類の本。東京近辺の「スリバチ」形状の地形(古い言い方で「谷戸」「谷津」と呼ばれる地形)を、著者の独断と偏見で1級スリバチ・2級スリバチ・3級スリバチとランキング付けして詳しく解説している。ブラタモリで取り上げられた場所も散見されて興味深いものの、記述が詳細すぎてちょっと読み切れないし、確認のために一箇所ずつ現地に足を運ぶ気力も湧いてこない(^-^; 購入することなく図書館で借りるだけにしておいて良かった。 【川崎市立川崎図書館 454.9】
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東京の「谷」に注目した散歩本。 100年前の建物を探すのも難しいといわれる東京にあっても、500年前の地形は本質的には変わっていない。スリバチ部分には高層の建物が少ないため眺望がいい。新宿御苑、小石川植物園、椿山荘、八芳園、根津美術館、麻布十番商店街、戸越銀座商店街、キャットスト...
東京の「谷」に注目した散歩本。 100年前の建物を探すのも難しいといわれる東京にあっても、500年前の地形は本質的には変わっていない。スリバチ部分には高層の建物が少ないため眺望がいい。新宿御苑、小石川植物園、椿山荘、八芳園、根津美術館、麻布十番商店街、戸越銀座商店街、キャットストリートといったスポットもスリバチの代表格である。
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渋谷・四谷・大久保・雑司が谷などなど、東京に数多く存在する「スリバチ」(凹凸)地形を堪能するためのガイドブック。軽めの本と思いきや 、ディープにスリバチの法則や等級などを論じていて、著者のスリバチ愛をひしひしと感じる。 建物は頻繁に変わっても、地形はそんなに変わらないわけで、そん...
渋谷・四谷・大久保・雑司が谷などなど、東京に数多く存在する「スリバチ」(凹凸)地形を堪能するためのガイドブック。軽めの本と思いきや 、ディープにスリバチの法則や等級などを論じていて、著者のスリバチ愛をひしひしと感じる。 建物は頻繁に変わっても、地形はそんなに変わらないわけで、そんな変わらないスリバチ地形を通じた、「原東京」考察の書とも言える。みなさんもこの本をきっかけにして、近所のスリバチ地形を散歩してみては? (走る書店員)
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東京の高低差は自分の脚で走るとわかる。なんと起伏に富んだ街なんだと。知る限りでは五反田や白金、恵比寿近辺の高低差はかなりのものだ。本書の地図に合わせて見ると改めて確認できる。 そして人の手によって造成された場所が多いこと。しかも江戸初期に工事が行われていたという事実。とにかく土木...
東京の高低差は自分の脚で走るとわかる。なんと起伏に富んだ街なんだと。知る限りでは五反田や白金、恵比寿近辺の高低差はかなりのものだ。本書の地図に合わせて見ると改めて確認できる。 そして人の手によって造成された場所が多いこと。しかも江戸初期に工事が行われていたという事実。とにかく土木がすごい。そして江戸の都市計画の範疇からあまり変わっていないことを知るにつけ驚くばかりである。暗渠も魅力的だ。東京の地形を知るだけで一生が終わりそうな気がしてしまう。
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東京の、あの坂、あの川、あの窪地、 なるほど、あれがスリバチ地形! (別名:谷戸) 地形からくる湧水ポイントや、 人の営みがどこに発展するのか、 知る人ぞ知る地名の理由など、 歴史的な背景についても描かれていて、 地図のページに戻って見直しては 「へえ〜、へえ〜!なるほどね〜!...
東京の、あの坂、あの川、あの窪地、 なるほど、あれがスリバチ地形! (別名:谷戸) 地形からくる湧水ポイントや、 人の営みがどこに発展するのか、 知る人ぞ知る地名の理由など、 歴史的な背景についても描かれていて、 地図のページに戻って見直しては 「へえ〜、へえ〜!なるほどね〜!」を連発。 目がランランとしてしまい、 夜、眠れなくて困りました(笑) ときどき差し込まれている コラムもミョ〜に面白い…。 著者の皆川さんを筆頭に、 暗渠や、川筋をたどる研究家の方も いらっしゃり、世の中には どこまでいっても「深掘り」の方達が いるんだなあと感心しきり。 面白かった!続編を切望します♪ ※ちなみに、この本を読んで書かれた 皆さんのレビューがまた素晴らしく、 とても勉強になりました♪ 地形マニアはつながりますね〜!
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