いるのいないの の商品レビュー

京極夏彦【作】,町田尚子【絵】,東雅夫【編】

2024/02/03

結構普通にホラーだった絵本

最後のいるからね

は子供怖すぎるでしょ!
容赦ないな!!笑

小学校の図書室で一時期話題になってた

2024/03/16

小説家であり、妖怪研究家でもある京極夏彦さんと町田尚子さんの美しいイラストで描かれる恐怖の絵本･･･。京極さんは「恐怖」を呼び起こす根源とは「得体の知れない事」だと云われています。人は自分の中で認知し得ない物を恐怖と感じます。そして〝それ〟を多く感じる環境は「暗闇」です。何故なら暗闇は人が認知するための最大の手段「視覚」を奪うからです。その恐怖の〝根っこ〟を突いたと言える作品。

幼い頃、寝る時に照明を落とした後、部屋の隅の暗がりを見てしまうと〝そこ〟に何者かが居るようで、その後もう目を瞑れなくなったりしていた･･･。その時の事を心の奥底で思い出した。子供の頃は旺盛な想像力をフル稼働して、暗闇の中に「何か居るのでは？」といつもビクビクしていた･･･。その幼い頃の恐怖感を思い起こさせる名作。町田尚子さんの温度が低く美しすぎるイラストが、恐怖を増幅させる。画面における文章テキストと、その配置に至るまでレイアウトされた素晴らしい怪談絵本。

2023/11/20

怪談といえど、子ども向け絵本だから怖くないでしょ、と先入観ありで読んだ。背筋が凍る、とはこのことか、と言うほど怖かった。

2023/11/02

おばあさんの家、猫が多すぎる。
おばあさんの家は上を向いてはいけないお化け屋敷みたいだなと思った。おばあさん怖い。子供向けではないかな？

2023/10/03

おばあさんの家に暮らすことになった僕。古い家の高ーい梁の所に白い顔の少年が。おばあさんに言っても、そうかそうかって感じ。顔はいつの間にか不気味な男の顔になっていて、じいっと見ている。ああ怖い。

2023/07/13

こわい。だけど、こういう怖さ、たしかにあったし、今もあるんじゃないだろうか。この絵本みたいなことがあったら本当におそろしいけど、何度も、何度も、こんな思いをして生きて来た気がする。きっと多くの人が知ってるはずの、「古い家がこわい」を改めて感じられる本でした。こういう体験が人間には必要なのかもしれない。

2023/07/10

別冊太陽『こわい絵本』選書　　

「おばあさんの住む古い家でしばらく暮らすことになった。家の暗がりが気になって気になってしかたない。-京極夏彦と町田尚子が腹の底から「こわい」をひきずりだす。」

とくになにがあるわけではないんだけど古い家って怖いよねという話。絵がトラウマ級に少年の顔がこわいので、一応大人向き。

2023/06/02

おばあさんの家ってどうしてこんなにこわいのだろう。

天井がとても高いからなのか。
はりという太い木がわたっているからなのか。
気になって何度もぼくは見上げる。
はりよりずっと上に小さなまどがある。
はりのくらがりを見ていたら
おとこのこの顔があった。
じっと下を見ていた。
おばあちゃん　いるよ。
みたのかい。じゃあ　いるんだね。
おばあちゃんは、見ないから　いるかいないかわからないという。
見たら　こわい
見なければ　いい

見たくないけど見たくなる気持ちは、わかる。
子どもの頃は、やっぱりおばあちゃんの家はこうだった。
だれかが見てるようで
見なければいいのに　見てしまう。

絵もこわい。
上にいる　だれかの顔　こわい。

2023/02/12

この絵本もテレビで紹介されてて、そこでも「結局いるの？いないの？」みたいな話になってて、気になったので図書館で借りてみました。感想を書くと、結末がわかっちゃうので、気になった方はぜひ読んでみてください。

2023/01/26

怖い、怖すぎる
ラストのおじさんが怖いのは勿論ですけど「見なければいないのと一緒さ」と言い切るおばあちゃんも怖いよ〜もっと孫を安心させてくれよ
あと異様に大量の猫が住んでるのも不気味だった