いるのいないの の商品レビュー

京極夏彦【作】,町田尚子【絵】,東雅夫【編】

2024/09/15

はじめて読んだのが大人になってからでよかった、と心から安堵した絵本。
再読する勇気はないけど、作品の考察や対談までとっても面白いのでぜひおすすめ。
ただし、子どもの本と舐めてかかると痛い目に遭うかも。

あ〜、こわかった…！
例のあの人のシーンもそうだけど、男の子のアップも想像以上に肝が冷える。

2024/07/30

小さい頃読んでトラウマになった人も多いのではないでしょうか。大人になった今見てもトラウマものです。結局最後のあの人はなんだったのか明かされず終わるこのモヤモヤ感と夜寝る前に思い出してしまって寝れなくなる。おばあちゃん何か隠してる…？

2024/07/09

怪談絵本シリーズでも群を抜いて怖い作品。
シンプルにわかりやすく丁寧に恐怖を煽る、ちゃんとした怪談。
京極さんやり過ぎたんちゃう？
町田尚子さんの絵も良い。
是非子供に読んで震え上がらせたい一冊。
子供の頃に出会わなくて良かった。

2024/06/21

こういう怖さ、
少し大きくならないとわからないですよね。
小学校高学年くらいなら、この怖さを感じることができると思います。最後のページまでは、お化けとか幽霊が出てくるわけではない。古い家のなんとなく暗い感じ、何かいそうな感じ、そういうのがひっそりと怖い…この絵本はそこをうまく表現されていると思います。
　小学校低学年くらいの子は、全然怖くなかったよー！って言ってくる子が多いだろうなぁ。「想像」ができると怖くなるんだけどなぁ。笑

2024/06/05

京極夏彦さんの怪談えほんシリーズ。

男の子が、おばあさんの古い家でしばらく暮らすことになったのだが、天井の暗がりにだれかがいるような気がして…というお話。町田尚子さんの絵がいい具合に恐怖を感じさせる。

この絵本を読むのは何度目だろう。忘れた頃に娘が読みたいと言う。思いきり怖がりながら楽しむ娘の姿はもう見られないけど、こういうのが好きなのは変わらないよね。

4歳の息子が「これ読んで～」と持ってきたので、読み聞かせたが、終わるとそそくさと棚に戻しに。あぁ、そうだ、そういう子だった。本気で怖いとき、決して「怖い」とは言わないんだったね。子どもには、こういうシンプルなのが一番怖いのかもしれないなぁ。

2024/05/13

胎教に借りる。

絵本を読みまくってる。
絵本、結構怖い話が多いのね。
…と、思ってたんだけど、私がそう言うのを手に取りがちなのかもしれない…。

2024/02/03

結構普通にホラーだった絵本

最後のいるからね

は子供怖すぎるでしょ!
容赦ないな!!笑

小学校の図書室で一時期話題になってた

2024/03/16

小説家であり、妖怪研究家でもある京極夏彦さんと町田尚子さんの美しいイラストで描かれる恐怖の絵本･･･。京極さんは「恐怖」を呼び起こす根源とは「得体の知れない事」だと云われています。人は自分の中で認知し得ない物を恐怖と感じます。そして〝それ〟を多く感じる環境は「暗闇」です。何故なら暗闇は人が認知するための最大の手段「視覚」を奪うからです。その恐怖の〝根っこ〟を突いたと言える作品。

幼い頃、寝る時に照明を落とした後、部屋の隅の暗がりを見てしまうと〝そこ〟に何者かが居るようで、その後もう目を瞑れなくなったりしていた･･･。その時の事を心の奥底で思い出した。子供の頃は旺盛な想像力をフル稼働して、暗闇の中に「何か居るのでは？」といつもビクビクしていた･･･。その幼い頃の恐怖感を思い起こさせる名作。町田尚子さんの温度が低く美しすぎるイラストが、恐怖を増幅させる。画面における文章テキストと、その配置に至るまでレイアウトされた素晴らしい怪談絵本。

2023/11/20

怪談といえど、子ども向け絵本だから怖くないでしょ、と先入観ありで読んだ。背筋が凍る、とはこのことか、と言うほど怖かった。

2023/11/02

おばあさんの家、猫が多すぎる。
おばあさんの家は上を向いてはいけないお化け屋敷みたいだなと思った。おばあさん怖い。子供向けではないかな？