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痕跡本のすすめ の商品レビュー

3.6

37件のお客様レビュー

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2012/03/10

古本に残る“痕跡”をピックアップした本。確かに本の内容はさておき、痕跡が強烈に語りかけてきました… 痕跡本ファンが増えそうな本です。

Posted byブクログ

2012/03/08

赤線、書き込み、切り抜きなどのマイナス要素も「なぜそうなったか?」と想像を膨らませれば、そこには前の持ち主の物語が見えてくる…古書・五っ葉文庫店主の妄想が爆裂する、新しい発想の古本読書術。

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2012/03/08

私が「痕跡本」と出会ったのは, B!B!S!でのイベントでの五つ葉さんとの出会いでした。 興味本位で参加し,あのおしゃべりと想像力のたくましさに 圧倒しまくられ,終わった1年目。 翌年も参加し,結局,素敵な?「痕跡本」は見つけられず, 再び,五つ葉さんのおしゃべりと想像力に感心し...

私が「痕跡本」と出会ったのは, B!B!S!でのイベントでの五つ葉さんとの出会いでした。 興味本位で参加し,あのおしゃべりと想像力のたくましさに 圧倒しまくられ,終わった1年目。 翌年も参加し,結局,素敵な?「痕跡本」は見つけられず, 再び,五つ葉さんのおしゃべりと想像力に感心し, 終わるのであった。 本の内容も楽しいけど,やはり,あの語りがあったら, もっと楽しいかな♪

Posted byブクログ

2012/03/06

愛知県は犬山市の古本屋さんが紹介する、前の持ち主の”痕跡”が残された古本を紹介する本。 ホラーマンガの表紙が何十回も針で刺されていて穴だらけだったり、ページの一部が切り取られていたり、意味深なラクガキが残されている本なんかが紹介されています。 うわぁ~、古本の世界ってこんなのもあ...

愛知県は犬山市の古本屋さんが紹介する、前の持ち主の”痕跡”が残された古本を紹介する本。 ホラーマンガの表紙が何十回も針で刺されていて穴だらけだったり、ページの一部が切り取られていたり、意味深なラクガキが残されている本なんかが紹介されています。 うわぁ~、古本の世界ってこんなのもあるんだ、と思わせてくれる、ちょっと変わった視点の本でした。

Posted byブクログ

2012/03/05

古書新参者の私は「ビブリオ古書堂」からの流れで、この本を手に取りました。 物語のひとつでも書けてしまえそうな痕跡の数々… たまーに図書館の本にも痕跡を残す人もいますね。 ライン引くやつは頭にくるけど、感想なんか書いてあって、それが随分前のものだと、同じ本を時を経て共有したことの喜...

古書新参者の私は「ビブリオ古書堂」からの流れで、この本を手に取りました。 物語のひとつでも書けてしまえそうな痕跡の数々… たまーに図書館の本にも痕跡を残す人もいますね。 ライン引くやつは頭にくるけど、感想なんか書いてあって、それが随分前のものだと、同じ本を時を経て共有したことの喜びを感じてしまったりもします。 古書の痕跡は、どんな流れでここまでたどり着いたのか、その経過を想像させる面白いアイテムですね。 売り物としての価値は下がるかもしれませんが、別の楽しみかたがあります。 学校図書館にはおきずらいヒトネタがあったので☆4つですが、個人的には☆5つ!

Posted byブクログ

2012/02/06

古本に残された書き込みなどから、ひとの人生の断片をのぞき見して妄想する楽しさを共有しようという本。僕自身は本を汚せないタチなので少しずるいことをしているような背徳感とともに楽しんでしまった。ジャケットを外した装幀がまた昭和のにおいが濃くて懐かしく切ない気持ちになる。著者の写真を見...

古本に残された書き込みなどから、ひとの人生の断片をのぞき見して妄想する楽しさを共有しようという本。僕自身は本を汚せないタチなので少しずるいことをしているような背徳感とともに楽しんでしまった。ジャケットを外した装幀がまた昭和のにおいが濃くて懐かしく切ない気持ちになる。著者の写真を見て、あ、高遠ブックフェスティバルで「読んでない本大賞」の司会をしてた人だ!と気がついて購入した。

Posted byブクログ

2012/01/25

 痕跡本とは、前の持ち主がその本とかかわった“しるし”が残された古本のこと。書き込みでも、やぶれでも、傷でも貼り込みでも、なんでもいいのです。ただ、前の持ち主と本との関係性がわかるものであれば。  著者は、いわば“痕跡本フリークス”。本の内容よりもそこに残された痕跡に惹かれ、日夜...

 痕跡本とは、前の持ち主がその本とかかわった“しるし”が残された古本のこと。書き込みでも、やぶれでも、傷でも貼り込みでも、なんでもいいのです。ただ、前の持ち主と本との関係性がわかるものであれば。  著者は、いわば“痕跡本フリークス”。本の内容よりもそこに残された痕跡に惹かれ、日夜古本屋を俳諧する、痕跡本に人生を捧げた男、古沢和宏。愛知県で「古書五っ葉文庫」という一風変わった古本屋を営む氏が、自身の「痕跡本コレクション」を、写真と文章で解説しています。  たとえば、無数の針の跡が残された日野日出志の『まだらの卵』。意味深な短歌が書かれたカメラの保証書が挟み込まれた『ギリシア神話』。詩人の創作力に刺激されるままに、自作の詩が所狭しと書き込まれた『西脇順三郎詩と詩論』・・・・・・。著者は、残された痕跡を手がかりに、前の持ち主がどんな状況で、どんな気持ちで本と関わっていたのかを推理していきます。もちろん、どの本の読み解きにも、正解なんてありません。だからこそ、そこには無限の物語が存在しているのです。  当のこの本も、家でじっくり読み込むもよし、通勤・通学中にくすりと笑うもよし。本の愛し方は、人の数だけあるのですから

Posted byブクログ