任侠学園 の商品レビュー

今野敏【著】

2013/08/03

主人公がヤクザなのに、基本的に暴力的なところが少なくて、読んでいて気持ちいい。基本的には前作と大まかな流れは変わらない「大いなるマネネリ」ではあるものの、読了感は痛快そのもの。親分の顔の広さと、懐の深さが本シリーズを成り立たせていると言っても過言ではないと思うが、それにしてもヤクザものなのにあまり悪人が出てこないのがいい。
この著者は隠蔽捜査シリーズでもそうだったが、生徒の親は難癖をつけるというステレオタイプが好きなのか？という感を若干もってしまった。それにしても次回作も楽しみ。

2013/03/02

単行本で買って読んではいたんだが、作者に投資というか応援というか・・・何冊でも買ってあげたい気にさせられる。

2012/12/31

ヤクザが学校を経営？何ともこの奇想天外な設定が妙に説得力を持ってくるのは、今野敏の筆力か。長幼の礼、節度ある態度、発した言葉への責任、自分の行動に命をかける、等々、今の社会に失われた規律が、ヤクザの世界（決して暴力団ではなく）には、まだ残っているのかとも思える。「今の世の中、誰もが善悪の基準を見失っているのだ」にも、素直に納得できる。

2012/12/02

読みやすいし、安心して読めるのが今野さん。何年も愛され続けている舞台、というような印象を受けた。王道的小説でスッキリしたい人におすすめ。

2012/10/08

教育問題に関しては「よくTVで騒がれてるようなニュースをそのまま引っ張ってきました」感が否めない。それだけに生徒がどこか漫画のキャラのようであり、作品全体としてラノベのような印象を受けた。その分読みやすいけど。

2012/05/12

またしても痛快‼

鋭い人間観察力で適材適所を見極める

学校再建のみならず
人間再建⁉までやってのけるとは…

やられました‼

2012/04/07

前作「とせい」に引き続きよかった。
ご都合主義はあるけれど、キャラクターの良さとめでたしめでたしで終わる作品で読後感が良い

2012/03/11

任侠シリーズ第2弾。
今回は私立高校の経営再建に乗り出す阿岐本組。
2作目とあって少しコミカルさが加わってますが「任侠」という筋がはっきりと出来た感じ。
昨今の教育への風刺も加わって小説としての幅がグンと広がってます。

2012/02/17

"とせい"の続編。
出版社の次は経営難の私立高校の建て直し。

ヤクザが教育なんてと思うが、確かに躾などはヤクザの方がよっぽど厳しい。日村大変だなーと思いつつ、親父の顔の広いこと。
引き際が肝心なのだと学んだ笑
あと、今時のモンスターペアレントはあんなことを言うのか！と。弁護士とモンスターペアレントと理事長との行読んでてすっきり!!

2012/01/31

おなじみ阿岐本組が、今度は高校の建て直しに取り組む。

おもしろい！、そしてカッコイイ！

組長、もとい理事長もステキだ。

読後の爽快感が、とても心地よいです。