任侠学園 の商品レビュー
シリーズ第二弾。 前作の書房再建に続き、本作は私立学園の学校法人の再建をすることに。 今日日では珍しい荒れた学校の描写が懐かしい。 落書きだらけの校舎に割れた窓ガラス、荒れ放題のグラウンド。 昭和に見たそれだ。 しかし、在校生はというと、なんとも現代的。 反抗的でもなけれ...
シリーズ第二弾。 前作の書房再建に続き、本作は私立学園の学校法人の再建をすることに。 今日日では珍しい荒れた学校の描写が懐かしい。 落書きだらけの校舎に割れた窓ガラス、荒れ放題のグラウンド。 昭和に見たそれだ。 しかし、在校生はというと、なんとも現代的。 反抗的でもなければ、押しても引いても反応がなく不気味な存在。 本作で絵が描かれる、権利と恥の文化を読むと大いに頷ける。 実に生きづらく悲しい昨今だが、そこで働く教師達の無気力感が何とも痛ましい。 ただ、そこは人情もの。 最後はほろっと胸をすく。 全国のお子さんを抱えるおっちゃん、おばちゃんは本作をどう感じるのだろうか。
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「生徒は舎弟も同じだ!」おなじみ阿岐本組の面々が潰れかかった私立高校の理事に! 代貸・日村は、またもやオヤジに振り回されて、胃が痛い毎日!?
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任侠シリーズ第2弾。 いやぁ、面白かった。 次から次へと展開されるストーリーのテンポがいいんだなぁ。 本を閉じさせてくれない。 一気読み必須ですわ。 すでに入手してある「任侠病院」も楽しみです。
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任侠シリーズ第2弾。総勢六人所帯の阿岐本組が今回請け負うのは経営難に陥った私立高校の再建。ヤクザと学校という本来一番あってはならない取り合わせの中、阿岐本組の面々が先生や生徒相手に奮闘するさまがとても面白かった。すっきりと一気読み。
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他にも書いたがこのシリーズ読みやすいです!ヤクザの皆さんが街の人やみんなの為に頑張っちゃう。だけども見た目やヤクザということからなかなか信用が得られなかったり。でも大体ハッピーな終わりなので好きです!
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2024年12冊目読了。 任侠書房、任侠病院と続けて任侠学園。 本来なら書房に引き続き学園だったけど、順番がイレコになった。 阿岐本氏はまず身の回りからキレイにする考えなんだな、と。先に病院読んだからそう思うのかもしれないけど、確かに乱雑した中にいると人の心は遊んでいくものな...
2024年12冊目読了。 任侠書房、任侠病院と続けて任侠学園。 本来なら書房に引き続き学園だったけど、順番がイレコになった。 阿岐本氏はまず身の回りからキレイにする考えなんだな、と。先に病院読んだからそう思うのかもしれないけど、確かに乱雑した中にいると人の心は遊んでいくものなのかもしれない。掃除したあとの気持ちよさというかスッキリした感じは身も心もキレイにしているのかもしれない。 バックに力を持ったものがいるとまるでそれを自分が手にしたように振る舞う人がいる。そんなのは特定の世界だけじゃなくて、日常にもいる。 自分の手柄ではないことをまるで自分の手柄のようにマウント取ってくる人。この中の美咲ちゃんはこの先、自分の魅力だけで勝負していけるようになるのだろうか。 勉強ができるだけでなく、ぜひ賢くなってほしいと思った。
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任侠シリーズ、初挑戦。 これが1番(っ ॑꒳ ॑c)ワクワクしたタイトルだったので。 黒谷くん、そのまま成長して欲しい。モテそう。 他、おすすめの任侠シリーズありますか?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
感想 いつも通り潰れかけの学校を建て直し、颯爽と去っていく。ヤクザが学校!?と思ったがこれがなかなか面白い。 組長の顔の広さも手伝っていつも揉め事もない。水戸黄門的な展開だけど面白いんだなぁ。 あらすじ 阿岐本組は一本独鈷の小さな組だ。組長の阿岐本は顔が広く、文化的な事業に弱い。兄弟分の永神がもってきた学校法人、井の頭学院高校の建て直しを図る。 その高校は窓ガラスが割れ、落書きが多い高校で、生徒は無気力。代貸の日村は高校を建て直すべく、花壇の整備、窓ガラス割りの犯人を捕まえるなどに取り組み、生徒や先生の態度が徐々に変わってくる。 やがて学校に多額の寄付をしている人物がヤクザのフロント企業と分かり、窮地に立たされるが。
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任侠シリーズ、安定の面白さ。勧善懲悪の流れは同じなので、不安なく悩まずに読める。でも、出たら(文庫版を待って)買う、そして読む。そして、「似た流れだな」と思いながら、次を待つ…。代貸、かっこいいな♪。
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阿岐本組がいちばん真っ当ですね。 筋を通す、人を敬う、悪いことを注意する… 高校生たちもユニークで、くっきりと描かれており、あっという間に読んでしまいました。
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