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日産 驚異の会議 の商品レビュー

3.5

62件のお客様レビュー

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2012/06/03

会議の手法というよりは、クロスファンクションナルな意思決定のプロセス(V-up)の考え方を学べる。従って、会議の手法に興味を持った読者は肩透かしとなるかも。 日産のクロスファンクショナルな意思決定プロセスは様々なビジネス書で紹介されているし、本著では殊更新しいところが紹介されてい...

会議の手法というよりは、クロスファンクションナルな意思決定のプロセス(V-up)の考え方を学べる。従って、会議の手法に興味を持った読者は肩透かしとなるかも。 日産のクロスファンクショナルな意思決定プロセスは様々なビジネス書で紹介されているし、本著では殊更新しいところが紹介されているわけではないと思った。 違う部署が参加する会議による意思決定の仕組み、これはダイバーシティを前提とするグローバル企業に必須となる企業文化を導くツールそのものだと思った。 「会議」というと情報共有的な定例会があるが、日産の場合には、問題解決を前提とするもの。その発射台から違う。 以下引用~ ・会議の日程を分けて三段階を踏むものとなる。その三段階とは、「現状把握」、「根本要因の特定」、「改善策の策定」である。 ・①意思決定が適切であったかという「意思決定の質」、②競合他社よりも迅速な意思決定がなされたかという「意思決定のスピード」、③主要な意思決定に要した時間や手数や費用はどうだったかという「意思決定への労力」。この評価とその会社の財務業績の関係性が高い。 「組織再編では、組織構造よりも意思決定に大きな重点を置く必要がある」。いくら有能な人材を揃えて、組織の再編成をしたところで、効果的な意思決定プロセスが確率していなけえば、業績に結び付くとは限らない。 「日産の会議」は課題解決をするための意思決定を行うためのツールである。意思決定の質を高め、意思決定のスピードを上げ、意思決定の労力を減らす。

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2012/06/03

会議でしばしば「どう話し合うか」が話し合われていることを考えると、手順を社内/組織内で標準化することは有用だとつくづく思う。多数の拠点をもっているならなおさら。 ・意思決定者は会議に出席しない。 ・会議はクロスファンクショナルで固定化しない。 ・議事録は作らない。標準化された過程...

会議でしばしば「どう話し合うか」が話し合われていることを考えると、手順を社内/組織内で標準化することは有用だとつくづく思う。多数の拠点をもっているならなおさら。 ・意思決定者は会議に出席しない。 ・会議はクロスファンクショナルで固定化しない。 ・議事録は作らない。標準化された過程を写真撮影して共有しておしまい。発言者名もあえて記載しない。

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2012/05/27

会議の方法論としても参考になりますが、むしろ、日産が「文化」から変わったんだということがよくわかりました。

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2012/05/20

タイトルからすると会議に関するノウハウ本のようですが、日産が会議をツールとして改革を成し遂げたとするドキュメンタリーみたいな本です。読み物としては、面白いです。 しかし、肝心の会議のノウハウは、内容の一部に過ぎず、実例を通しての紹介になるため、あまり簡潔にまとまっているとは言い難...

タイトルからすると会議に関するノウハウ本のようですが、日産が会議をツールとして改革を成し遂げたとするドキュメンタリーみたいな本です。読み物としては、面白いです。 しかし、肝心の会議のノウハウは、内容の一部に過ぎず、実例を通しての紹介になるため、あまり簡潔にまとまっているとは言い難く、いわゆるハウツー本とは、違うものになっています。

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2012/05/15

決断の本質でも紹介されているような、技法を使った会議運営・意思決定方法の紹介。(TOP Point)

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2012/04/16

日産の復活と言えば、クロスファンクショナルチームしか知らなかったが、その思想も取り入れたこの会議(V-up)こそが現場力の底上げに繋がっていることを初めて知った。  トヨタのJITが生産部門だとするなら、V-upは間接部門のブレイクスルーのような気がする。  他の会社でも導入で...

日産の復活と言えば、クロスファンクショナルチームしか知らなかったが、その思想も取り入れたこの会議(V-up)こそが現場力の底上げに繋がっていることを初めて知った。  トヨタのJITが生産部門だとするなら、V-upは間接部門のブレイクスルーのような気がする。  他の会社でも導入できるよう、方策が書かれてはいるのだが、導入は出来たとしても効果を得るのはなかなか難しいだろう。重要なのは手法より意識改革。ここらへんもJITに通じるものがある。  日産、恐るべし。

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2012/04/02

・日産の会議のグラウンドルール。①予定外の議題を持ち出さない。②ポジションパワーを使わない、③積極的に「聴く」「話す」「書く」「行動する」、④時間厳守、⑤「いかに~するか」など建設的な表現を活用、⑥携帯電話はマナーモードに、⑦安全なシェルター ・販売店という場は、商品を作る側と商...

・日産の会議のグラウンドルール。①予定外の議題を持ち出さない。②ポジションパワーを使わない、③積極的に「聴く」「話す」「書く」「行動する」、④時間厳守、⑤「いかに~するか」など建設的な表現を活用、⑥携帯電話はマナーモードに、⑦安全なシェルター ・販売店という場は、商品を作る側と商品を買う側の接点であるとともに、消費者にとって購入を決めるかやめるかの分岐点でもある。(中略)だが、これら以上に多いのは「迷っている客」だろう。そうした迷っている客の心に大きな変化を与えることができるのが、店頭での顧客対応だ。「迷っている客」に働きかけることによって、「よし、この製品に決めた」と背中をポンと押すこともできる。逆に店に入る前の期待を裏切るような対応をすれば、そいれは胸をドンと突くような拒絶のサインにも捉えられてしまう。

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2012/04/01

なかなか面白く読んだ。 会議の進め方や議事録を作らずに記録を残す、意見の出させ方や整理の方法など、すぐ使って見たくなるネタが多く書かれている。 ちょっと宣伝くさい部分が多いが、それはそれとして役には立つと思う。

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2012/03/26

■会議 1.意思決定者は、その発言の影響が大きく自由闊達な議論を妨げかねないなどの理由から、会議の本体には出席しない。 2.会議でまとめられた方策案の採否を最終的に決定する役割、司会進行をしながら参加者の意見を引き出す役割など、会議のメンバーに全員の役割を与える。 3.日産の会議...

■会議 1.意思決定者は、その発言の影響が大きく自由闊達な議論を妨げかねないなどの理由から、会議の本体には出席しない。 2.会議でまとめられた方策案の採否を最終的に決定する役割、司会進行をしながら参加者の意見を引き出す役割など、会議のメンバーに全員の役割を与える。 3.日産の会議では、模造紙など、思考を視覚化したツールをデジタルカメラに収める。そのため、議事録を作らない。 4.活発な討議を促すため、会議で出たアイデアや提案が誰から発せられたものか、わからないようにしている。

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2012/03/26

この本で、著者のいう「機能美」を存分に感じることができました。”意思決定者が議論に加わらない””議事録は作らない"などの手法も関心しました。

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