嘆きの美女 の商品レビュー
私は美人じゃないので、わからない部分もあった。 でも、食いしん坊なので、食べ物の話題に関しては、すごく興味があって楽しかった。 美人は得か?というのは、やっぱり、その人の生き方にもよるってことかな?と思いました。 自分も美女に対してヒガミを持ってるかもなぁ…気をつけなくては…
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kamosigiさんが読まれていたのに加え、 見逃してしまったがちょうどドラマで放映されていたようだったので、 このタイミングで読んでみた。 ちょっと想像していたのとは違って、 結果一気にさっくりと読めた感じ。 ドラマの主要なキャストを知っていたので、 最初はそのイメージで読...
kamosigiさんが読まれていたのに加え、 見逃してしまったがちょうどドラマで放映されていたようだったので、 このタイミングで読んでみた。 ちょっと想像していたのとは違って、 結果一気にさっくりと読めた感じ。 ドラマの主要なキャストを知っていたので、 最初はそのイメージで読み進めていたんだけど、 耶居子もユリエも途中から違うイメージで読んでしまった。 ドラマはドラマでおもしろく観られたのかもしれないけど。 きれいごとばかりではない、そういう意味でのあけすけなせりふや感情を露にするあたりは、ある種の爽快感があって、決して嫌な感じではなく、むしろあれこれを経てそれぞれが成長し、また関係を深めていくあたりは読了後も後味さっぱり。あんなに耶居子が嫌な奴から始まるのに、着地点が全く違った場所に落ち着くあたりに救われる。 ちょっと極端だけどね。
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ひょんなことから美女4人と同居することになった、引きこもりでデブのブスの話。 「嘆きの美女」とは美女が運営しているサイトの名前。美人故の悩みで賑わっている。 美女とブスの成長物語であり友情物語である。 読みやすく、面白かった。 (図書館) テレビドラマは美女3人の設定。 黒沢か...
ひょんなことから美女4人と同居することになった、引きこもりでデブのブスの話。 「嘆きの美女」とは美女が運営しているサイトの名前。美人故の悩みで賑わっている。 美女とブスの成長物語であり友情物語である。 読みやすく、面白かった。 (図書館) テレビドラマは美女3人の設定。 黒沢かずこ、矢田亜希子、横山めぐみ、中村静香
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これは、美女とブスの友情・成長小説と言うべきか。 それとも思わず食べたくなるもの満載のグルメ小説と言うべきか… どちらをとっても「これは良かった!」と満足できるお話でした。 図らずも美女に囲まれて暮らすことになった性格も顔も「残念」な主人公は、彼女らと過ごすうちに外側も内側も自分らしく磨かれてゆく。 同時に、美女たちも主人公と過ごすうちに自分の弱さに気づき、やがて新たな一歩を踏み出す。 まあけっこううまいこといきすぎな感じもしたけど、小説だし読んでてスカッとして楽しめました! Amazonの『KAGEROU』レビューのところは噴きました。 そして、出てくる食べ物が実に美味しそうにかかれているのが素敵。 薬膳でも豪華料理でもジャンクフードでも、とにかく食べてみたくなる。 柚子さんは『終点のあの子』で女子の心理をえがくのがうまいなと思っていたけど、こっちのお話もすごく良かった。 他のも読みたい。
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わかりやすい(けども単純すぎない)キャラ設定、お得意の食べ物ネタ、テンポのいいストーリー展開。 食べ物でわくわくさせてくれるのはいい作者だし、このひとが描くとジャンクフードすらこんなにおいしそうでうれしくなる。
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ネクラなデブが主人公なのが秀逸。読後感の良いエンタメ小説。黒澤さんでドラマ化、結構いいかも(見たことないけど)。
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物語的な構成のしっかりした、ストレートで力強い、いわゆる「教養小説」。とても面白いが、その一方でいかにも定型的な感じや、ありがちな人生観の焼き直しという感はいなめない。同じテーマでも、姫野カオルコや 山崎ナオコーラ、西加奈子ならもっと、独自の思想というものを見せてくれただろう。で...
物語的な構成のしっかりした、ストレートで力強い、いわゆる「教養小説」。とても面白いが、その一方でいかにも定型的な感じや、ありがちな人生観の焼き直しという感はいなめない。同じテーマでも、姫野カオルコや 山崎ナオコーラ、西加奈子ならもっと、独自の思想というものを見せてくれただろう。でも他の作品をもっと読みたいという気にはさせた。
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ブログ荒らしを生きがいとしているニート女の成長物語。 ちょっと出来すぎ感はあるけど、女の醜い部分をありありと書いてあって、楽しめた。 ストーカー男の最後のあがきの捨て台詞 「女の友情ごっこなんて、虫酸が走るぜ。エゴと嫉妬の塊で、足の引っ張り合いしかできない生きものなんだからさ!」 直球すぎるうえに的を得ているなと笑ってしまった。 ちなみにタイトルの「嘆きの美女」とは、美人ならではの悩みを相談しあうサイトのタイトルでもある。 そんなサイトを容姿に自信のない「荒らし」を生きがいとしているニート女が見つけたら、そりゃー迷わず標的にするでしょ。 にしても、作者の柚木麻子さんは食べることが好きな人なんだろうな。 「一平ちゃん」から「クスクス」までいろんな料理が出てきます。 無印良品のレトルトも気になってはいたけど、なんか異国料理すぎて手が出せなかったんだよね。明日にでも買いに行こう(笑) 「KAGEROU」のレビューの件、思わず吹き出しました。 ちなみに「アラマタ大事典」大好きです(笑) 「日本橋異聞」は読んだことないけど・・・面白そうだなぁ(^O^)
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“ああ、本当に良かった。耶居子はほっとしてユリエに体を預ける。『KAGEROU』のAmazonコメントで腕を磨いたかいがあった――。” これで吹いたw この他にも、耶居子の好きなジャンクフードが色々出来てたり、知らないお菓子もあったり、思わず検索しちゃったり。 後半は色々うまく行きすぎて、そんなに都合よく行かないだろーと思う所もある。けど、読みやすい文章とか、耶居子のキャラとか、読んでて楽しいから気にせず最後まで読んだ。 耶居子に恋愛の兆しが表れた所で終わるのが、むっちゃ気になる。 ヒガシと一体どうなるのーーーー!? 続編が読みたい。
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美女限定のお悩みサイト“嘆きの美女”を荒らすことに生きがいを感じていた耶居子。 オフ会を隠し撮りしてさらに陥れてやろうと目論むけれど そこで事故に遭い、あろうことか美女たちと同居するはめに。 “嘆きの美女”の管理人ユリエは耶居子の小学校時代の同級生だった。 奇しくも耶居子はユリエ...
美女限定のお悩みサイト“嘆きの美女”を荒らすことに生きがいを感じていた耶居子。 オフ会を隠し撮りしてさらに陥れてやろうと目論むけれど そこで事故に遭い、あろうことか美女たちと同居するはめに。 “嘆きの美女”の管理人ユリエは耶居子の小学校時代の同級生だった。 奇しくも耶居子はユリエに付きまとうストーカーを撃退した形で怪我を負ったのだった。そこにはサイトの常連である女性たちも同居していた。 美女たちと引きこもりで荒らし趣味でいわゆる不美人の耶居子。 全くの対極に立ち、接点がないような人間との同居という設定が面白くサクサク読んだけど なんだかだんだんと話が出来過ぎのように感じ始めた。 ストーカーとの事件のところで終わっといたらまだ良かったのに 最後の耶居子のごはん日記は必要かなー? 耶居子の初恋を淡く描いた形になっているからほのぼのとしてしまう感はあるんだけど うーん。。。ちょっと辛口でしょうか?^^; でも美人ならではのお悩みにもなるほど!と思ったし 女子たちの心模様はとても良く描かれていたと思う。 柚木さんお初だったけど読みやすい。
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