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脳を創る読書 の商品レビュー

3.1

59件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    7

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2023/11/18

以前読んだ本の中に参考として引用されていたこちらの内容に興味を持ち、その流れで拝読。 視覚から入った文字は脳の中で音に変えられてから言語野に入るというプロセスに驚く。 まわりくどいことをして脳の様々な部分を使うことが「想像」するということなのだそうで、なるほど確かに本はいろんな想...

以前読んだ本の中に参考として引用されていたこちらの内容に興味を持ち、その流れで拝読。 視覚から入った文字は脳の中で音に変えられてから言語野に入るというプロセスに驚く。 まわりくどいことをして脳の様々な部分を使うことが「想像」するということなのだそうで、なるほど確かに本はいろんな想像をしながら読んでいるかもと納得した。 脳に関する他の本にも書かれていたが、脳は使わせればそれだけ働いて成長するし、楽ばかりさせれば当然成長しない。だから読書は想像力発達にもってこいとのこと。 楽して後々いいことはないのは人間も脳も同じなようです。引き続き本読もう。

Posted byブクログ

2023/10/03
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電子書籍は結局のところは…というもの。 使うジャンルを限定しないと そうなることになるでしょう。 それと確かに想像力は なくなる気はするんですよね。 このようなネットの文章だけだと 何を中の人は思っているのかは わかりかねますよね… 序盤の一部が読書と乖離しているので そこのところは注意。

Posted byブクログ

2023/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読書をもっと効果的に実生活に活かしたいと思い購入。少しズレたかな。ただ読書量は思考力に影響するとの筆者意見だったため、今後も読書は継続したい。 脳の機能、紙と電子書籍の違いに言及。電子にすることで欠落する情報も多く、結果的に人間の考える力を低下させる可能性があると筆者は指摘。ただ、電子は多読に、紙は精読になど使い分けることで両者を活用できるとも考察。 これには賛同。私自身も小説のように通読するものや、ノウハウを拾うビジネス本のようなものは電子書籍でいいと思うが、何度も見返す勉強のための本、メモしながら熟読する本、辞典などは紙派。どっちがどうと極論に走らずに、いいものを取り入れ、時代に乗りながら成長していけたらと思う。

Posted byブクログ

2022/12/25

脳科学の専門家が、脳の特性を踏まえつつ電子書籍と紙の本を比較・整理している。10年前の出版だが、古さはあまり感じない。 もちろん「◯◯だから絶対紙の本」という話でもなく、電子化時代の学びに対する考え方には深く同意できた。事例としてクリスティーを挙げることが多く、そこは個人的にツボ...

脳科学の専門家が、脳の特性を踏まえつつ電子書籍と紙の本を比較・整理している。10年前の出版だが、古さはあまり感じない。 もちろん「◯◯だから絶対紙の本」という話でもなく、電子化時代の学びに対する考え方には深く同意できた。事例としてクリスティーを挙げることが多く、そこは個人的にツボでした。 「紙の本か電子書籍か」問題は、子育ても含めて個人的に関心が高いです。経験的には両者には差があると考えていますが、この本で100%の解を得られたわけではありません(世の中にまだそういう体系的な分析や実証データがあるとは聞いたこともないし )。 もちろんこれについては、死ぬまで続けるであろう読書中で自分なりの考えとして醸成していきたい(どちらかに勝ってほしいわけではない)。それに資する1つの本との出会いだった。

Posted byブクログ

2022/11/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

紙の本はなぜ必要なのか。言語脳科学、脳機能イメージングの専門家が語っている。 筆者が訴える様に紙であることは記憶する際、思い出すとき、何らかの優位性があるのだと思う。 私自身はコンピュータに中学生の頃に慣れ始めた。一方今の世代は生まれたときからそこにあった。俗に言うデジタルネイティブには紙とデジタルの差は無いのかもしれない。というのも大学生がカフェで勉強するのをたまに見かけるがタブレットコンピュータにペンで文字をかいている。 むしろ大事なのは活字ではなく手で文字をかく。その行為なのではないか。 書籍の優位性は身体性。つまり、よく見るところには開きやすい様にクセをつける。マーカーで印をつける。角を折る。指でめくる跡が残る。 こういうものを手がかりに検索性がましているのだと思う。 本書の筆者は理性でこの本を書いたのだと思う。もっと身体と会話していたら 内容はもっと深みがあったのではなかろうか。

Posted byブクログ

2022/01/05

人間はデジタルに負けないね。AIにとって代わられるかのごとき大はしゃぎも鎮まってきたような。 ともかく本を読もう。

Posted byブクログ

2020/06/10

本の電子書籍化が進む中で、「紙の本」の必要性を問う一冊。脳に入ってくる情報量としては「活字<音声<映像」だが、映像・音声に頼ってしまうと、自分で考え想像する力が鈍ってしまうので活字を読む習慣はつけた方がいい。また、電子書籍で紙の本の代用はできるのだが、(電子書籍を使用するハードが...

本の電子書籍化が進む中で、「紙の本」の必要性を問う一冊。脳に入ってくる情報量としては「活字<音声<映像」だが、映像・音声に頼ってしまうと、自分で考え想像する力が鈍ってしまうので活字を読む習慣はつけた方がいい。また、電子書籍で紙の本の代用はできるのだが、(電子書籍を使用するハードが)ネットにつながっていた場合、膨大な情報にアクセスできる反面、集中力が散漫になったり答えを簡単に見つけることができるので「考える力」が身に付きにくいと著者は語る。電子書籍を読む場合は、ネット遮断・他にアプリ入れないが最適解か。

Posted byブクログ

2023/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「なぜ「紙の本」が人にとって必要なのか」という副題から、ページの早い段階で、それについての論が展開されるのかと思っていましたが、なかなかそれには至りませんでした。 まず脳科学、言語学、数学、心理学などの多方面から考察を重ね、副題の疑問に答えていくという構成にすることにより、始めから論点を副題にフォーカスするよりむしろ、結論に対する説得力が増すように感じました。 私が普段触れることの少ない分野の事柄がわかりやすく説明されていて、知的好奇心が刺激されました。

Posted byブクログ

2018/10/20

電子化が著しい現在、読書も紙の本より電子本に移行しようとしている。読書はいままでどのように脳に影響を与えていたのか。それが電子本になることで何が変わるのか。内容は常識的なことのように思うが、電子本をどう使うかが人間に問われているのだろう。

Posted byブクログ

2017/03/07

アナログかデジタルか。過度な電化は生命体の強さ的意味での脳を後退させる的な部分もあるしアナログの触感なども脳への刺激として大切な要素でもある的な。話なのかなと。ただあらゆるものがネットに繋がりクラウド化していく現代において、知=情報をいつでもアクセスできて取り出すことができる能力...

アナログかデジタルか。過度な電化は生命体の強さ的意味での脳を後退させる的な部分もあるしアナログの触感なども脳への刺激として大切な要素でもある的な。話なのかなと。ただあらゆるものがネットに繋がりクラウド化していく現代において、知=情報をいつでもアクセスできて取り出すことができる能力こそが脳に必要な知性。と言えなくもないのでどこまではなしても一長一短であるテーマである。

Posted byブクログ