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コロヨシ!! の商品レビュー

3.7

80件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2015/11/14

三崎亜紀による、ファンタジー青春部活小説。 少し変わった世界で、とても変わった掃除というスポーツに取り組む高校生とその周りの出来事を、でも一般的な青春ものとして扱う。 才能ある主人公の挫折と成長、ライバルたちとの対決、幼馴染みや謎に満ちた後輩との恋愛要素、更には周囲の大人たちの意...

三崎亜紀による、ファンタジー青春部活小説。 少し変わった世界で、とても変わった掃除というスポーツに取り組む高校生とその周りの出来事を、でも一般的な青春ものとして扱う。 才能ある主人公の挫折と成長、ライバルたちとの対決、幼馴染みや謎に満ちた後輩との恋愛要素、更には周囲の大人たちの意外な正体…と、ジャンプ漫画並の王道スポ根。 そんなストーリーを、しかし真面目で硬めの文調・雰囲気で仕上げているのは、著者の意外性とらしさが相まって出ているようで面白かった。 続編も読みたい。 3+

Posted byブクログ

2015/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。こうみえてスポーツ青春小説。なんだけどそこはさすが三崎さん。作り出す架空の世界は他の作品とかすかにつながりながら、架空のスポーツまで作り出してしまった。とにかくこのスポーツが本当によく練られていて、現実にはあり得ない多様さと複雑さなのに、あってほしいと願わずにいられないほど魅力的。登場人物のキャラもスポーツ小説らしくマンガちっくに作りこまれていて面白い。『武士道シックスティーン』の解説を書いた金原瑞人さんがまたもや解説書いてます。

Posted byブクログ

2015/07/05

「一瞬の風になれ」のような青春スポーツもの。 架空のスポーツ「掃除」をテーマにしていて興味を引いたので読んでみたけれど、「舞」の表現が想像をかきたてるもので面白かった。 個人的にはクィディッチと重なるようなイメージをもちました。

Posted byブクログ

2015/06/17

国家の管理下で、掃除がスポーツとして楽しまれている世界の物語。この掃除が、武道なのです。掃除は武道とスポーツの境界線を踏み越えようとしていて、それは国際化にまつわる問題もはらみ、架空の競技を取り上げながら、作者は新しいスポーツが生まれる過程を構築(あるいは再構築)していると思いま...

国家の管理下で、掃除がスポーツとして楽しまれている世界の物語。この掃除が、武道なのです。掃除は武道とスポーツの境界線を踏み越えようとしていて、それは国際化にまつわる問題もはらみ、架空の競技を取り上げながら、作者は新しいスポーツが生まれる過程を構築(あるいは再構築)していると思いました。 自分と向き合い、精進する主人公の様子に引き込まれます。設定はファンタジーといえますが、描かれているのは人間。彼らの葛藤を余すところなく読むことができます。生きるとはどういうことか――この主題に正面から取り組んでいて、感動すら覚えます。終盤ではスポーツと政治の問題に鋭く切り込み、深く掘り下げる意図を感じました。2巻目以降にも期待です!

Posted byブクログ

2015/03/28

掃除の流れとか頭で想像するのが多々難しい部分もありましたが、全体としては苦悩し、悩みながらも進んでいく青春小説で読んでいて成長していく過程にとても楽しく読み進められました。謎はたくさん残っているので続きを読んですっきりしたいです。

Posted byブクログ

2015/02/06

感想はブログにて。 http://croco.blog14.fc2.com/blog-entry-234.html

Posted byブクログ

2014/12/19

アニメ化したら面白そうとコメントされていた方もいらっしゃいましたが、全く同感です。最近のCGなら実写でもいけそうな気がします。原作マンガ版”進撃の巨人”の立体機動のシーンがアニメ版でとんでもなくかっこよくなった時のあの感激をこの本でも体験してみたい。

Posted byブクログ

2014/03/26

2014年3月23日に開催された「ビブリオバトル関西大会inいこま」予選Cグループで発表された本です。

Posted byブクログ

2018/07/26

再読。以下は初読時の感想やけど、今回は素直に面白かった。初読時と同様、苦手なキャラが多いのは変わってないけど。 三崎さんらしい、あり得ないのにリアリティのある舞台設定や、主人公の樹や偲のキャラクターは魅力的。 グイグイと引き込まれるリーダビリティもあるのだが、それ以外のキャラの...

再読。以下は初読時の感想やけど、今回は素直に面白かった。初読時と同様、苦手なキャラが多いのは変わってないけど。 三崎さんらしい、あり得ないのにリアリティのある舞台設定や、主人公の樹や偲のキャラクターは魅力的。 グイグイと引き込まれるリーダビリティもあるのだが、それ以外のキャラの魅力が僕には今ひとつわからなかったので☆-1。

Posted byブクログ

2013/06/09

こういうのが小説、物語の醍醐味なのかも。 掃除部って設定だけど、私たちが日常している掃除ではない。芸術点と技術展を競い、しかも国家の統制下に置かれているマイナースポーツ。物語もそうだが、三崎亜記の造語のオンパレードにもびっくり。

Posted byブクログ