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コロヨシ!! の商品レビュー

3.7

80件のお客様レビュー

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    14

  2. 4つ

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2012/01/20

オリラジあっちゃんの書いた帯に惹かれて購入した。 これから壮大な物語が始まるのだという予感に満ち溢れた作品。 これ一冊だけだと不完全燃焼な感じもする。 続編が待ち遠しい。 有川浩の図書館戦争シリーズを思い出した。

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2012/01/19

掃除部という部活動の青春。もちろん架空。 三崎亜記の本領発揮というか、アイデア(設定)の面白さとストーリー(話)の上手さがかみ合って素敵な小説を楽しむことができた。 デビュー作『隣町戦争』からずっと、「これで文章がうまければなぁ」と思っていたけど、ついにそれを読めたと満足。 ほと...

掃除部という部活動の青春。もちろん架空。 三崎亜記の本領発揮というか、アイデア(設定)の面白さとストーリー(話)の上手さがかみ合って素敵な小説を楽しむことができた。 デビュー作『隣町戦争』からずっと、「これで文章がうまければなぁ」と思っていたけど、ついにそれを読めたと満足。 ほとんど私たちの日常生活と同じなんだけど、ちょっとだけズレていて、そのズレをことさらナチュラルに描くことでかえって心の中にさざ波をたてるようなスタイルの小説が三崎亜記の特徴。 本作品では、それは「掃除」という部活。ゴミに見立てた羽子板遊びの羽根をジャグリングのように竿で操って、最後に集めて綺麗にするという競技。 カタカナ部活ではどうか知らないけど、○○道(柔道、剣道、茶道、華道など)と名のつく部活の経験者ならきっと激しく同意するであろう伝統美様式美と流行の葛藤、私らしさと無我の共存(の楽しさとむなしさ)を描いてみせる。 マンガ『スラムダンク』の安西先生の劣化コピーのような登場人物はいただけないけれど、一つ殻を破ったような印象を受けた本作品に拍手を送りたい。

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2012/01/15

「掃除」が国家管理スポーツとなっている架空世界を舞台に、部活としての「掃除」に自分探しを重ねる高校生達を描いた青春小説。 世界設定等は「失われた町」等と共通で、この作者独自の味わいがあり、また登場人物はある意味みんな漫画チックなキャラクター設定でわかりやすく、読んでいて素直に楽...

「掃除」が国家管理スポーツとなっている架空世界を舞台に、部活としての「掃除」に自分探しを重ねる高校生達を描いた青春小説。 世界設定等は「失われた町」等と共通で、この作者独自の味わいがあり、また登場人物はある意味みんな漫画チックなキャラクター設定でわかりやすく、読んでいて素直に楽しかった。 続編を期待させる終わり方だったので、次作も期待。

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2012/01/13

読み始めは独特の固有名詞や設定になかなか入り込み辛かったが、 読み進めていくうちに次第に引き込まれていった。 一筋縄ではいかない掃除というスポーツ、そしてこれまた一筋縄ではいかないヒロインや登場人物など、自分もそれらに翻弄されているかのようだった。 結構「え?こういう理由でこう...

読み始めは独特の固有名詞や設定になかなか入り込み辛かったが、 読み進めていくうちに次第に引き込まれていった。 一筋縄ではいかない掃除というスポーツ、そしてこれまた一筋縄ではいかないヒロインや登場人物など、自分もそれらに翻弄されているかのようだった。 結構「え?こういう理由でこうなったの?」というあっさりした部分があったのは残念だったが、逆に驚くような展開もあって、緩急付けられていて読んでいて心地よかった。 続編を早く読んでみたい。

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2012/01/13

独特の用語と世界観に慣れるまでに少々時間がかかったが、青春部活ものとしておもしろく読んでいった。・・・と思ったら、ラストがジャンプの打ち切り最終回か!という尻切れトンボでえっ!?という感じ。後で知ったが続編出るようです。やっぱりそうだよなー。

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2012/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「日本固有のスポーツ・掃除って、いったいなんのこっちゃ」と読み始めましたが、そのスポーツシーン(?)の描写の美しさにまずやられました。まるで、最初からそういうスポーツが存在しているかのよう。違和感なく、高校の普通の部活風景が描かれ、青春物語がつづられていきます。徐々に明らかになる「掃除」という競技やその歴史、技術…。意外と物語は先読みできてしまうのですが、久しぶりに三崎ワールドを堪能しました。 「中途半端にあっさり終わるなー。三崎さんらしいなー」と思っていたら、続編が出るそうで。樹と偲、梨華の関係がどうなるのか。まあ、三崎さんに恋愛小説は期待していませんが、楽しみです。

Posted byブクログ

2016/07/23

三崎さんと言えば『となり町戦争』とか『鼓笛隊の来襲』などのように不思議な世界を描いて来ました。この『コロヨシ!!』の世界も現代のパラレルワールドと言えます。 しかし今までの三崎さんが、そうした「不思議な世界」そのものを描く事を中心に置いていたように見えるのに対し、この『コロヨシ!...

三崎さんと言えば『となり町戦争』とか『鼓笛隊の来襲』などのように不思議な世界を描いて来ました。この『コロヨシ!!』の世界も現代のパラレルワールドと言えます。 しかし今までの三崎さんが、そうした「不思議な世界」そのものを描く事を中心に置いていたように見えるのに対し、この『コロヨシ!!』ではあくまで「掃除」というスポーツを成立させるための背景。主体はスポコンドラマにあるようです。それも、あさのあつこさんのようにぐいぐいと書き込んでいます。 スポコンドラマとしてなかなか面白いのです。 天才肌のライバルが居て、気になる異性の後輩が居て、不思議なコーチが居て、登場人物も多彩です。不思議な世界を背景に置く事で生々しさが消え、多少の無茶も許容されてしまいますし。 しかし「なぜ三崎さんが?」という気もします。三崎さんにはもっと不思議な世界を中心に置いた物語を書いて欲しいなと思ってしまうのです。

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2012/01/09

架空のスポーツ「掃除」についての小説。 日本のような日本ではない国にある、高校生の間しか出来ないスポーツ、掃除。こんな世界観は筆者らしいと思う。「となり町戦争」「バスジャック」あたりの初期からずっと、何か奇妙な世界を構築するのが得意な人だなと思っていたけれども、本作ではもっと大胆...

架空のスポーツ「掃除」についての小説。 日本のような日本ではない国にある、高校生の間しか出来ないスポーツ、掃除。こんな世界観は筆者らしいと思う。「となり町戦争」「バスジャック」あたりの初期からずっと、何か奇妙な世界を構築するのが得意な人だなと思っていたけれども、本作ではもっと大胆にまるでファンタジー小説のように、物語の舞台をきっちりと構築してる。 ストーリーが脈絡なく展開していったり、伏線の回収がうまくいってなかったりもしてるけどそこらへんは続編を見据えての「敢えて」なんだろうと思うけど、もう少しいろいろなエピソードを織り交ぜてもらえれば良かったなという印象。特に高校という設定が断片的にしか機能してないと思う。 だけど一気に読める小説。青春感が強いのをお好みならオススメ。

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2012/01/29

やばい、掃除ちょー面白い。 スタイル的には、エースと呼ばれる少年の挫折。からの〜後輩の女の子との甘酸っぱい出会い。からの〜自分探しの努力。からの〜栄光へ。

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2012/01/01

掃除というイメージできるようなできないようなスポーツやその他の設定。現実の何を模しているのか、わかるようなわからないような…。続きがあるようなので、楽しみ。

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