ギフト の商品レビュー

日明恩【著】

2017/01/07

この人の文体が生理的に合わないらしく、内容が全くない入って来なかった。文体にイライラしたのか、文体を受け入れられない自分にイライラしたのか、とにかく苛つきました。

2016/11/26

図書館でいきあたりばったりに借りて、借りてきた自分に拍手を送りたくなったくらい面白かった作品。
出会いとは不思議なものですね。
この作品を借りるまで作家さんを知らなかった。
作中に出てくるホラー映画ネタも面白く、一つ一つの話も全てがご都合っぽいようでそうじゃないところがいい。
卵のくだりなんかは現実的でいいなと思ってしまう。
亡くなったお姉さんと、弟くんの話は読んでいて泣けてしまった。
ゴースト(海外ドラマ)とか、死者の声を聞くという設定にほとほと弱い。

2016/06/07

有川浩さんのエッセイでお薦めされていたのを機に読んだ作品。シックスセンスの主人公のように、死者が見える少年と、元警察官でビデオ店に勤務する男性の話。どこか不思議な所があるが、感動が残る。少年と犬のやりとりに感動。『サッド・バケイションズ・エンド』は父親も警察官の子供だから、このような子供であって欲しいという気持ちを押し付けてしまい、子育てに対する自責の念にかられる思い、息子の気持ちを汲みくることが出来なかった苦しみを感じてしまい切なくなる。『自惚れ鏡』は生きていくために折り合いを付けることの文に共感。

2016/04/10

元警察官と死者が見える少年の話。

見える感じる人は生活しづらかったりするんだろうか。
それが日常なら気にならなくもなるのか。

亡くしてしまった命に話したいことはあるにはあるけど
抱えて生きていくしかないんだよね。

2016/03/31

良かった。死者が見えるという設定は珍しくは無いが、死者が見える少年・明生と元刑事の須賀原に共通する孤独な哀しさが物語に深みを持たせている。

2016/03/06

重いテーマではありますが、さらりと書かれている感じを受けるくらい読みやすかったです。
一話を除いてはグッとくる話ばかり。

2016/02/12

須賀原自身のエピソードに号泣。序盤の振りから、過去にあった出来事を匂わせてはいたが、やはりの展開にもかかわらず、涙があふれた。須賀原は救われたが、まだ１４歳の明生はこの先救われるのか。彼に明るい未来が来ることを願ってやまない。

2015/12/06

日明恩のギフトを読みました。

とある事件で少年を事故死させてしまったため自分を責め続ける須賀原と、死者の幽霊を見ることが出来る少年明生の物語でした。
明生は幼い頃から死者の幽霊を見ることが出来るのですが、親からは嘘をつく子供と思われていて、疎外感を感じています。
須賀原も明生と触れているといっしょに幽霊を見ることが出来ることがわかり、二人はいくつかの幽霊とかかわってその幽霊の望みをかなえようとします。

最後の章では須賀原が事故死させてしまった少年の幽霊とかかわることにより、須賀原も変わっていくのでした。

2015/09/18

超能力の中でトップクラスに欲しくない能力。それがこの死者が見える能力でしょう。何しろ誰にも見えないのに自分にだけは訴えかけて迫ってくるのですよ。亡くなった時の姿のままで。。。もし自分に突然そんな能力が開花してしまったら1年生きる自信がありません。
この物語の明生少年はこの能力を持ってしまったが為に周囲から疎まれ、心を閉ざして生きてきたのですが、ある少年を死なせてしまった事が有る元刑事の須賀原との邂逅によって、次第に心を開いて行きます。
明生に触ると須賀原の目にも死者がさまよっている姿が見えます。彼らは何かを求めてさまよい歩き、自分の事が見える明生に詰め寄ってきます。こわい、こわいよ。事故で損傷した体で何かを訴えて詰め寄ってくるんですから。しかも他の人に言うと頭がおかしいのではないかと疑われるのですからあまりにも不憫。そんな中で彼の事を信じる須賀原の登場は彼にとって希望でした。
一緒にさまざま霊の希望を叶えて前向きになって行く2人。そしていつしか須賀原の人生に大きな影を落としている或る事件に2人で向かい合う事になるのでありました。

重ね重ね霊は見たくないですね。僕は昔、霊が沢山目撃されているという場所で仕事で一晩を過ごした事があります。霊感が強い人は絶対に帰りたいといいだすという評判の場所だったらしいのですが、何も知らなかったので何も感じずグースカ寝ておりました。翌日何か無かったのかと聞かれましたが何も見ないし聴こえなかったのでよかったです。

2015/08/26

映画シックスセンスを思い出すストーリー。実際作中にも出てくるけど。
少し現実離れしてる、（してない人はしてないかもしれないけど）だけど色んな人を救っていく心温まる感じ。
すっきりしなかったのは啓子のエピソードがもう少しすっきりした終わりでも良かったのになぁと思ったこと。