モモちゃんとアカネちゃん 合本版 の商品レビュー
靴だけ帰ってくるパパ。無邪気だけど現実もわかっている子供たち。昔読んだときとはちがう視点で読めました。なんてったって、わたしの妹もアカネちゃんなので、感情移入せずにはいられません
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「ちいさいモモちゃん」の続編。 アカネちゃんが生まれ、お姉ちゃんと一緒に成長していく。 そしてなんといっても、ママとパパの離婚。 児童文学のネタとしては仰天するけど、子どもにもじゅうぶん理解できるように書いてある。 ママが相談した森のおばあさんの言葉は、大人になった今読んでもグ...
「ちいさいモモちゃん」の続編。 アカネちゃんが生まれ、お姉ちゃんと一緒に成長していく。 そしてなんといっても、ママとパパの離婚。 児童文学のネタとしては仰天するけど、子どもにもじゅうぶん理解できるように書いてある。 ママが相談した森のおばあさんの言葉は、大人になった今読んでもグッとくる。 私のいちばんのお気に入りは、タッタちゃんとタアタちゃん。 めっちゃかわいいー♡ 最後、ママがあげちゃった時はアカネちゃんと同じくらい悲しかった。。ママのバカ~ タッタちゃんとタアタちゃんの消息が気になる。続編に載ってないかな~。
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もう子どもではないからか、この作品みたいに現実的な展開が出てきてからがものすごく面白かったです。 なんか…とくにお父さんのクツだけが帰ってきて、という描写がものすごく胸が締め付けられました。
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小学生くらいのころ読んで、ニンジンやタマネギがおうちに訪ねてきたり、猫のプーが見つからなくて大泣きする件は覚えていたものの、改めて読んでみてびっくり。レビューや文庫の帯にも書かれているけど、大人のための本だと思う。ママとパパがお別れする話は自分への教訓のように心に刺さりました。今...
小学生くらいのころ読んで、ニンジンやタマネギがおうちに訪ねてきたり、猫のプーが見つからなくて大泣きする件は覚えていたものの、改めて読んでみてびっくり。レビューや文庫の帯にも書かれているけど、大人のための本だと思う。ママとパパがお別れする話は自分への教訓のように心に刺さりました。今から40年近く前に書かれたお話とはとても思えません。もし子供が生まれたらまた読み返し、子供にも読ませたい本です。
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司書の授業で離婚を取り扱った児童文学だということは 知識として知っていましたが 自分の目でしっかり読むとまた違った印象を受けました。 淡々と、けれど現実を書いているので 心に強く残ります。 動物が話したり、靴下が友達だったりするけれど ママとパパが一緒にはいられないのはもう絶対に覆らなくて ママとモモちゃんとアカネちゃんの引っ越した先にもうパパはいないんですよね。 アカネちゃんが呼んでもパパは帰ってこない。 子どもの頃の私が読んだらどう感じたのかな? 理解できなかったかもしれないし、子ども心に何か感じたのでしょうか? 私はもうママの立場から物事を考えてしまっているので 想像することしかできませんが 子どもの頃の自分が見ていたはずのキラキラとした けれど暗い部分もあるあの不思議な世界を一瞬でも思い出させてくれる このシリーズはずっと手元に置いて疲れたときに読み直したいなと思いました。
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この本は私が小学校低学年の頃、今から15年も前に!読んだ本です。 文庫化してたなんて、びっくり。 小さなモモちゃんとアカネちゃんや黒ネコのプー、靴下のタッタチャン、タアタチャンなど、可愛らしい登場人物ばかりのこの本は、しかしメルヘンな児童文学ではありません。 小学生の頃の私は、...
この本は私が小学校低学年の頃、今から15年も前に!読んだ本です。 文庫化してたなんて、びっくり。 小さなモモちゃんとアカネちゃんや黒ネコのプー、靴下のタッタチャン、タアタチャンなど、可愛らしい登場人物ばかりのこの本は、しかしメルヘンな児童文学ではありません。 小学生の頃の私は、靴しか帰ってこないパパ、ママの上にのしかかる死神、枯れかけた二本の植木になぜだか分けもわからないまま、今までにないほどの強い恐怖心を感じました。 これは子供たちよりも親の立場となる大人が読むべき本のように思います。 家族に色んな形があるのは分かるけど、両親の不仲や家庭の問題を子どもに突きつけるのは酷だと思う。 子供に対する愛もいっぱい感じられ、全体的にほほえましい作品ですが、やっぱり小さな頃に感じた恐怖心が忘れられません。
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あまり本を読まなかった子供時代に読んだ記憶があるモモちゃんのお話。その時は『死の神』がすごく怖くてビクビクしていたくれど、大人になって改めて読んでみたら宝物の1冊になった。読んでいて、なんだか愛しさとかわいらしさで胸がいっぱいになった。クリスマスの話や赤いそりの話、泣けいゃう位胸...
あまり本を読まなかった子供時代に読んだ記憶があるモモちゃんのお話。その時は『死の神』がすごく怖くてビクビクしていたくれど、大人になって改めて読んでみたら宝物の1冊になった。読んでいて、なんだか愛しさとかわいらしさで胸がいっぱいになった。クリスマスの話や赤いそりの話、泣けいゃう位胸がキューってなった。表紙のイラストも大好き。
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大人になってから読んでいるモモちゃんシリーズですが この巻ではいろいろと考えさせられました。 司書の資格を取る際、離婚が取り上げられた児童文学だということは 先生から聞いて知っていましたが 改めて読むとまた受ける印象が違いますね。 動物たちがしゃべるし、靴下だってお友達。 そこはファンタジーです。 けれどママとパパは一緒にはもういられない。 アカネちゃんがいくら「パパ、ない」と言ってももうパパはいない。 そこはリアルで。 大人になって読む今だからいろいろと考えますが 当時、子どもの私がこのお話を読んだらどんな風に感じたのかなと 考えて、もう想像することが残念ながらできませんでした。 私に子どもはいませんが、もうママの視点に近いのだなと。 子どもの心を思い出したいとき 毎日の生活に将来もし疲れたら そっと本棚から取り出して読める。 そんな、手元にずっと置いておきたい1冊です。
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このシリーズは5歳頃絵本で、小学校高学年頃にハードカバーで読んで読みました。 そして、30歳を過ぎた今になって読んでみたのですが、内容が深いな~と思いました。昔はモモちゃん、モモちゃんのお姉さん目線だったのですが、今はモモちゃんのママ、女性目線になりますね。 特にパパとママの離婚の描写。パパは歩く木で、ママは育つ木。この木が同じ植木鉢に植えられると、根が絡まりあって、栄養を取ることが出来ずにお互いに枯れてしまう・・・ パートナーや結婚について、考えさせられてしまいました。
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たとえ悲しい出来事でも、「げんじつ」としてちゃんと受け入れる。。。 子供と真剣に向きあうことの重要性を、改めて教えられました。
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