しのぶセンセにサヨナラ 新装版 の商品レビュー

東野圭吾【著】

2024/11/19

脱力系ミステリー「浪花少年探偵団」の続編にして完結編。前作同様、とにかくコテコテ大阪弁のボケとツッコミが痛快な6編。笑って、しんみりして、最後はスッキリ。細かい事は気にせず楽しめる軽さがいい。しのぶセンセの30年後、描いてくれないかな…。

2024/07/16

本シリーズの完結版ということで、どこか悲しい終わり方になるのかと思いきや、最後まで笑える”しのぶセンセ”のキャラと彼女をとりまく周りの人たちの変わらぬ様子にホッとさせられる。東野圭吾のドタバタミステリーというこのシリーズ。ただのドタバタではなく、しっかりとした筋書きと人間模様が描かれているのはさすがだ。”湯川先生”とは、全く違う”しのぶセンセ”。大阪という背景も相まって、東野圭吾の新たな魅力を存分に味わえる作品だ。

2024/03/12

しのぶ先生のキャラクターに愛着がわく。可愛らしい顔をして態度は結構男前(というかガサツ(笑))。前作は読んでいないが、決して生徒に媚びたりしないのに生徒から好かれる先生なのであろうなと思う。

まあいろんな事件に巻き込まれるものだ。
運転免許を取ろうと自動車学校に行けば、教官が亡くなってしまうし、元教え子の家に行けば何やら誘拐事件が起きているし…。しのぶ先生は事件の真相を見抜いていく。すごい。

空回り気味な進藤刑事とのやり取りも面白く、結局進藤は失恋という運びになるんだろうなと思いきや意外な展開で微笑ましい。是非とも教師は続けて欲しいなと思う。

2023/06/05

しのぶ先生に出会えて良かった。学ぶことが多い。悩みながらも子どもたちのために頑張る先生、素敵だな。私も内地留学したいな〜　このシリーズに出会えて良かった。2023.6.4

2023/02/06

いい作品
これで終わるの、もったないけど。
それも、ありなんやろなー。
熟年で復活とか。
読んでまう。

2023/02/22

さらっと読める。なぜこのタイミングでこの話を？と思ったことは全て伏線として回収される。
途中からしのぶさんと一緒に事件について考えながら読んでて楽しかった。

2022/07/13

しのぶセンセ・シリーズは好き嫌いが分かれるが、自分はホッとするので好きだ。

二人の男性から求愛されるも、脈アリの方とは結論先送りで幕となっている。

中学生になった教え子二人との漫才的やりとりが面白い。

作者もあとがきで書いているが、続編は出すつもりはなさそうだし、本作で完結させるのが一番いい。

2022/06/20

前作に続き東野さんにしてはなんとなくアットホームな作品。もちろん事件の内容は辛いものも多いけど、割とハートフルだから落ち着いて読める。最近辛めなの続いてたからよきだった✌
しのぶ先生みたいな人が教師になるべくしてなったんだろうな～。まだ自分の将来考え中だけど、教職とってる以上こういう理想像って必要を迫られる。でもやっぱりワークライフバランスも重要だよな～。

2022/04/23

元気なしのぶセンセが躍動するのは変わらないけど、
1にはなかったほろ苦さみたいなものが加わった

ガキンチョたちも中坊になって、
しのぶも先生を一時的にやめて、
少しずつ時間は経って人生は進んでくんだな、と感じる

特に最後の話では、
しのぶの前任の山下先生にはもう別の子供たちがいる、
という描写で、
思い出にばかり人間は留まってちゃいけないというのを感じさせられた

2022/04/19

相変わらずサクサク読めた。
仮免で逃走車両を追いかけたり、ディズニーランドに行ったり、新堂と本間のしのぶセンセを巡るやりとり。
最後の章は“しのぶセンセの復活“であり、シリーズの終わりである。
でも、まだ続きが書けそうな終わり方笑