勝ち続ける経営 の商品レビュー
筆者の経営者としての長期的なビジネス目線には感服する一方で、マクドナルドが過去に起こしていた残業代の問題、店舗閉鎖に関する内容はかなり言い訳がましい内容に感じられます。 ここがすごい!という内容はかなり深掘りされていますが、それらのネガティブな部分は触り程度であり、株主向けの内...
筆者の経営者としての長期的なビジネス目線には感服する一方で、マクドナルドが過去に起こしていた残業代の問題、店舗閉鎖に関する内容はかなり言い訳がましい内容に感じられます。 ここがすごい!という内容はかなり深掘りされていますが、それらのネガティブな部分は触り程度であり、株主向けの内容でしょう。 働く人や店舗というミクロなステークホルダー目線では反駁の意思が出るものと思います。
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原田氏の著書の中から1冊選ぶのであれば、まずこの本をお勧めします。 鴨頭さんがyoutubeで話していたことも、その後の著書で語っていたことも含めて、原田さんが日々、社長としてどんな行動をして、なにを話してきたのかが、一番しっかり語られています。 特に店舗デザインについて語ら...
原田氏の著書の中から1冊選ぶのであれば、まずこの本をお勧めします。 鴨頭さんがyoutubeで話していたことも、その後の著書で語っていたことも含めて、原田さんが日々、社長としてどんな行動をして、なにを話してきたのかが、一番しっかり語られています。 特に店舗デザインについて語られているところで、ある2店舗の写真から、看板の部分を消してみたとたん、まったく別の店に見えてしまうところが衝撃的です。 店舗デザイン、つまり「店の顔」が、こんなに乱れた状態のままでは、いろんな策が実効性を失うのもさもありなん、と感じます。 ばらばらのものをそろえていく、 危機の間にばたばた動いて体力を消耗しないように、 体力がたまったら、その時こそ負の遺産を一掃する、など、役に立ち、指針になるポイントがたくさんみつかります。 言っていることは基本ばかり。 でも、それをやるのはどれだけ厳しい道なのか、原田さんは語れる人だと思います。 それを考えないで読むと、「ありきたりのことしか書いてない」と感想をもって終わりになってしまうかもしれません。かつての私ならそうしていました。 玄人好み?の一冊なのかもしれません。
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経営者は職位じゃなく、職種だ。と言っているし、実践しているからこそこれだけの結果を残せている。 突き刺さる言葉が多い
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マックの改革はロングセラーブランドづくりのお手本のよう。 なるほど、”らしさ””基本”を見失ってはだめなのだ。 ・ブランド・ジャパンのブランド評価パス 1)フレンドリー →好きである・気に入っている →親しみを感じる →なくなると寂しい →共感する・フ...
マックの改革はロングセラーブランドづくりのお手本のよう。 なるほど、”らしさ””基本”を見失ってはだめなのだ。 ・ブランド・ジャパンのブランド評価パス 1)フレンドリー →好きである・気に入っている →親しみを感じる →なくなると寂しい →共感する・フィーリングが合う 2)コンビニエント →知らない・全く興味が無い →最近使っている →役に立つ・使える →品質が優れている 3)アウトスタンディング →ステータスが高い →かっこいい、スタイリッシュ →他にはない魅力がある →際立った個性がある 4)イノベーティブ →今注目されている(旬である) →時代を切り拓いている →勢いがある ・8年回で6回値上げしている ・木が成長するためには深く根を張っていないとだめ(基礎が大事) ・お客様のおっしゃることと、実際の行動はまったく違う →行動観察 →ブランドの”らしさ”を忘れるなかれ ・お客様は操縦するのではなく誘導するべし ・改革の肝は「業績」 ・コストダウン=もっとお金を使ってもっと売る提案 ・リサーチで企画をするな →リサーチは自分が信じることが思ったとおりに進んでいるかを自己検証するためのツール ・お客様が慣れ親しんだ商品で、しかも独自性がある。それしか成功しません。 ・業績不振に陥ってからの閉店は体力が持たない(2010年433店閉店=110億円) ・原田泳幸のビジネス理念 1)基本 2)強さを伸ばす 3)リスクをとらないとチャンスは生まれない 4)リサーチで企画をするな 5)ビジネスに終わりはない(成功したときこそ危機) 6)変化は自分で起こす 7)ビジネスはスピード 8)サイエンスとサイコロジー 9)世界のルールで戦え(英語で考え英語で話す・日本語で考え日本語で話す) ・どんな小さな事でも30分位内に報告が来るシステム →食の安全が一番大きなリスク=一気に全部の売上が止まる ・組織は1%サイエンス・99%はサイコロジーでドーンと動いた方がいい ・日本の強みはやはりものづくり。日本人がこだわって作ったときの凄みは無形の貴重な価値 ・風土はトップしか変えられない
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マックが何故業績が良いのか、この本を読んで良く分かった。100円マックが成功しただけだと思っていたが、そんなに単純なことではなかった。120円のコーヒーはうまいけど、マックにしては高いと思っていたが、なんとビックマックを売るためとは思わなかった。 以下注目点 ・人間は当たり前で...
マックが何故業績が良いのか、この本を読んで良く分かった。100円マックが成功しただけだと思っていたが、そんなに単純なことではなかった。120円のコーヒーはうまいけど、マックにしては高いと思っていたが、なんとビックマックを売るためとは思わなかった。 以下注目点 ・人間は当たり前でないことをやりたがる。 ・らしさを取り戻す→基本を取り戻す。 ・体力があるうちに不採算店を閉鎖 ・日本語で考え、日本語でしゃべれ。英語で考え、英語でしゃべれ。 ・カルチャーの違いは言語に表れる。
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マクドナルドをV字回復させた原田社長の1冊 ・低迷の原因→基本を忘れていたから QSC&V(クオリティ、サービス、クレンリネス、バリュー) ・マクドナルドのコーヒーは他の競合店と対抗するためのものではない ビックマックを売るためのもの ・成長のための痛みを伴う改革 1...
マクドナルドをV字回復させた原田社長の1冊 ・低迷の原因→基本を忘れていたから QSC&V(クオリティ、サービス、クレンリネス、バリュー) ・マクドナルドのコーヒーは他の競合店と対抗するためのものではない ビックマックを売るためのもの ・成長のための痛みを伴う改革 1年間で433店閉店 ・価格を上げる戦略 8年間で6回目の値上げ、価値があれば、金額が高くても売れる。
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先日某年始のパーティーで目の前で原田社長を見た。 それはさておき、社長就任以来、既存店舗の売り上げが7年連続プラスというから驚くほかない。(今年は初めてマイナスっだようだが。) 金言ばかりだった。久しぶりに心底面白いと思える著書に遭遇した。やはり著名なトップが直に語ったものが面白...
先日某年始のパーティーで目の前で原田社長を見た。 それはさておき、社長就任以来、既存店舗の売り上げが7年連続プラスというから驚くほかない。(今年は初めてマイナスっだようだが。) 金言ばかりだった。久しぶりに心底面白いと思える著書に遭遇した。やはり著名なトップが直に語ったものが面白い。 「基本に立ち返れ。基本以外は何もするな」 「クォーターパウンダーが売れると、ビッグマックがもっと売れるんです。コーヒーが売れると、ビッグマックがもっと売れるんです。 これがわれわれの戦略であり、正しい姿なのです。基幹ビジネス、コアのメニューをもっと売っていくために、新しいメニューを出していくのです。」 「コストを減らすとは、…『もっとお金を使って、もっと売る提案をもってこい』という意味なのです。」 「『リサーチで企画するな』…リサーチというのは、自分が信じることが思った通り進んでいるかどうか自己検証するためのツールです。」 「問題を起こしていない社員は仕事していないと思え」
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・マネージャーはあらゆる言語を喋れなければならない。上司に対する言語、部下に対する言語、お客様に対する言語、アルバイトに対する言語、同僚に対する言語、取引先に対する言語。 ・キャリアプランは無理に作るものではない。目の前の仕事を必死に取組むことでキャリアの方が自分に近いてくる
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者は、元マクドナルドのCEOの原田泳幸氏。初版発行は2011年という古い本。まさにこのタイトルの通りだった時期だろう。 感想。「マクドナルド失敗の本質」と対にして読んでみたが、やっぱり成功はしてるよ、と思う。厳しい外食業界でリーディングカンパニーで居続ける。途中に大小の波や失敗はある。 備忘録。 ・ビジネスというのはリーチ一発カンチャンツモ。 ・原田期以前の低迷期の要因は、QSC+Vの欠如。急激に店舗数を拡大したのに、クオリティ、サービス、清潔さ快適さ、バリューが伴わなかった。特に人材。 ・クォーターパウンダーが売れるとビックマックが売れる。コーヒーが売れるとビックマックが売れる。「らしさ」の強化がポイント。 ・例えばアンケート調査をとれば「低カロリー」「ヘルシー」「オーガニック」とか健康重視が挙がるが、客の実際の行動は違う。結局若い女性がクォーターパウンダーを食べてる。重要なのは一定期間(例えば1週間)の食のバランス。 ・プレミアムローストコーヒーの狙いは客数。具体的には、客数は来店頻度や新規顧客に分解されるが、来店頻度を狙ったもの。コーヒーで儲けようと思ったのではなく、コーヒーで客数を増やし、ビックマックで儲ける。 ・コストダウンで大事なのは、同じコストで売上を上げること。活動を止めるのではなく、活動を変え、効率を上げる。又は投資をする。 ・客単価を永遠に上げ続けるビジネスモデルは存在しない。 ・今後訪れる少子化に向け、客数を維持することが重要。
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何かと話題のマックとベネッセでトップになった原田さんの著書。特に印象に残るところはなく、当たり前のことを当たり前にやってきた結果だと語られている。本業回帰、現場主義、成果主義など当たり前のことを粛々と実行することが一番難しいかもしれない。
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