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極北ラプソディ の商品レビュー

3.7

219件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    86

  3. 3つ

    79

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    0

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2012/01/10

世良の目指すものと行動規範が理解しきれないので、ラストもピンと来なかったが、桜宮サーガにハマりこんでるのでつい一気読みしてしまった。

Posted byブクログ

2012/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『極北クレイマー』の続編で良いのかな? もぉ、登場人物がクロスオーバーでバンバン出てくるから大変ですっ! 世良先生が孤立奮戦、(モルフェウスも絡んでます)今中先生は相変わらずで。 ジェネラル(速見)も花房師長も揃って出て来ちゃって・・・ ジェネラルがどうなったか知りたかったからとっても嬉しい。 北海道を舞台にドクターヘリの需要、必要性を書かれている。 今中は世良の元を離れて極北救命救急センターへレンタルされる。 そこで、ドクターヘリの何たるかに触れる。 その上を行くドクタージェット構想。 世良と今中が『ドクタージェット・トライアル』に参加。そこには花房師長の姿が。 ドクタージェットの行き先は『オホーツク海の真珠』神威島。 世良の恩師に当たる久世先生登場。 この久世という人物は、30年ほど前の炭鉱落盤で瀕死の重傷患者を生還させた。 ドクターヘリパイロットの伊達は、その瀕死の重症患者の息子だった。 そして、そのオホーツクの神威島で医療の充実を計った人物あり。 その名は『竹之内』。 急転直下のドクタージェット・トライアルでパイロットが腸捻転を起こす。 久世の指揮下の今中は世良と一緒にオペをする羽目に・・・。 久世の元には後藤(極北市民病院を辞職した研修医)がいた。 そして。 世良は花房と今中を中心に、北の地に根を張る事を宣言する。 このドクタージェット構想では『ナニワ・モンスター』に通ずる物があります。 何気に海堂氏の言わんとしている事、今、現状で病院という場所がどうなっているのか? これからどうしなければならないのか? 課題は山積。 それでも海堂氏は表現し発信し続けるのだろう。

Posted byブクログ

2012/01/09

海堂ワールド17作目。極北シリーズは第2弾。(つか5年で17冊とか筆速すぎ。。) 夕張がモデルな破綻した北海道極北市が舞台。 破綻した市民病院vs行政、設備・人員が不足した地方医療の救命救急、ドクターヘリなどがテーマ。再建屋世良、お人好し今中、ドクターヘリと救命救急といえばのジェ...

海堂ワールド17作目。極北シリーズは第2弾。(つか5年で17冊とか筆速すぎ。。) 夕張がモデルな破綻した北海道極北市が舞台。 破綻した市民病院vs行政、設備・人員が不足した地方医療の救命救急、ドクターヘリなどがテーマ。再建屋世良、お人好し今中、ドクターヘリと救命救急といえばのジェネラル速水、花房などが中心だが、またまたキャラ立ちまくりの新キャラが多数登場。で、内容は・・・結局今回は何一つ解決したものはない?むしろ謎はまた増えた気がする。あと最終章で世良はすっきりしてたみたいだが、腑に落ちない所多いので星3つ。

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2012/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

個人的にはジェネラルが健在だったことに大満足。海堂さんの作品は医療主体の行政の実現がこれまでの作品の一貫した主張だと思うのだが,だんだん登場人物たちの活躍で形が見えてきたなーと思った。今後の田口・白鳥シリーズも楽しみ。

Posted byブクログ

2012/01/07

極北クレイマーの続編的な感じ。 とはいいつつ、この人の作品は至る所で繋がっているので、バティスタシリーズのキャラクターも登場している。 現役の医師らしく、作品を通して医療問題を取り上げることが多いけど、この作品では医療問題を飛び越えて、日本の在り方を訴えている。

Posted byブクログ

2012/01/04

「極北クレイマー」の続編。でもそこに今までの海堂作品のあれやこれやがいろいろ関係してきます。 決して絵空事ではない医療崩壊に襲われている現代。その中で強い信念を持って闘う医師たちの姿は本当にかっこいい。そしてやっぱりジェネラルは凄いなあ……ま、今回のはさすがに無謀すぎるなあ、と思...

「極北クレイマー」の続編。でもそこに今までの海堂作品のあれやこれやがいろいろ関係してきます。 決して絵空事ではない医療崩壊に襲われている現代。その中で強い信念を持って闘う医師たちの姿は本当にかっこいい。そしてやっぱりジェネラルは凄いなあ……ま、今回のはさすがに無謀すぎるなあ、と思いはしましたが(苦笑)。 医療の世界は、本当に由々しき事態です。でもそれに誰も気づいてないって事は怖い。ちなみに医療費の不払いってのは実際に多いですよ……たしかに、食い逃げと同じなのにね。なぜか払わなくても抵抗のない人が多いみたいで。不思議。

Posted byブクログ

2012/01/03

2012.1.2.読了。 極北市民病院にきた世良と病院に残った今中、隣の救急センターにいる速水、花房の話。 いつもよりだいぶ読みやすく、わかりやすい話だった。。

Posted byブクログ

2011/12/31

「ブレイズメス1990」と同時購入、連続読み。 このセットで大正解♪ 「極北クレイマー」で、なんで世良先生が?と感じたんだけど。 この2冊でつながります。 速水先生に再会できてうれしい。 しかし、花房さんて・・・、いい女なんだなあ。

Posted byブクログ

2011/12/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

地域医療の問題。 行政との絡み。 道州制。 等を取り上げながら、人間模様、 あの速水、世羅と花房さんが。 今回の影のヒーロー 越川さん。 最初は淡々と、後半は急ピッチで展開していきます。 極上の医療エンターテインメント。 海堂ワールドはどの作品もつながっています。 今 出版されているものはすべて読んでいるので、とっても面白いです。

Posted byブクログ

2011/12/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「極北クレイマー」の続編で、主人公も同じ今中先生ですが、真の主役は速水先生、世良先生で、内容はむしろシリーズ最高傑作「ジェネラルルージュの凱旋」の後日談と言った方がふさわしいと思います。 時間と距離、天候に縛られるドクターヘリ、救急を断り、閑古鳥がなく市民病院など、現状の救急医療の閉塞感がそのまま描かれてますが、やはり具体的な解決策はなく、極北市民病院をどうするか?については十分語られないまま終わってしまいました。前作のメインエピソードであった三枝先生の裁判の行方は語られていないので、伏線も引かれましたし、第三弾があるのでしょう。むしろこちらが本当の続編になると思われます。 公立病院が赤字なのは、予算を人件費ではなく、建物の修繕や医療機器以外の備品などの公共事業としての病院事業につぎ込むからなのは今作で語られる通りです。公立病院設置の目的自体が医療ではなく公共事業ですから、極北救急センターの人員配置と患者数で黒字経営するところは実際はありえないし、あの程度の人口規模の市で民間病院のバックベットが十分あるところもありません。 そして大赤字の公立病院も、自治労が反対することと、雇用と出入りの業者(つまり市長の後援者)の経営を悪化させるため、9割を解雇するような手法は到底できない。ですから、現実世界では極北市民病院が医師数2名のままでも軽症から重症の患者が殺到し、不平を言い、他のスタッフは暇を潰しながら高給をむさぼる構図が続いています。 対照的な存在として久世先生と神威島診療所が描かれてますが、20年前なら今作にでてくるような診療体制が可能と思われますが、今の診療報酬では黒字経営は無理だと思いますし、結局は医療より公共事業に予算をつけて直接有権者にカネを落とす議員や首長が当選するので、これも夢物語です…。 さて、物語の話に戻りますと、まさか花房婦長が速水先生を捨ててしまうとは予想してませんでした。今後の展開としては新キャラクターを登場させてくっつけるのではないかと予想します。五條さんは一体だれとくっつけるつもりでしょ?この辺は続編を待ちたいと思います。

Posted byブクログ