しあわせのパン の商品レビュー
北海道月浦でカフェを営む夫婦の心温まる物語。好きなタイプのお話で読んでよかった。最後、胸がじんわりしました。月浦の風景も素敵でカフェ・マーニで私も滞在したい!作中にシンプルな焼き立てパンが沢山出てきて、おなかがすきました(苦笑)。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とても、心が温かくなるようなお話。そして心のこもった美味しいものを食べ、誰かに寄り添ってみたくなった。「仲間」そして「家族」のあるべき形を考えさせられる作品。 そして本を読んで、数日後に映画を見に行った。色々と残念なところはあったけど、想像していた通りの景色が溢れていたことが何より嬉しくなった。
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ほっこりできる小説。 食いしん坊さんも楽しめる小説。 映画も見たいなあ。 原田知世さんはイメージにぴったりな気がする。 大泉洋さんはイメージとは違うのだけど、文庫のカバーの写真を見ると、意外にいけそうな感じがする。
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公開中の映画~夏,東京のデパートで派遣社員として働く香織は出入りの広告代理店社員の岡田と沖縄旅行を計画したが羽田ですっぽかされ,真逆の千歳に飛んできた。観光案内所でアイルランドみたいな光景を持つ宿を紹介して貰い,辿り着いたのは月浦のカフェ・マーニ。コーヒーと料理担当のりえはパン担...
公開中の映画~夏,東京のデパートで派遣社員として働く香織は出入りの広告代理店社員の岡田と沖縄旅行を計画したが羽田ですっぽかされ,真逆の千歳に飛んできた。観光案内所でアイルランドみたいな光景を持つ宿を紹介して貰い,辿り着いたのは月浦のカフェ・マーニ。コーヒーと料理担当のりえはパン担当の亭主を水縞君と呼ぶ。トキオという同宿の男はストレスが溜まるとバイクでここに来るという。オーガニックのパンと料理とワインで少しずつ頑なな心が解れていく。秋,4年生の未久は母が家を出て行ってしまったため,山の上のホテルでコンシェルジュとして働く父と二人きりになってしまい,学校で気の毒がられたり同情されるのが嫌だ。学校に行くバスを何台か見送って,学校に出入りのパン屋さんが店に誘ってくれた。栗のポタージュを作っているりえに未久はカボチャのポタージュスープを作っているのかと思わず聞いてしまった。マーニから夕食の招待を受けおしゃれして出掛けたのは一人で食べるのが嫌だったからだが,父も呼ばれていて,しかも母の思い出のあるカボチャのポタージュが出てきて居たたまれず外に出た未久は常連の阿部さんの弾くアコーディオンに促されて室内に戻り,父とこれからの生活を話し始める。冬,神戸で銭湯を営む坂本は末期の肺ガンの年上の妻を連れて,思い出の月浦にやってきたのは,人生の幕を閉じるためだったが,無人駅の張り紙を見て電話を掛けた先のカフェが車で迎えに来てくれた。パンを好まない妻のためにパン屋は米を借りに近所の農家まで出掛けてくれたが,パンの焼ける匂いに反応した妻はパンを食べ始め,明日も食べたいと言い始めたのだ。月浦で大きな月を見つめていると,神戸でもこの月は見られるのだと気が付き,生きられるだけ生きようと神戸に帰って銭湯を再開するのだった。文房具の営業の僕は喫茶店の窓から眺めた隣のビルから紙吹雪を飛ばす女性を発見し,そのビルに営業に出掛けて,その事務員がりえという名だと知った。3度目に出会ったのはモノレールで,本を抱えて呆然として裸足で立つりえを見つけて,月浦で暮らそうと提案していた~僻地では学校へ行くバスを2台も見送ったら昼を過ぎちゃうだろう。学校給食に食い込むのは簡単じゃないだろうし,最近はごはん食が多いらしいし,素敵なお話ですが,そもそも生計が立たないと思うなあ。ま,良いか。真に受ける人がいても,若ければやり直しが利くから
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自分がなんの役にも、誰の役にもたたないなんて、思わないで。ただそこにいるだけで、きっと誰かが嬉しくて、誰かの心が温まる。 自然のまま、そのままでいい。自然のまま、そのままが、いい。 食べるものもそう。自然のまま、そのままの味を大切にしたら、ただの料理以上の力を持つ。 正しく...
自分がなんの役にも、誰の役にもたたないなんて、思わないで。ただそこにいるだけで、きっと誰かが嬉しくて、誰かの心が温まる。 自然のまま、そのままでいい。自然のまま、そのままが、いい。 食べるものもそう。自然のまま、そのままの味を大切にしたら、ただの料理以上の力を持つ。 正しく優しい食は、体を作り上げるだけじゃなくて、心も育むものだと思った。 素敵だ。
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映画『しあわせのパン』の監督・三島有紀子さんが書き下ろしたノベライズ本。映画はまだ観に行けていないが、読了後はやはり映像を観たくなった。 なんて言えばいいのかな。空気感、がとてもきれいな本だ。北海道の月浦にあるカフェ・マーニを舞台とする4つの話。ちょっとした苦みと、ほんわりした...
映画『しあわせのパン』の監督・三島有紀子さんが書き下ろしたノベライズ本。映画はまだ観に行けていないが、読了後はやはり映像を観たくなった。 なんて言えばいいのかな。空気感、がとてもきれいな本だ。北海道の月浦にあるカフェ・マーニを舞台とする4つの話。ちょっとした苦みと、ほんわりした暖かさ。 あまりにきれい過ぎて、物足りない方もおられるかもしれない。でも、ココロがお疲れ気味の方は、ぜひどうぞ。 お腹が空きます。
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映画がよさそうな感じがしたので、その前にと思って読みました。それぞれのやさしいお話が上手にまとめられていました。久しぶりに最後まで飽きずに読めた本です。
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しあわせになれるパン、じゃなかった、本。でも、たぶんしあわせになるパンも、呼んで来てくれる、あるいは自分で探しに行きたくなる。
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とにかくパンと料理がとっても美味しそう!北海道の自然もいい!マーニに訪れる人々だけでなく、主人公の夫婦も色々悩みを抱えていて奥深いお話でした。 美味しいものと自然の良さで心癒される本でした。
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温かいパンを分け合って、美味しいねって一緒に言い合える、 そんな幸せがいいなぁ、って思える本。 こころがほっこりしました。
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