限界集落株式会社 の商品レビュー

黒野伸一【著】

2014/01/23

こううまくはいかないしょう？
とかつっこみながらもあっという間に読みました
過疎の村という設定は重いけれど軽いタッチで描かれてもちろんハッピーエンド
後で表紙をながめてこれは誰それだななんて思いながら閉じました
≪　土に触れ　限界集落　空を見る　≫

2013/12/15

過疎化が進む「限界集落」の止村にやってきたエリートサラリーマンが、村民と一緒に集団営農を始め、村を再生させるストーリー。
日本の農村、農政について考えさせられる内容だった。

2014/01/04

東京の銀行、IT関連の企業に勤めていたエリート多岐川優は祖父の田舎を訪れる。そこは年寄りと子供ばかりの廃村寸前の山の中の農村。優は村民を説得して農業を集約的な組織にして村の再生を図る。画期的な農地改革と営業活動が実り投資家の融資により会社組織へと発展を遂げ次第に村民の融和も見られるようになった。そんなときある事件が起き投資が途絶え野菜購入の契約も解除されだし会社破綻のピンチに。しかし投資家の説得と資産の処分によりその危機も脱出する。話しとしては興味が持てたが余りにも巧く行きすぎやはり小説かなって思う読後感でした。優と美穂が最後は結婚するのだけどやはりなって感じだ。

2013/10/27

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784093863155 ,
http://www.wagoen.com/

2015/07/06

あなた世の中そんなにとんとん上手くいくわけないでしょう？と思いつつ、まぁ成功までの「あらすじ」と思って読めば分かりやすいといいましょうか＾＾；　主人公にあまり人間的な魅力がないというか…バツイチの経験が生きてないというか、前妻や息子に何の思いも致さんのか？と（笑）　　読みやすいし、ハッピーエンドの邦画を見てるみたいで面白かったですけどね。☆3.5

2013/09/25

東京のIT企業に勤めていた主人公が起業の為に会社を辞め、軽い気持ちで訪れた祖父の田舎の再生に取り組むというお話。
村は過疎と高齢化に苦しむ限界集落。農業を法人化して株式会社化を目指す。

……とりあえず、この手の物語には非常に多いのだけど、かなりご都合主義で出来すぎなストーリー。都会のエリートサラリーマンが過去の経験や人脈を駆使したら僅か数年で過疎の村に賑わいが……ってちょっと出来すぎな感じがします。
また、作中には20代の若い魅力的な女性が2人出てくるんですが、どちらも最終的には主人公ともう１人、いずれもバツイチの推定40～50代の男性とくっつきます。主人公に関しては、分かれた前妻や子どもに対しての思いや悩みは全くなし。
小説ですからね、フィクションは大いに結構ですけれど。ただ、作者の願望の現れのようでちょっと気になってしまいました。

2013/09/16

農業も限界集落も身近でないせいか興味深い小説だった。ドラマにしても面白そう。あっというまに上手くいってお金もあって頭がよくてスーパーヒーローすぎるのもドラマ向き。

2013/09/07

色恋の描写は脇役に任せて、主人公は、最後、いい感じに?位で良かった。もしくは、主人公をもっと人間味溢れるキャラにするか。
完全無欠の主人公が、仕事も恋も、で「所詮、ファンタジー」と言う印象が強くなってしまった。

2013/08/21

現実的な方法で、限界を迎えかけていた寒村が活気を取り戻していく様を読み進めていくのが、とても面白かった。僕も田舎から出てきた口なので、帰省するたびに寂しくなっていく故郷の様子を重ねてしまって、のめりこむように読んでしまいました。

もちろん、こんな風にトントン拍子に物事が進んでいくわけではないのだろうけれど、それでも希望を持たせてくれる内容が嬉しい。

ちょっと引っかかるのは、主人公がデキすぎていること。作中で冷血な主人公が考え方を変えていくのだけれど、結構その辺の過程に厚みが無いような。主人公が大きな壁にぶつかって難儀するような場面が、あんまりなかったからだろうか。

2013/08/07

面白かった。
そう簡単にはいかないだろうと思うところも多々あったが、個の力を結集して一つの目標に向かって頑張る姿は心地よかった。
「ヒト、モノ、カネ」、ビジネスで一番大事なのはやはり「ヒト」だというのを強く感じさせてくれた。
心が熱く、ほんわかさせられた。