夜中にジャムを煮る の商品レビュー
読んでいてすごくわくわくした。 つくること、食べること、生活するって楽しいことなんだな、って。 恥ずかしながら、これ読んでさっそく漆塗りのスプーン買いました。 野菜を蒸しまくりました。 豚バラでだしとってみました(失敗したけど) 次はぜひ、自分でジャムを煮てみたい。 台所に立...
読んでいてすごくわくわくした。 つくること、食べること、生活するって楽しいことなんだな、って。 恥ずかしながら、これ読んでさっそく漆塗りのスプーン買いました。 野菜を蒸しまくりました。 豚バラでだしとってみました(失敗したけど) 次はぜひ、自分でジャムを煮てみたい。 台所に立つのが楽しくなってきた。 “台所仕事は、手間をかければいいというのではない。やみくもに昔に戻ろうとも思わない。ましてや不便なほうがいいなんて、ちっとも。しかし、子育てが終わりかけてからさかんに台所でかんがえるようになりました。自分の手の感覚や嗅覚や聴覚や、つまりは五感をもっと使って料理をしたい。台所に立つことを十二分に楽しんでみたい‐”(p.99)
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料理、調理道具等に関するエッセイ集。韓国料理が美味しいのは、食材を直接手で扱うからだなど数々の発見に満ちている。
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平松さんの本は3冊目。食いしん坊としてはついつられてしまいます。本の中の写真もいいですね。ほんと、寝床の中で読んでいると つい何か食べたくなります。
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料理エッセイ本です。 ほぼジャケ買いですね。題名と表紙に惹かれました。 パッと見料理研究家の書いた本なのかな、と思って買ってみたのだけど平松洋子さんはエッセイリストなんですね。 どうりでレシピが載っていないわけだーーー 料理の話を主に書く物書きという職業があるなんて、、なんて...
料理エッセイ本です。 ほぼジャケ買いですね。題名と表紙に惹かれました。 パッと見料理研究家の書いた本なのかな、と思って買ってみたのだけど平松洋子さんはエッセイリストなんですね。 どうりでレシピが載っていないわけだーーー 料理の話を主に書く物書きという職業があるなんて、、なんて羨ましいんだ。 私も食いしん坊の部類なので時に共感したり、時に「私もまだまだだな」と食いしん坊の大先輩を尊敬したりしながら楽しく読めました。 出て来るものがおいしそう! なのでレシピが書かれていない事がふまーーん!! 書いてあるのもあるけど、これじゃ足りない! のが★マイナス2の理由かな。 文中に「五感を使って料理を作る」という内容があるのだけどこの文がストンと腑に落ちた。 私がビアレッティの火にかけて作るエスプレッソマシーンをとても気にいったのはこの感覚なんだな、IHにずっと違和感を感じているのもこのせいか、と。 そしてこの姿勢は私としては間違っていなかったんだな。 こういう事があるから本って面白い。
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夜中にジャムを煮る 料理エッセイ。 実に美味しそうに食べ物や料理の準備過程を書くねぇ。シズル感たっぷり。 上から目線でウンチクや講釈をたれるのでもなく、下から目線でルサンチマンや罪悪感を投げちらかすのでもなく、スッと懐に入ってきて寝た子をふんわり起こす。 「あれっ、お腹は空いてな...
夜中にジャムを煮る 料理エッセイ。 実に美味しそうに食べ物や料理の準備過程を書くねぇ。シズル感たっぷり。 上から目線でウンチクや講釈をたれるのでもなく、下から目線でルサンチマンや罪悪感を投げちらかすのでもなく、スッと懐に入ってきて寝た子をふんわり起こす。 「あれっ、お腹は空いてないはずなのに食べたくなってきた。そんなに旨いなら今度、、、」 しかも、地に足が着いている感じがいい。料理ではなく知識を食べている人、舌ではなく前頭葉で味わっている人とはー味も二味も違う、食や料理に対する愛情や敬意がにじみ出ている。
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