外資系トップの英語力 の商品レビュー
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この手の本はけっこうあるかもしれないんだけど、 テーマも内容も最後まで一貫していた。 テーマは「英語」だけどそれだけでなく働くスタンスや 仕事術、外資系の文化や大陸別の民族性なども 記載されていて非常に面白い。 最近個人的に外資系の会社に転職したので、企業文化 の記載などは非常に共感できる点が多かった。 今回登場する外資トップの10名に共通しているのは ①英語を絶対やらなければならない環境に身を置く タイミングがあったこと やはり人間は弱いので偶然でも意図的にでもこのような 環境になることで飛躍的に意識が高まることが共通している。 「危機意識」こそやはり最大の上達の要素なんだろう。 ②すぐにできるようになったわけではないということ 経営層になるような面々でもかなり長い時間を要して 英語をビジネスで使えるようになっていることが分かる。 やはり継続は力なりなのだろうし、自分の努力不足 忍耐不足を思い知った(笑)。 ③負けず嫌いでとにかくトライ&エラーをしていること 海外に行ってまったく英語が通用しなかったり、仕事上で 恥をかいたことも多く描かれていて、その機会が上達を 支えてくれたという記載も共通項。ただそれを受け入れて 諦めず直向きに取り組むことの大切さが書いてあります。 正直今の自分にとってはかなり勇気を持たせてくれる一冊。 転職で外資に転職し、今は顧客に対して使うことはないけど 、明確に自分が一番できないし、これまでに味わったことも ない屈辱感もある。 それが悔しくて時間をかけて勉強に取り組んでいるものの すぐに上達するわけもなく、少し焦っていたところに出会えた ので、こんなすごい人達でも苦労していたんだと元気づけられました。 「毎日続けること」と常に「考えること」、これを忘れずに 英語に対して取り組んでいこうと思える良書です。。。 何回も読み返そうと思います。
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英語の大事さについてはたしかに言及されているが、インタビューされている方々に共通しているのは、英語は単なるツールでしかないという意識であるように思う。英語以上に重要なのは、結局はコミュニケーション能力であることが、この本を読めば痛感するであろう。しかし、一口にコミュニケーション能...
英語の大事さについてはたしかに言及されているが、インタビューされている方々に共通しているのは、英語は単なるツールでしかないという意識であるように思う。英語以上に重要なのは、結局はコミュニケーション能力であることが、この本を読めば痛感するであろう。しかし、一口にコミュニケーション能力といっても、ここで展開されているのはグローバルな現場でのコミュニケーション能力なのだから、日本国内レベルのそれとはレベルが違うことは言うまでもない。グローバル時代において必要とされる能力として英語が挙げられるのは当たり前。問題は英語をどの位置に置くかということである。
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外資系トップにインタビューを行い、その考え方やキャリアについて述べてもらう本の第三段。英語をテーマにしている。 個人的には英語はツールでしかないと考えているので、前作のようなまとめ方で十分だったように思う。 <キーワード3つ> ・ビジョンを創り、人々を鼓舞し、モチベーとして結果を出す。これが経営者の仕事。 ・ディスカッションの中で自分は何で勝負すべきなのか、その価値を考えて、言葉を発信することがグローバルコミュニケーションの本質。 ・今ある材料からだけではなく、自分の経験や知識から、将来を洞察して判断すること。それが経営で一番大事。 <その他> ・与えられたことに全力。困難に挑戦し自らを高めようとする。謙虚さを失わない。 ・日本の歴史、文化を学び、日本人であることを大事に。 ・仕事にどんな意味があるのか、ベネフィットは何、しないことのデメリットは?これがグローバルでは求められる。 ・消費者理解をどうアイデアにつなげていくか①自分の感性をいかに磨いているか。本、旅行映画、など引き出しを多くする。②多様性。いろんな考え方の人がいること。 ・ビジョンやメッセージは繰り返し言わなければならない。 ・相手のことを知ると同時に自分の日本人の強さやよさを理解しておかなければならない。 ・社長の仕事①今すぐ結論が出ないことに結論を出すこと。②切り捨てること。撤退、賃金下げ。 ・いろんなことに配慮しながら、一つ一つ積み重ねていく。これが大事。 ・目先の売り上げにこだわるとブランドイメージがぼやけてしまう。価格戦略も重要。 ・グローバル企業は他の国にある斬新なアイデアをとってきて、使えたりする。 ・上司はいかに部下を信頼できるかが大変重要。 仕事を任せる姿勢。 ・経営者の仕事の魅力は自分次第で社員とその家族を幸せにできる。 ・トップエリートたちは人間としての深みがある。 ・短期志向とともに、中長期的な視点でのチェックも大事。 ・三年ごとにキャリアを見直す。最初の年はキャッチアップ。二年目は実力を出す。三年目はそれなりのリターンを刈り取る。 三年経つときのチェックポイント①仕事場に貢献できているか②社内でやりたいことがあるか③社外に出たら市場価値はあるか 社内では誰もやっていないことにチャレンジすること 社外では出会った人とどっちがおもしろいことをしているか比べてみること。 ・社内外の勉強会や異業種交流会にでていく。
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語学の本と思って読んでしまうと余り参考にはならないかもしれない。 しかし、国際社会でのビジネスを成功させるために外国人として英語を使う必要がある人には参考になる本であると思う。 自分の海外経験から共感できることも多く、例えばいろいろな形で表現はされていたが、美しい英語を話せるだけ...
語学の本と思って読んでしまうと余り参考にはならないかもしれない。 しかし、国際社会でのビジネスを成功させるために外国人として英語を使う必要がある人には参考になる本であると思う。 自分の海外経験から共感できることも多く、例えばいろいろな形で表現はされていたが、美しい英語を話せるだけでは国際社会の仕事には通用しない、また実は読み書きが重要なこと、そして英語にも丁寧な表現があり、根回しも重要なこと等については頷ける内容であった。
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英語本というより、ビジネス本です。外資系企業の日本人トップの長めのインタビュー記事を集めた感じで、貴重だと思う。1つ1つ読むのも面白いが一気に読むと、それぞれ共通する考えや体験があり面白い。
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【読者】 自信のキャリアをさらに高めたいと考えるビジネスパーソン 【目的】 外資系トップの仕事観や英語観からキャリアを考えるヒントや仕事への心構えの示唆を得る 【一押】 グローバル化が進む中で外資系トップのキャリアを知ることでモチベートされるものがある 【概要】 本書では、...
【読者】 自信のキャリアをさらに高めたいと考えるビジネスパーソン 【目的】 外資系トップの仕事観や英語観からキャリアを考えるヒントや仕事への心構えの示唆を得る 【一押】 グローバル化が進む中で外資系トップのキャリアを知ることでモチベートされるものがある 【概要】 本書では、様々な業種の外資系トップ10人の自らの体験に基づいた仕事観やキャリア観、そして人生観に加えて、「グローバルコミュニケーション」を実践してきた「英語力」について、インタビューした内容をまとめている。 【感想】 英語を勉強せざるを得なくなった自分にとって、本書で出てくる外資系トップのキャリアや語学習得の過程を知ることで、自分はまだまだ楽な立場だから頑張れると思うことができた。ただ、英語というのはあくまでツールであり、本書ででてくる「コミュニケーションは、まずはスキルよりウィル」というのはまさにその通りだと思う。また、世界の中での日本人としての価値ということも、もっと考えていけるようにしたい。
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英語を学ぶきっかけと、スキルを習熟させるに至った経緯が書かれています。 共通しているのは自分からその環境に飛び込んでいる事、「窮すれば通ず」ではないが、その状況に追い込むことで皆さんスキルをつけている模様。 自分も飛び込んでみたいと思った。
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以前に読んでよかった外資系トップの‥シリーズ。 期待していた程よくはなかったけど思い知らされるような部分もある。 うちの会社は外部の人との比較なんてことはなかなかないけど、実際に比較したらどんな気持ちになるんだろう。 世界には自分たちより圧倒的に優秀な人が自分たちの五分の一ぐらいの給料で働いていたりする。 周りをみても、自分より仕事のできるグループ会社の人よりも自分の方が給料をもらっている。世界との比較は日常で感じることはないけど、まずはこっちについては努力して改善する必要がある。 リサーチやITについてはあいつに聞けばわかる、そう言われる存在にならなくては。 まずはチームの上の人から「全面的な信頼」を得られるような仕事を積み重ねていく。 悔しさを感じる。なにくそと思って向上していく。
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外資系10社のトップに英語についてインタビュー。たまたまだが、取り上げられている10社のうち5社とは仕事をしたことがあり、残りの会社でも、知人の知人などという人もいる。外資系をクライアントとして多く持つが、その割に自分は英語ができていないと実感。年齢は私とそんなに違わないのに、英...
外資系10社のトップに英語についてインタビュー。たまたまだが、取り上げられている10社のうち5社とは仕事をしたことがあり、残りの会社でも、知人の知人などという人もいる。外資系をクライアントとして多く持つが、その割に自分は英語ができていないと実感。年齢は私とそんなに違わないのに、英語ができること、ビジネスをする意志で、こうも立場が違うものかと。「英語」というよりビジネスの話が中心だが、トップの人たちも英語では苦労していることがわかる。ただ、みなさんが言っているのは、英語より仕事が先んじていて、英語の出来よりも、その内容が問題であると。
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外資系企業の日本法人代表の12人がいかに英語力を身に付け、 そしていかに世界で闘ってきたかという実体験が書かれています。 実際に英語を恥ずかしがらず使いまくり、 たくさんの恥をかかないと英語力は身につかない。 また実際は英語力よりも、「何を伝えるか」という想いが重要。 コミュ...
外資系企業の日本法人代表の12人がいかに英語力を身に付け、 そしていかに世界で闘ってきたかという実体験が書かれています。 実際に英語を恥ずかしがらず使いまくり、 たくさんの恥をかかないと英語力は身につかない。 また実際は英語力よりも、「何を伝えるか」という想いが重要。 コミュニケーションはskillよりwillが重要。 これが大部分の経営者に共通の考えのように捕えました。 全て実体験に基づく内容だけに、非常に参考になりました。
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