チェインギャングは忘れない の商品レビュー

横関大【著】

2012/02/28

女手ひとつで息子を育てるトラックドライバーの水沢早苗は
サービスエリアで記憶喪失だという男に出会い，仕方なく連れて帰る。

この前読んだ「グッバイ・ヒーロー」と同じテイストで楽しいが，
終盤の展開がちょっとばたついた感じがして，
私は「グッバイ・ヒーロー」のほうが好み。

2012/02/22

軽く、テンポが良くてさくさく読める。
プロローグは、偶然出会った女子高生早苗と不良男子高生修二が毎朝銀座線で会って・・淡い恋の話。少年は広島行くことになったので、告ってお別れ。
早苗は、夫に先立たれ、小学生の息子と二人暮らし。トラックドライバー。SAで修二を拾う。あの男子高生と同じ名前。初対面なのに、修二は人懐こく、つい息子のメンド見てもらったり。
修二は、人の罪をかぶり服役中。何故か脱走する。この修二が、一目おかれるチンピラなんだわ。いたらいいね、みたいな。
で、早苗に拾われた修二が麻雀強かったり、料理旨かったり、ケンカ強かったり、カッコいいんだわ。
カッコいい人書かせるとうまいのかもしれない。

2012/02/11

　面白かったー！色々ね、都合が良すぎとか、いやいやそりゃちょっと反則かなあ～というとことかあるけど、ほんっとに楽しく「読ませて」もらいました！！

　読者がね、気合入れて「読もう」とか「この本はここがいいな」とか余計なこと考えるヒマを与えずにぐいぐいと引っ張ってくれました。ザ・エンターテインメント小説！

　あ～面白かった！ありがとうございました～。

2012/02/07

何かもやもや感の残る前作にくらべ、今作「チェインギャングは忘れない」では、驚くほどすんなりと登場人物たちに感情移入することができました。

作品の出来とか、構成とか、難しいことを言うならば、★3.5くらいの出来なのかもしれませんが、個人的好みで言うならば、この作品は私の好みのど真ん中。もっと言うなら、横関大さんの作風そのものがどんぴしゃり。

今後も横関さんからは目が離せません。

2012/01/14

おもしろかった〜。
登場人物の１人が言ってたけど、確かに「痛快」だった！　そのうえ、最後、ええ？！っていう意外性もあり。
読み終わった後、満足感ありでした〜。

2011/12/31

誰も人生にでも少なからずあるはずの、他人との出会い。それを結ぶ絆の物語ともいえるかも。少しうますぎる感もあるけれど（世の中そんないい人ばっかりじゃないよー）、「チェインギャング」たちの活躍は読んでいて実に爽快でした。
メインの「仕掛け」自体は案外と分かりやすかったけれど。まさかあんなところにも協力者がいたとは意外でした。あ、あの人だったのか！
強いて突っ込みを入れるなら。あんなことしなくても他にやりようがあった気がするんだよねえ。でもまあ、自分でやることに意義があったのかな。

2011/12/23

個々のキャラクターが良くって一気読み。だけど、殺人鬼に何故、どうして結びついてゆくのか、警察側の情報云々など、書き込み不足な点があってもったいない。視点がコロコロ変わるのも、ご都合主義的なところもちょっと残念かな・・・
でもひねりがあってドキドキしてキュンとさせられて総合点は多めです。
☆４．５ぐらいかな。

2011/12/21

知りたいことが多くて、スラスラと読ませてくれました。
最後に明かされた事実に何故かちょっとガッカリしてしまったので、★少なめです。
面白かったですけどね！

2011/12/16

あざといと言われれば返す言葉もないのですけど、個人的には嫌いじゃありません。いや、むしろ大好き（笑。凝った仕掛けもあり泣かせ所もあり、飽きさせません。

2011/12/13

出来過ぎた話だとは思うものの、なかなか面白かった。

ただ優作が修二を名乗る意味がわからなかった。
脱獄犯の名前をわざわざ騙るメリットって何？警察の目を惑わす為？

二人の出会いに続いていくエピローグは良かった。
こういう終わり方好き。