放蕩記 の商品レビュー
母親との確執を題材にした作品で結構ページ数もあったが、自身の感情と重なるところもあり、読み進めやすかった。
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村山由佳さんの新作!と当初ワクワクして買った本。 翼を思い出す母と娘の関係性。重くて辛い。 この作品から村山由佳さんの新作を追わなくなった。 今改めて読もうと思っている。 ------------ 改めて読み返した。 やっぱり毒親で辛いけど、文章は好みのままでやっぱり好きだな...
村山由佳さんの新作!と当初ワクワクして買った本。 翼を思い出す母と娘の関係性。重くて辛い。 この作品から村山由佳さんの新作を追わなくなった。 今改めて読もうと思っている。 ------------ 改めて読み返した。 やっぱり毒親で辛いけど、文章は好みのままでやっぱり好きだなぁと思いなおす。 でも読み切っても自分の中に沈むばかりで、上手く言葉が見つからず。 上手く感想が書けない。
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母と娘の確執を描いた自叙伝的作品。 様々なエピソードによって執拗なまでに掘り下げられた自己の内面の描写には脱帽したが、分量の長い作品なだけに、全編を通して流れるどうしようもない暗さには正直辟易した。 もう少し短くまとまっていたら耐えられたかもしれない。 2015/08
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私は自分史活用アドバイザー。 そしてライターとして、何人もの方の自分史を執筆してもいる。 そろそろ私自身の自分史も書きたいとずっと思ってきた。 最初に温めていたタイトルは『離婚披露宴』。 でも、愚痴にならないように希望を感じられるようにするための落としどころや切り口がなかなか見...
私は自分史活用アドバイザー。 そしてライターとして、何人もの方の自分史を執筆してもいる。 そろそろ私自身の自分史も書きたいとずっと思ってきた。 最初に温めていたタイトルは『離婚披露宴』。 でも、愚痴にならないように希望を感じられるようにするための落としどころや切り口がなかなか見つからずにいた。 しかし最近、新たな切り口が見えてきた。 それは「インナーチャイルド」。 私が自分を好きになれない理由。 何をやっても自信が持てない理由。 親の言いつけに諾々と従い主体的になれなかった理由、等々。 私のココロの眼を覆い隠していた遮眼帯の存在にやっと気づいたのだ。 村山由佳さんの『放蕩記』は、作家である女性主人公と母親の関係をえぐり出した作品。 これは自伝的小説なのだという。 読みながら、「そうそう、あったあった!」という箇所が多数。 そうして、「ああ、私もそう感じたことある!」と同意する箇所が多数。 「母は、母親であることより女性である自分を優先していた」といったような件があったけれど、私の母も父が亡くなってずいぶん経つ今でも、「賢母」であることより「良妻」である自分を優先させているように見える。 何かというと、私への母性より、私と同じラインに立って張り合おうとしているんじゃないかという違和感もずっとあった。。。 母性ってなんなんだろう? 私が自分の母性を否定し続けてきたのは、自分の母親に母性をあまり感じられなかったからかもしれない。。。 大人の顔色を見ながら、母親が気に入る自分を演じてきたという村山さんにこれだけ共感できたということは、おそらく私と母親も、村山さん母娘とかなり似たような力関係なのだろう。 母親によって作り上げられたモラルに呪縛されている自分に気づいてそこから抜け出そうともがいた村山さん。 さすがに村山さんほど赤裸々にというわけにはいかないが、現時点での自分探しを書き上げること! また新たな課題が増えた。
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自己愛充分の母親とのコンプレックスが、作者の創作意欲の原点になっている。まぁ小説風だから多少大袈裟に、かつくどく書かれているのは仕方ないけど、親との関係をこれだけ言語化できるのは作家の才能だと思う。
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母と娘という生き物は、実に因果なものなのだろう。 どんな母娘関係においても、なんらかの軋轢があり、それは特殊なことではないのだろう。 夏帆と美紀子の関係が、当てはまる部分も、当てはまらない部分もあるが、自分の今を、少なからず母の影響ありきと考え、そしてそんな自分に自己嫌悪を感じる...
母と娘という生き物は、実に因果なものなのだろう。 どんな母娘関係においても、なんらかの軋轢があり、それは特殊なことではないのだろう。 夏帆と美紀子の関係が、当てはまる部分も、当てはまらない部分もあるが、自分の今を、少なからず母の影響ありきと考え、そしてそんな自分に自己嫌悪を感じる下りは共感する。 ひとつ、言えるのは、母という生き物が同じ土俵から去った時に初めて、母と自分を客観的に見つめることができるようになるのかもしれない。
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厚さに最初尻込みしましたが、読み終わってみたらあっと言う間でした。 母と娘の確執という重たいテーマに真っ向から向かって書かれたお話。どんなに仲のいい親子でも多少なりとも共感できる部分が必ずあると思います。自分の母との関係を振り返ってしまいました。親子といえどもお互い一人の人間なん...
厚さに最初尻込みしましたが、読み終わってみたらあっと言う間でした。 母と娘の確執という重たいテーマに真っ向から向かって書かれたお話。どんなに仲のいい親子でも多少なりとも共感できる部分が必ずあると思います。自分の母との関係を振り返ってしまいました。親子といえどもお互い一人の人間なんだと強く感じた作品でした。 2014.12.25
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母と娘。 色々な形があるだろうけど、本当に難しい間柄。 親子でありながらも女対女。 母親を好きになれない、母親が重い、逃れたい、私はあなたの様にはならない。 切り捨てられない家族の絆が絡みつく、よくある母と娘の話。
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まるで私の気持ちを代弁してくれているかのように錯覚しました 。しっかりと読み切りました 。 今現在 高校生の私には何とも言い表せない何かが数え切れないほど胸に残っています(笑) いつか 自分が母親になる時が来たらもう一度読んでみたいです
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母親からの呪縛から解放されたいと思う。母がいなくなれば自分の人生が変わる気がする。過保護でいつまでも干渉するし。そんな親もこの母親と同じでボケてきているし。最後は私も泣けてきた。
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