永遠をさがしに の商品レビュー
有名指揮者を父に持ち、チェリストの母からチェロを教わっていたが、小さい頃に両親を離婚したことで、チェロを弾くのを辞めてしまった。16歳の誕生日に母が家を去った意外な事実を教えられる。そして、母の為に自分の為に再度チェロを弾き始め、新たな目標へ向かって羽ばたいていく。 悲しみの中...
有名指揮者を父に持ち、チェリストの母からチェロを教わっていたが、小さい頃に両親を離婚したことで、チェロを弾くのを辞めてしまった。16歳の誕生日に母が家を去った意外な事実を教えられる。そして、母の為に自分の為に再度チェロを弾き始め、新たな目標へ向かって羽ばたいていく。 悲しみの中から新たな人生を切り開く素敵な物語でした。
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母親がいなくなった和音は、チェロとカナリアを喪ったまま、父親とすれ違いの生活を送っている。そこに現れた「母親」真弓、なぜか友情をみせる友人2人。(どうして友達になったのか唐突に感じるけど・・・)すこしづつ明かされる事実に、和音はふたたびチェロを手に取る。 マハさんの物語は、ハッピ...
母親がいなくなった和音は、チェロとカナリアを喪ったまま、父親とすれ違いの生活を送っている。そこに現れた「母親」真弓、なぜか友情をみせる友人2人。(どうして友達になったのか唐突に感じるけど・・・)すこしづつ明かされる事実に、和音はふたたびチェロを手に取る。 マハさんの物語は、ハッピーエンドとは限らないけど、救いがある。受け止めよう、という、決心がある。このなかには、誰も悪意のあるひとはいないので、最後まで安心して読める。
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うっわ~今うちにチェロのCDあったっけかな? ないない、あせあせ 辛うじてヴォカリーズがあったよ、あせあせ そう、これこれ チェロのあたたかみのある響き 改めてバッハのアリアを頭の中で再生 読む前にいろいろCDを仕込んで置くんだったな~ この本を紹介してくれたのは、 おそらく...
うっわ~今うちにチェロのCDあったっけかな? ないない、あせあせ 辛うじてヴォカリーズがあったよ、あせあせ そう、これこれ チェロのあたたかみのある響き 改めてバッハのアリアを頭の中で再生 読む前にいろいろCDを仕込んで置くんだったな~ この本を紹介してくれたのは、 おそらくクラシックを聞かないはずだったMさん まさか、こんな内容だとは思わなかった また、ヨーヨー・マの無伴奏チェロ組曲を借りてきて聴こう 風を感じて聴こう カザルスの「鳥の歌」もいいかな
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図書館で見つけた一冊です。 原田さん、いろいろなジャンルを書かれてますね~ 主人公は高校一年生の少女、父は世界的な指揮者、 数年前に居なくなった母は有名なチェリストという、音楽が題材に。 母は自分を置き去りにしたのだという屈託と、 家庭をかえりみない父に対する反発が、膨れ上が...
図書館で見つけた一冊です。 原田さん、いろいろなジャンルを書かれてますね~ 主人公は高校一年生の少女、父は世界的な指揮者、 数年前に居なくなった母は有名なチェリストという、音楽が題材に。 母は自分を置き去りにしたのだという屈託と、 家庭をかえりみない父に対する反発が、膨れ上がった矢先に、、 なんとも破壊的な「新しい母」が、訪れます。 どこかお約束のような喧嘩を重ねながらも、 徐々に心が解きほぐされていく様子が優しくて、 そして、そんな優しい大人達が抱える、 それぞれの“大人の事情”が、なんともせつなくて。 音楽などの芸術は、人の心の豊かさをバロメータなぁ、なんて。 キュレーターでもある原田さんだからこその物語と、感じました。
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そう長くないストーリーに、瑞々しい喜び、寒いような孤独、心通じ合う安らぎが詰まっている、珠玉の作品。 音楽を奏でる喜びを、あらためて感じた小説でした。 マハさん、すごいです!
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和音の両親、そして真弓さんの思いが和音を再びチェロに向かい合わせた。読みながら涙涙でした。不器用な父親の愛情にもじんわり(・ω・`)
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すごく久々にこうゆう本を読みました。とても良かった! 春にぴったりの水彩絵具のような本でした。 やっぱり音楽はいいなあと心から思いました。 静かにしみるように気持ちの良い時間を過ごせました。
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音楽家の両親の離婚、父親に引き取られ高校生活。父のアメリカ移住を控え突然「母親」を名乗る女の同居。自らの音楽を復活させる若い女性の物語。女の友情って篤いさ。
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SLBA選定図書 2012年度 第1期 Bセットから 父の海外赴任で、ひとり残った和音。 そこへ突然新しい母がやって来る。 彼女には秘めた過去があって・・・。 母と娘、女性たちの再生物語。 分類 913/ハ
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字も大きいし、子供向けなのかとおもったり、こういう展開かーなんて思ったりもしましたが、最終的にやはり感動してしまった。 寝る前にちょっとだけ読むつもりが一気読みしてしまった。 和音は素直な良い子です。 きらきらしたお話です。
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