「『ジューシー』ってなんですか?」 の商品レビュー
開始1ページにして携帯小説のような改行の使い方にイライラ。 今時、うまい人の二次創作のほうがよっぽど上手な文章書く。 確かにそういう文体なら等身大の自分、みたいな要素が出て、主人公に感情移入しやすいかもしれないけど私は嫌いだ。 帯にある「職場小説」という文にも疑問。取り立てて言う...
開始1ページにして携帯小説のような改行の使い方にイライラ。 今時、うまい人の二次創作のほうがよっぽど上手な文章書く。 確かにそういう文体なら等身大の自分、みたいな要素が出て、主人公に感情移入しやすいかもしれないけど私は嫌いだ。 帯にある「職場小説」という文にも疑問。取り立てて言うほど職場の雰囲気がうまく描けているわけでもない。
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まず題名が意味分からなくて不気味。読み始めてもどこにその言葉が出てくるのか怖かった。 でもそれを忘れるくらい面白かった。それぞれの登場人物が愛らしく、思わずガンバレ、と思ってしまった。途中途中に出てくる広田の独白に共感しまくったりして。 図書館で借りたのだけど、購入してまた読み返...
まず題名が意味分からなくて不気味。読み始めてもどこにその言葉が出てくるのか怖かった。 でもそれを忘れるくらい面白かった。それぞれの登場人物が愛らしく、思わずガンバレ、と思ってしまった。途中途中に出てくる広田の独白に共感しまくったりして。 図書館で借りたのだけど、購入してまた読み返したいかも。(置いておくには表紙がなぁ)
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え、主人公って広田だったの? と、思った。 同じくらい岸の目線でも書かれていたし、岸の話のほうがもっと真情の吐露であり、広田のそれは、彼の見た日常の記録に近いので、そう思ったんだろうか。 岸は~、広田は~とか固有名詞でその人物の目線から書かれる視線の切り替えが、時系...
え、主人公って広田だったの? と、思った。 同じくらい岸の目線でも書かれていたし、岸の話のほうがもっと真情の吐露であり、広田のそれは、彼の見た日常の記録に近いので、そう思ったんだろうか。 岸は~、広田は~とか固有名詞でその人物の目線から書かれる視線の切り替えが、時系列ではないので目は回らない。 ただ、すごくまったりしている日常の描写だったし、岸から見てくだらない!と憤る仕事内容が、あたしからするとよくあるんじゃん?としか思えなかったので、感情移入は出来なかった。 広田はあまり感情を述べずに事実だけを伝えるし、岸はすごく心情を語るけどその心情がわたしのそれにマッチしないので、なんとなくしゅわしゅわして、終わった感じ。 「職業小説は数あれど、本作ほど優れた職場小説はない」と、帯で羽田圭介が書いていたが、正直あまり意味がわからなかった。 ところどころ挟まれる、狙ったようなすこし外した表現が面白い(けど正直鼻につく)と思えた程度。 羽田圭介は17歳で黒冷水で文藝賞を受賞している。その彼だからこそもしかしたら、作者の狙いが読めたのかもしれない。 あたしには軽すぎて、なんか栄養にならないですよ?って思えちゃったな。残念でした!人には勧めん。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ラテ欄を作る会社のなかでも小さな班、「夕日テレビ班」に在籍する6人を描いた“職場小説”。 仕事もの、と思って手に取ったんだけど、自分の今のコンディションと相性があわなかったのか、思ったよりさらりと読み終えてしまった。淡々とした日常の合間に哲学的な表現が挟まるんだけど、さりげなく味わい深い表現を読み手がそれぞれ拾うというより、なんていうんだろう…「はい、ここアンダーライン」と差し出される感覚というか…。表4のあらすじに「仕事を詩的に描いた」とあったけど、そこが合わなかったということだろうか。 でも、「他の人に見られることがなくても、自分の仕事ぶりは、自分がみつめていたのだ。自分で自分を見るときの評価が下がってしまう。そのことを、嫌だ、と感じる。」(112ページ)には、ものすごく頷きました。
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起承転結で言えば、起だけで終わるような作品。 相変わらず、大きな事件もなく、更に言えば何も完結しないお話。 いいね! やっぱりそこがいい! しかし、逐一名前を呼びながら挨拶するのには違和感。 そういう、微妙な空気感みたいなものを冒頭から感じさせたかったのかな? そ...
起承転結で言えば、起だけで終わるような作品。 相変わらず、大きな事件もなく、更に言えば何も完結しないお話。 いいね! やっぱりそこがいい! しかし、逐一名前を呼びながら挨拶するのには違和感。 そういう、微妙な空気感みたいなものを冒頭から感じさせたかったのかな? そして、ラテ欄を作る会社って、本当に存在してるのか・・・?
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はたらくひとの小説。 職場の風景と、そこでの会話、ひとりひとりの心情が微妙なバランスでかかれていて楽しい。 急に格言めいた言葉や、詩的な表現があらわれたりする。
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話としては淡々と進んでいきますが、合間合間の登場人物の哲学(?)に共感を覚えました。好きな作品の一つです。
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ある企業内での社員の心模様を描いた作品ですが。 なんですかはこっちのセリフですというくらい心に残らなかった…
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これ何回も読んだことある!と思ったら『ここに消えない会話がある』の文庫版でタイトルが変わってた。ここに~でいいと思うけど。しかし心に留まることば、多数。 「生きるのに面倒なのは、不幸だからではなく、生半可な幸せと堪えられそうな不幸が交互に訪れるからではないだろうか。」 「世間...
これ何回も読んだことある!と思ったら『ここに消えない会話がある』の文庫版でタイトルが変わってた。ここに~でいいと思うけど。しかし心に留まることば、多数。 「生きるのに面倒なのは、不幸だからではなく、生半可な幸せと堪えられそうな不幸が交互に訪れるからではないだろうか。」 「世間の規範から外れた幸せが欲しい。 ひとりだけで、こっそり笑うような。」 「気まぐれで何が悪いのか? 真っ直ぐな道なんか歩きたくないよ。」
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タイトルと、ジャケに惹かれ。 職場を舞台とした話。さらりと読める。 もうひとつの短編には竹橋界隈が出てきます。
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