特捜部Q キジ殺し の商品レビュー
カールに新しいアシスタントがついたよ。この人もクセつよだ。 ドラッグ、アルコール、バイオレンス、もう酷いよ。 自業自得、だね。でも、キミーは何とか抜け出そうとしたんだ。その結果があの結末なら、魂しか救われないね。ちょっと悲しいな。
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耳慣れないデンマークの人名や、女子供にも容赦ない凄惨な事件に慣れてきて、前作より楽しんで読めた。 傲慢な富豪や、女性蔑視にフラストレーションが募り、わずかな救いがもたらされて事件は終焉する。 暴力や性への衝動には抗えぬものの、優しさや母性を残した複雑なキャラクターのキミーが魅力的...
耳慣れないデンマークの人名や、女子供にも容赦ない凄惨な事件に慣れてきて、前作より楽しんで読めた。 傲慢な富豪や、女性蔑視にフラストレーションが募り、わずかな救いがもたらされて事件は終焉する。 暴力や性への衝動には抗えぬものの、優しさや母性を残した複雑なキャラクターのキミーが魅力的だった。
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カール・マーク率いるデンマーク・コペンハーゲン警察の重大事件未解決専門班「特捜部Q」というと格好良いがカールが事件捜査中に同僚一人が射殺され一人が全身麻痺で入院した事件がきっかけで窓際部署で部下はアサドと呼ばれるアルバイト的なアシスタントのみなのだ。 ところが1作目での女性政...
カール・マーク率いるデンマーク・コペンハーゲン警察の重大事件未解決専門班「特捜部Q」というと格好良いがカールが事件捜査中に同僚一人が射殺され一人が全身麻痺で入院した事件がきっかけで窓際部署で部下はアサドと呼ばれるアルバイト的なアシスタントのみなのだ。 ところが1作目での女性政治家の失踪事件を解決し俄然注目を浴びる事となった「特捜部Q」は新たに頑固な女性アシスタントを加え3人で新たな未解決事件に挑む。 今回の事件は犯人が逮捕され収監中なのに、何故未解決となっているのか? 事件に関係していた人物が財界の大物の為か警察上層部からの圧力も掛かり途中で事件捜査を投げ出しそうになりながらも不思議に正義感と前向きな行動の正体不明なアサドに助けられながら事件関係者である一人の女性に辿り着く。 事件の結末は面白くありません、、、しかも結末の動機は一人の人間の復讐なので何だか迫力とか緻密さに欠け1作目程に気持ちが高揚しませんでした。。。
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映画版よりも際に入り密に入りえぐい。 救いがない感じも倍増。 そうか~小説ではアサドのお茶はミントティー(それもすごく甘い)なのね、というのが唯一ホッとするエピソードです。
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キミー!ドロドロした結末を予想していたけれど、予想外な読後感でした。次回作もあるようなのでQチームの活躍が楽しみ。
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シリーズ第2弾。 400ページを超え、しかも二段書きと言うのもあって、またしても読み終えるまでに1週間近くかかってしまった。 前回の事件を解決したことにより、一躍有名になったカール。そんな彼の元には新しいアシスタント・ローセがやって来たり、外部から視察に来たり、大忙し。 ある日、...
シリーズ第2弾。 400ページを超え、しかも二段書きと言うのもあって、またしても読み終えるまでに1週間近くかかってしまった。 前回の事件を解決したことにより、一躍有名になったカール。そんな彼の元には新しいアシスタント・ローセがやって来たり、外部から視察に来たり、大忙し。 ある日、特捜部Qの部署に置かれた謎の資料から20年前に殺害された兄妹の事件の再捜査に乗り出す。 すでに被疑者も逮捕され、収監されているが、該当する事件の他にも類似事件が多発しており、どう考えても、被疑者一人の犯罪ではないことは明らか。 しかし、そのバックにはデンマークの著名人が潜んでおり、カールは悉く捜査の邪魔をされる。 今作はカールやアサドの活躍より、犯人グループから抜け、身を隠し、復讐の機会を狙っている路上生活者・キミーと残った犯人グループ3人のやり取りに息を飲む。 最初はただの凶暴な男たらしの女性だったキミーだが、物語が進みに連れ、キミーの悲しみや苦しみが明らかになり、段々キミーに感情移入をしていってしまった。 前作もかなりグロいトリックだったが、今作も負けてはいない。なかなか日本作品にはないタイプなので、時間がかかるのは承知で、次の作品に突入!
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特捜部Qシリーズ第二弾 未解決事件を扱う特捜部Qなので、本作も過去に封印された事件を掘り起こし、解決する話となる。 過去未解決事件の背景、そして現在を生きる犯人、現在から過去を追う捜査が克明かつスリリングに描かれているため、前作をなぞるのでは無い更なる面白さに一気に読了。 特...
特捜部Qシリーズ第二弾 未解決事件を扱う特捜部Qなので、本作も過去に封印された事件を掘り起こし、解決する話となる。 過去未解決事件の背景、そして現在を生きる犯人、現在から過去を追う捜査が克明かつスリリングに描かれているため、前作をなぞるのでは無い更なる面白さに一気に読了。 特捜部Qの刑事カールは、ようやく相棒のアサドと折り合いをつけ、また、過去の事件の呪縛からも抜け出しつつある。 さらに、新しい助手も加わって充実してきた特捜部Q。次作を読むのが楽しみだ。
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特捜部Qシリーズ2作目。バイオレンスだなあ。海外ものだから?過激な感じがする。映画にもなってるようで、カールがイメージよりイケメンだった。映画で見るともっと残酷さが強調されそう。やっぱりR指定かな。いつか映画も見たいけど、まずは3作目読みます。
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特捜部に新たなる人材が加わって,ますます犯罪捜査もエキサイト!犯罪の影にあるそれぞれの人生が,しみじみと重い.寄宿学校に入るような金持ちの子女の不幸が,いびつな形で襲い掛かったとも言える事件の数々.最後の方が少しバタバタとあっけなかったけれど,特捜部の面々のやり取りは面白かった,
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(第5作目を読み終えたので、もう一度1作目から読み返す。よって、初読の感想にあらず) 子供の殺人事件は嫌だな、と思う間もなく、寄宿舎学校の中の陰惨な暴力の連続か。狭い閉鎖空間で起こる犯罪率を調べたら、どんな数字になるんだろう。 許されないことをしたのだから、と思っても、キミーを応援する気持ちを途中から止められなってくる。 爽快に喜べるラストではないけれど、それでもひとつの報いが確かに下された? いや、それはキミーの分だけであって、その他の被害者の分ではない? それでも納得すべきだろうか。この2作目から、そういう気持ちが少し沸いてくる。 ローサの加入で、ますます面白くなってきた特捜部Q。私生活も上手くいくといいんだけどね。
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