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「科学的思考」のレッスン の商品レビュー

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40件のお客様レビュー

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2015/04/22

面白かった。科学の本筋をわかり易く書かれてあったと 思います。私でも理解できる内容だったので。 科学とは何か。科学的な思考とは。科学が担う役割。 科学に接する態度。科学が世間(市民)に接する態度 とかが分かり易くかかれてあった。そのうえで。 科学者ではない(専門家ではない)市民が...

面白かった。科学の本筋をわかり易く書かれてあったと 思います。私でも理解できる内容だったので。 科学とは何か。科学的な思考とは。科学が担う役割。 科学に接する態度。科学が世間(市民)に接する態度 とかが分かり易くかかれてあった。そのうえで。 科学者ではない(専門家ではない)市民が持つべき 科学的リテラシーとは何か?何が必要か? そもそも市民とは何か? という問いに対しての方向性を指し示しているいい本 だと思いました。 心に残る文章や考え方が多くあり。勉強になったと思います。 特に市民の科学リテラシーを論述している第2部 『第8章市民の科学リテラシーって具体的にはどういうこと』 『第9章市民って誰の事』 は秀逸な内容だったと思います。

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2014/07/05

科学的思考(アプローチ)の方法と落とし穴が分かる本。個人的には事実や根拠から仮説を立てる方法論として非常に勉強になった。思考法について書かれた様々な書籍から詰め込んだ断片が整理できた気がする。

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2014/05/11

平易な文章で科学のあり方を問いかけている良書。 本書にある「100%の真理と100%の虚偽の間のグレーな領域で、少しでもより良い仮説を求めていくのが科学という営みです。」という言葉は、科学に限らず全ての事象に言えることだと思う。

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2014/03/29

理解大学生にこそ必要ではないか。科学とは何かについて正しい理解がないと、思い込みで自分の本業に向かってしまうことになりかねない。

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2017/11/07

科学の方法論や、一般市民の科学との付き合い方についてまとめた本。 各章ごとにまとめがついていてわかりやすい。 科学のみでは解決不能な、「トランス・サイエンスな問い」に関しての記述が興味深かった。

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2013/11/04

https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=C5010101&webCode=00883652011

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2013/05/29

戸田山先生の話は分かりやすいし、そうそう、科学のこういうところが好きなんだよね、とわくわくさせてくれる。一度だけ講義をしていただいたことがあるけど、とっても楽しくて時間が足りなかった思い出。ということで読んでみました。 第Ⅰ部のような、考えることの面白さとか、科学そのものについ...

戸田山先生の話は分かりやすいし、そうそう、科学のこういうところが好きなんだよね、とわくわくさせてくれる。一度だけ講義をしていただいたことがあるけど、とっても楽しくて時間が足りなかった思い出。ということで読んでみました。 第Ⅰ部のような、考えることの面白さとか、科学そのものについてなら、同じ戸田山先生の、『論文の教室』や『科学哲学の冒険』のが楽しいように思う。まぁ、この第Ⅰ部について詳しく書かれているのがその2冊とも言えるのかも。 なので多分、この本の肝は第Ⅱ部。科学を学ぶ意義について、とても現実的に書かれている。現実的なので、わくわくというより、そうだよな、頑張らなくちゃな、という感じ。「市民」たれ、というのは正論だとおもうし、耳が痛いけれど、ちょっとでも知ってる分野だと「大衆」のもの分かりの悪さが辛かったりするし、だから努力しないとと感じました。 巻末にブックガイドがついてるのが相変わらず親切。以前、戸田山先生の別著のブックガイドから、伊勢田先生の『疑似科学と科学の哲学』を読んだら面白かったので、またここから何か読んでみようかなと思っています。

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2013/05/09

 自分で調べられるものは自分で調べ検証をしたうえで納得する。この繰り返しをすることにより物事の真実性が評価されていく。  ということは、世の中に氾濫する多くの情報に価値のあるものは皆無である。特にネット社会でのそれは見誤りやすい。  ネット情報が危険がどうかの判断基準は254...

 自分で調べられるものは自分で調べ検証をしたうえで納得する。この繰り返しをすることにより物事の真実性が評価されていく。  ということは、世の中に氾濫する多くの情報に価値のあるものは皆無である。特にネット社会でのそれは見誤りやすい。  ネット情報が危険がどうかの判断基準は254ページの最初をどう評価するかだ。

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2013/03/29
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※このレビューにはネタバレを含みます

 人間は感覚によって取り入れた情報を前提として、推論を行い、新しい結論を生み出す。これが「考える」ということ。この推論によって情報が増える。情報量が増えるということは、見たり聞いたりした限りのものを超える。つまり非演繹的推論は、見たものがどうなっているのかをふまえて、見ていないもの、あるいは見えないものがどうなっているのかへと進む。人間はこうして、今では失われた過去、まだ来ない未来、遠く隔たった場所や宇宙の彼方、物質のミクロな構造など、世界の見えない部分がどうなっているかについて考えをめぐらし、それに基づいて行為することができる。こうしたことを可能にしているのが、非演繹的推論の能力である。ただし、情報量が増えることと引き換えに、非演繹的推論は結論の正しさを保証しない。感覚で捉えた情報から、世界の目に見えない部分について推論したとしても、それが当たっているという保証はない。ということは、非演繹的推論で得られた結論は、あくまで仮説であって、それはこの推論とは独立に確かめられなくてはいけない。

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2013/03/13

著者は科学哲学なる分野の専門家らしく、科学の難しい言葉ではなく、科学について語る言葉を理解できるようになりましょう、と言っています。理系の僕には、頭の整理になって、よかったです。文系の人にとって分かりやすいのかは、分かりません。 後半はその実践のために、といった内容です。市民が科...

著者は科学哲学なる分野の専門家らしく、科学の難しい言葉ではなく、科学について語る言葉を理解できるようになりましょう、と言っています。理系の僕には、頭の整理になって、よかったです。文系の人にとって分かりやすいのかは、分かりません。 後半はその実践のために、といった内容です。市民が科学を理解できるようになって、科学者たちを見張れるようにならなければならないと言っています。基本的に現代的な流れで、同意しますが、原発などの内容を、専門家の判断に任せるのではなく、市民が判断するとよくなるというのは、それこそ、著者が前半で述べていた対照群がなく、決められた主張のようにも思えます。専門家の判断と、それを聞いた市民の判断が、どちらが、幸せをもたらすのかは、これから検証が必要な気もします。自身で、いろいろな情報を仕入れて、判断すべきということも非常に同意できるところですが、人は2つの選択肢しかないところから選択するより、10個の選択肢から選択した方が、満足度が低くなる、むしろ後で、あっちの方がよかったのでは、思うという話もありますので、なかなか難しいところもあるのかもしれません。 いろいろ考えさせられるという点からもよかったです。

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