あつあつを召し上がれ の商品レビュー
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『親父のぶたばら飯』 が良かった♡ レンゲでスッと切れる ほど柔らかく煮込まれ、 肉の繊維の一本一本に 味が染みわたっている あつあつのぶたばら! うーーーん、美味しい 小説って幸せかも♪
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短編がいくつか入ってるものなので、続きを読むまでにしばらく時間が空いてしまっても内容を把握しなおす必要がない。 全部、短くても登場人物の気持ちがしっかり伝わってきて、物語の世界に入り込むことができた。 若干謎解きというか、物語の前半は何について話しているかわからないけど後半で...
短編がいくつか入ってるものなので、続きを読むまでにしばらく時間が空いてしまっても内容を把握しなおす必要がない。 全部、短くても登場人物の気持ちがしっかり伝わってきて、物語の世界に入り込むことができた。 若干謎解きというか、物語の前半は何について話しているかわからないけど後半でだんだん話の全貌が見えてくるというストーリーが多くて、わくわくしながら読むことができた。
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食べ物と人との繫がりや生き方を描いた短編が7作品詰まった短編集。 どの作品も暖かくて読みやすいので 夜寝る前に毎日一つずつ読んで眠ると心地よさそうだなと感じた。 個人的には、『さよなら松茸』と『季節はずれのきりたんぽ』が好みでした。
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短編苦手なんだけど、いくつかは短編だから良かったと思えた。 こーちゃんのお味噌汁、泣いてしまった。 それにしてもタイトルが「あつあつを召し上がれ」なのに一話目がかき氷の話なのは洒落なのか。
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かき氷、ぶたばら飯、松茸、おみそ汁、コロッケ、ポトフ、きりたんぽなどなど…誰かと食べる食事の、しあわせなものだったり、せつないものだったり、ほっこりするものだったり、ちょっとシュールなものまで…食にまつわる7つの短編集です。 短編集なのでサクッと読めるんですが、一つ一つの物語は...
かき氷、ぶたばら飯、松茸、おみそ汁、コロッケ、ポトフ、きりたんぽなどなど…誰かと食べる食事の、しあわせなものだったり、せつないものだったり、ほっこりするものだったり、ちょっとシュールなものまで…食にまつわる7つの短編集です。 短編集なのでサクッと読めるんですが、一つ一つの物語は、人生を垣間見るような多種多様な食事の風景たちなので、なかなかに重みがありました。 『親父のぶたばら飯』が一番好きだったかな。料理を食べる描写が秀逸で、めちゃめちゃお腹がすきました。一緒に食事をすると相手のことがよくわかりますよね。食の好みだったり食に対する価値観の相違は本当に大事だなぁと思います。 『こーちゃんのおみそ汁』と『季節はずれのきりたんぽ』も良かった。大切な人との思い出の料理…食べることって人と人とを繋ぐ、大切な人生の一コマですよね。
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食を中心に人間模様を物語に。 個人的にはあんまり合わなかった。 こーちゃんのお味噌汁はよかったけど。
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料理を通して、日常の何気ない一瞬を描く短編集。 五感の中でも、食べることは生きることに直結するからか、その時の感情を鮮明に思い出すことができる。 周りのことが分からなくなっても、一緒に食べた思い出を覚えている、 『いとしのハートコロリット』がとても心に沁みた。 ひとりで取る食事、大切な誰かと取る食事、 忙しい時も悲しい時もあるけれど、自分を作ってくれる食事を大切にしたいと思う作品。 現実は毎日忙しくてそんな暇ないので、せめて週末だけでも。。
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食をからめた短編集。 別れ話があったり色々ですが、寂しい話を読んだ後でも、前向きになれる、そんな話。
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小川 糸 著『あつあつを召し上がれ』新潮社 『ライオンのおやつ』『食堂かたつむり』のタイトルだけはなんとなく知っていた小川糸を初めて読みました。食事に関する短編小説集です。 『忘れない味』に収録されていた中島京子『妻が椎茸だったころ』にどハマリしてしまった私は、『こーちゃんの...
小川 糸 著『あつあつを召し上がれ』新潮社 『ライオンのおやつ』『食堂かたつむり』のタイトルだけはなんとなく知っていた小川糸を初めて読みました。食事に関する短編小説集です。 『忘れない味』に収録されていた中島京子『妻が椎茸だったころ』にどハマリしてしまった私は、『こーちゃんのおみそ汁』に予想通りヤラレてしまいました。妻に先立たれたご主人ストーリー プラス 娘ネタはもうだめですね、反則です。 私にとっては『ポルクの晩餐』がこの短編集のナンバー1でした。SF風味さえ漂わせる凄い世界観にエロと食事描写の迫力が備わった素晴らしい短編です。実際に読まれたら、なんとも不思議な読み口に戸惑われるかもしれません。私は最後まで戸惑いまくりました。めくってもめくってもずっと不思議な登場人物の説明が無い!いえいえ、これ以上駄文で感想を連ねるのは無粋というものです。やめておきましょう。 小川糸も食にまつわる作品が多い作家のようですが、柚木麻子の臨場感あふれる書き方とは違ってぽつぽつとしたリズムと余白を楽しむ文体でした。人気があるのも頷けます。
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食事を通した人生の一コマの短編集でした。食事でいろいろなストーリーが繰り広げられて行くことは素敵でした。
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