とんび の商品レビュー
重松さんの本!!!という感じ。 相変わらず父心えがくのうますぎ。時代もちょっと古めで、always三丁目の夕日みたいなほっこりした気持ちになれる本。 地方都市で生まれると、だいたい大学で都会に出て行く。家族が一緒に住める18年はすごく貴重なんだなと思う。
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優しくて、心あたたまる物語。家族っていいなと思える本です。 一人息子と不器用な父親。 ふたりを包み込む周囲の優しさと、我が子の幸せを願う父親の愛に感動します。 これから家族を持つ友人に。特に父親になる友人に贈りたい本です。
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外で読んでいるにもかかわらず、思わず泣いてしまいそうになるくらいジンとくるお話。 親を大切にしなきゃなぁと思わせられる。 でも実際にはできないんだけれど。
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ヤスさんとアキラの2人っきりの家族。不器用で、照れ屋で、すぐヘソを曲げる父の深い愛の形。失敗や喧嘩ばかりだけど、色んな手に支えられて懸命に生きる2人。登場する人たちみんないい人ばかり。心がぽっかぽかになりたいあなたへ。もちろんお父さんにも。
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2011/11/08読了 数行読んで、「あ、これは良作だな!」と直感した。すばらしいものはわりとすぐ解るものなのである。 実家の近所でこれを原作にした年始のドラマのロケがあったということもあり、さあどんな物語だろうかと思いワクワクしつつ手にとってみた。 地方の方言(厳密にはちょ...
2011/11/08読了 数行読んで、「あ、これは良作だな!」と直感した。すばらしいものはわりとすぐ解るものなのである。 実家の近所でこれを原作にした年始のドラマのロケがあったということもあり、さあどんな物語だろうかと思いワクワクしつつ手にとってみた。 地方の方言(厳密にはちょいと違うが)で語られる、懐かしいような暖かな人物、風景、愛情…じんわりきた。 全ての人が主人公であり父親であり一人の男であるヤスさんを愛し、そして地の文までもが彼を応援しているような 全てにおいて優しさに満ち溢れている物語だった。 私はまだ子どもだ。言うまでもなく親ではない。だから本当にヤスさんの気持ちをわかることはできない。でも、私の父や祖父はきっとこんな気持ちだったのだろうか。 親になり、子どもの成長を見守るということはこんな気持ちだったのだろうか。そんなことを考えつつ読み進めていった。 そして感謝―育てられた子どもとして、ヤスさんの姿と父親の姿を重ね、アキラとしての立場から心からお礼が言いたい。 こんなにも暖かな気持ちで読めたのは、周りのヤスさんを支えてくれる人物の存在もあるだろうし、場所や時代のこともあるだろう。 しかしなんといっても「人情」じゃなかろうか。いつかはそこに当然あったものが忽然と姿を消し、親という性質も時代と共に変わっていく。 (少し関係の無い話だけどひとつ。最近の若い親のネーミングセンスが残念すぎる。マンガみたいなDQNネーム(キラキラネーム?)が酷い。子どもはペットじゃないんだから。私の子どもには平凡でありきたりな、でも、一生使ってもらって一生愛されるキレイな名前をつけてあげたい)そして社会も…。 その中で、人とのつながり、人情があれば、どんな状況でも人は立派に育つのではないかと思う。 アキラのように。 さて私はどうなるだろう。親の視点からどう映るのか、そしていつか親となるとき、何を思うのだろうか。 解らない、でも、きっといい方向に進むのだろう。 オススメです。ドラマ楽しみだ。近所がどう映ってるかも見ものですね。
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昭和の不器用なオヤジが、男手ひとつで息子を育て上げる。 毎度毎度、これでもか!と感涙を絞り取る重松作品ですが、そうそう全てクリーンヒットするわけねーだろー、何冊も読んで免疫も出来てるしぃw。 などとタカをくくりつつ読んでみたところ・・・・・。 初っ端からヤラレてもうたー! ...
昭和の不器用なオヤジが、男手ひとつで息子を育て上げる。 毎度毎度、これでもか!と感涙を絞り取る重松作品ですが、そうそう全てクリーンヒットするわけねーだろー、何冊も読んで免疫も出来てるしぃw。 などとタカをくくりつつ読んでみたところ・・・・・。 初っ端からヤラレてもうたー! 不器用な父親の心理描写がなんとも巧みで・・・。 外見やら性格やら職業やら家族構成やらは違えども、世の父親の心理というモノは、おおむねこんな感じなのであろうと思います。 ワタクシも含めて。 あと、セリフが終始方言で進む小説というのは、なんとも心地よいですな~。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
事故で妻を亡くし、男手ひとつでアキラを育てるヤスさんの話。 重松清の本は全部好きだけど、久しぶりに最初から最後まで泣き通しだった。ヤスさんやアキラ、そして二人に関わる人々がとても温かく人間くさくて、自分もこういう人間でありたい、こういう歳のとり方をしたいと思った。また広島弁がさらに温か味を増す。方言っていいな。 正直、もしヤスさんが自分の父親だったらちょっと面倒くさい笑。でも憎めない。とても素直でまっすぐな人。愛すべき存在。自分が人の親になったとき、再読して参考にしたい。 たびたび登場する名言の数々。胸に沁みた。名言集出してほしい!ドラマも楽しみ!
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アキラが生まれてから、ヤスさんは優しくなった。涙もろくなった、と言うひともいた。 と言う小説の文章そのままに自分の息子とオーバーラップして、エグエグ泣きながら読んだ。 まんまと。 親とはいっても到底成人君子ではないという価値観はいかにもイマドキで昭和ぽくないが でもこんなに良い...
アキラが生まれてから、ヤスさんは優しくなった。涙もろくなった、と言うひともいた。 と言う小説の文章そのままに自分の息子とオーバーラップして、エグエグ泣きながら読んだ。 まんまと。 親とはいっても到底成人君子ではないという価値観はいかにもイマドキで昭和ぽくないが でもこんなに良い息子さんが育ったことが親であることを全面的に肯定してくれる。という構造。 癒されますね
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11月4日読了。とてもよかった!重松作品はそうたくさん読んでいるわけではないが、数冊手に取った中では一番。NHNでスペシャルドラマ化される&10月末に出たばかりの新刊なので平積みだったところを出会えて本当によかった一冊。泣ける。 親とは、そして子とは、そんな普遍的だけどだからこ...
11月4日読了。とてもよかった!重松作品はそうたくさん読んでいるわけではないが、数冊手に取った中では一番。NHNでスペシャルドラマ化される&10月末に出たばかりの新刊なので平積みだったところを出会えて本当によかった一冊。泣ける。 親とは、そして子とは、そんな普遍的だけどだからこそ簡単ではないテーマを、暖かく、でも決して美化しすぎずに表現していると思う。これから親になろうという人には、ぜひぜひお勧めしたい(が、私自身が親ではないのだが)。 ただ、NHKドラマのキャスティング、古き良き昭和の時代の頑固おやじ=Always 三丁目の夕日の堤真一が印象深いのは分かる。が、そのままキャスティングしちゃあどうかと思う。ただ、個人的に堤真一はやはりとても合っているとは思うけどね…でもやはり映画の雰囲気や印象にひきずられるかと。 ストーリーとしては断然こちらの方が深いと(個人的に)思うからこそ、映画の雰囲気は捨てて堤真一の昭和の親父が平成にあがきながらもしっかり生きる様を観てみたい(とはいえドラマがどの時代を追うのか知らないけれど)。 久しぶりに、とてもいい作品を読んだ。
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自分が過ごした時代とアキラが同じであった為か一気に読んでしまった。父親であるヤスさんの子供に対する純粋な愛情は読んでる時より読み終えた後が清々しい。私も親にもっともっと優しく接したくなった。
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