蜩ノ記 の商品レビュー
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藩主の側室と不義密通を働いた罪で幽閉され10年後に切腹を命じられた武士の一家と、刃傷沙汰を起したためその監視役を命じられた若侍の交流を描いた物語。 久々の時代小説を楽しく読むことが出来た。 不義密通の冤罪をかけられた清廉潔癖な武士、また源吉という親孝行な農民の子供、農民を食い物にする悪徳商人、保身ばかりを考える家老と典型的な時代小説という感じだった。 しかし、最後は清廉潔癖な武士の命が救われると思っていたけど、そうはならず涙~。
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蜩ノ記 直木賞受賞作2連発! 「下町ロケット」に続いて「蜩ノ記」を読みました。 お家騒動の際に領主の奥方を救うために一緒に逃げたことで不義の疑いをもたれて、切腹を賜った秋谷。切腹までに10年の猶予を得て、その間に家譜の編纂を行うことになります。そのお目付役として秋谷の元で家譜の清書を担当することになった主人公の庄三郎は、秋谷の人柄や清廉さに惹かれていき、秋谷の無実を晴らそうといろいろと試みます。秋谷の娘に恋をし、秋谷の息子を助け、百姓の直訴を思いとどまらせ、村で起こった殺しに巻き込まれ・・・ 刻々と切腹の日が迫る中、庄三郎はついに秋谷の無実とお家騒動の真相を知りますが、さて庄三郎は秋谷を救うことができるのか・・・ 人が忠に従い、正しく思いやりを持って生きて死ぬこと。そんな潔い人の在り方を問う物語です。最後の数ページはなんでかはわかりませんが、すがすがしい涙が止まりませんでした。 竹蔵
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男性作家の本だなあと思った。 やはり男がかっこよく書かれている。(悪い意味ではなく) 武士はこうあるべき? 直木賞を取った時から読みたいと思っていたので、今回旅行のお供に連れて行きました。 読み切れたし、内容も良かった。
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図書館にて借りる、第182弾。 良い。 本作を読んでいると、自分のふにゃちんぶりに愕然とさせられる。 それにしても、なんと武士の矜恃の素晴らしいことか。
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自分の過ちで罪を問われるのならまだしも、理不尽なこと、陥れられて罪を問われるのは我慢ならないし、潔白を証明しようとあがくだろう。 でも、主人公の戸田秋谷は違う。彼への敵愾心、嫉妬心故に、ある出来事で罪に問われ、10年後の切腹を命じられる。でも、彼はそれを受け容れ、静かに残さ...
自分の過ちで罪を問われるのならまだしも、理不尽なこと、陥れられて罪を問われるのは我慢ならないし、潔白を証明しようとあがくだろう。 でも、主人公の戸田秋谷は違う。彼への敵愾心、嫉妬心故に、ある出来事で罪に問われ、10年後の切腹を命じられる。でも、彼はそれを受け容れ、静かに残されている時間を見事に生ききる。 彼を見張るように遣わされた庄三郎も秋谷の人となりに感化され、変わっていく。庄三郎は秋谷の件が冤罪であると分かり、秋谷に弁明をすればと訴える。 しかし、秋谷は主君が家臣に疑心を持っているならば、弁明しても心を変えてもらうことはできない、と言う。 そう言う秋谷に、でも、とりあえずは弁明してみてはどうか、と私は思う。もしかしたら、事実を知って赦されるかもしれないではないか。武士には、それは見苦しいことなのか。 全てを受け容れて秋谷はその時まで、自分の為すべき事を淡々と為していく。その中で、息子の郁太郎の友、源吉の命が奪われる。その非道を赦せず、郁太郎は家老に物申しに行く。庄三郎も同行する。二人は捕らわれ、交換条件に秋谷にある物を手渡すように伝える。 それを聞いた秋谷は自ら出向く。幽閉中の者が城下に向かうのは、助命などとんでもなく、切腹はもはや免れない。 妻が「お前様が自分(郁太郎)のために命を投げ出したと知れば、郁太郎はどのように悲しむ事でございましょう。どうか、城下へ行かれるのはおやめくださいませ」と訴える。しかし、 「わしの命は郁太郎が引き継いでくれるであろう。親が先にあの世へ参るのは自然の理ではないか。何の不都合があろう。そなたにとって郁太郎は何物にも代えがたい大切な息子ではないか。その息子を取り戻しに参るのだぞ」と答える。そして、郁太郎達の元へと向かう。 無事に郁太郎と庄三郎を取り戻す。秋谷がその日を迎える前に、庄三郎と薫は結婚し、郁太郎は元服する。 悲しい結末で、最後は涙、涙だったが、でも、希望を感じることができた。 ひとは心の目指すところに向かって生きているのだ、と思うようになった。心の向かうところが志であり、それが果たされるのであれば、命を絶たれることも恐ろしくはない。 この庄三郎の思いは、秋谷の生き様を見てのうそ偽りのない想い。秋谷は切腹したが、その生き方は郁太郎、姉の薫に、そして庄三郎に確かに引き継がれていく。だから、希望を垣間見ることができるのだと思う。 いいお話だった。また読み返したいと一冊。
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いつかは読んでみたいと思っていた本でした。評判通り心打たれる内容。武士として、人として、どう生きるべきか、人を守るということはどういうことか。 果たしてその通り、切腹の日を迎え… 分かるようで分からない時代のことです。
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武士道と云うは死ぬことと見つけたり 有名な「葉隠」の一節ですね いつでも死んだらぁっていう意味に誤解されることが多いんですが、死ぬどころか武士としての正しい「生き方」を説いた言葉なんですね 詳しくはググって頂くとして(投げた!)やっぱり本作を読んでこの言葉が頭を過ぎりました 夜...
武士道と云うは死ぬことと見つけたり 有名な「葉隠」の一節ですね いつでも死んだらぁっていう意味に誤解されることが多いんですが、死ぬどころか武士としての正しい「生き方」を説いた言葉なんですね 詳しくはググって頂くとして(投げた!)やっぱり本作を読んでこの言葉が頭を過ぎりました 夜霧よ今夜も有難う(どうしても言いたかった) 主君の側室との不義密通のために十年後の切腹を命じられた戸田秋谷の武士としての生き方と死に方を描いた『蜩ノ記』 読み終えた感想は「武士〜」です いやもうめっちゃ武士やん、めっちゃ武士やん秋谷! 己が正しいと思うことを為す この一念ですよね そして曲げずに貫くにはどうしても死に方にもこだわらなければならなかったんでしょうね そして冒頭の「武士道と云うは死ぬことと見つけたり」を体現してたように思うんですよね 楽な道を選んでいては、正しいことを為せないし、正しくない道を行く自分を見せたくなかったんじゃないかなぁって思うのです まぁ、自分は多少正しくない道を歩んでも切腹は回避したいですけどね 武士じゃないし♪~(´ε` )
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殿様の側室との不義が疑われて切腹を命じられている武士を中心にした物語。そこへ見張り役に藩から派遣された武士が、なぜ不義が疑われるような羽目になったのかを調べるうちに、藩の闇の歴史に突き当たっていくというストーリー。やや藩の歴史が複雑すぎて途中でこんがらがってくるところは少し残念...
殿様の側室との不義が疑われて切腹を命じられている武士を中心にした物語。そこへ見張り役に藩から派遣された武士が、なぜ不義が疑われるような羽目になったのかを調べるうちに、藩の闇の歴史に突き当たっていくというストーリー。やや藩の歴史が複雑すぎて途中でこんがらがってくるところは少し残念だったが、でも素敵な登場人物たちと素敵な雰囲気の物語だった。
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驚きは無かったけど、 余韻がいつまでもある。 武士のようにはいかないが、人として恥じない生き方をしたい。
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直木賞を取っているし、評価が高い本だけど、自分にはちょっと読みづらかったな。 葉室凜さんの小説の特徴でもある「主人公が輝く」が個人的には苦手かもしれない。 この小説も主人公がとても良い人で、主人公の悲劇を解決するために物語が進む。 途中におこる伏線も最後にきっちり回収される。...
直木賞を取っているし、評価が高い本だけど、自分にはちょっと読みづらかったな。 葉室凜さんの小説の特徴でもある「主人公が輝く」が個人的には苦手かもしれない。 この小説も主人公がとても良い人で、主人公の悲劇を解決するために物語が進む。 途中におこる伏線も最後にきっちり回収される。 よい小説なんですが、よい主人公がいい人すぎるのかな。
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