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まじめの罠 の商品レビュー

3.5

134件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2023/01/04

上から「決まり」が降りてくると思うのではなく、批判的・多角的に物事を考えよという内容。読み終えて数日だけど心の枷が外れた気がする。今の自分にとっては出会うタイミングが良かった。

Posted byブクログ

2022/10/27

最初のところで、既にドキッとしました。 「まじめ」がいいとずっと教育されてきたのに。 薄々とは気づいていました。 今も皆様、マスクに違和感を持ちつつも「まじめ」にマスクをしている方々が多いですよね。 少し前の本ですが、あれから変わっていません。 今の世の中を予言されているようで、...

最初のところで、既にドキッとしました。 「まじめ」がいいとずっと教育されてきたのに。 薄々とは気づいていました。 今も皆様、マスクに違和感を持ちつつも「まじめ」にマスクをしている方々が多いですよね。 少し前の本ですが、あれから変わっていません。 今の世の中を予言されているようで、恐ろしさすら感じました。

Posted byブクログ

2022/07/09

読む前は真面目=良いと思っていた概念が、良い意味で覆された。凝り固まった私のマインドブロックをたくさん外してくれる程の衝撃だった。 真面目であるが故、社会の常識や世間体を気にしすぎて、評価基準を他者に委ねてしまう、思考停止してしまう、失敗を恐れて保守的になりすぎる、他責にする、、...

読む前は真面目=良いと思っていた概念が、良い意味で覆された。凝り固まった私のマインドブロックをたくさん外してくれる程の衝撃だった。 真面目であるが故、社会の常識や世間体を気にしすぎて、評価基準を他者に委ねてしまう、思考停止してしまう、失敗を恐れて保守的になりすぎる、他責にする、、などの弊害がおきることがわかりやすく書かれている。 日本の社会で生きてきて、この真面目である人が評価をされる世間で、このまじめの罠に気がつく人がどれだけいるのだろうか。。残念ながら、かなり少数であると思う。  この本が書かれていたのが10年程前なのだが、古さは一切感じず、むしろ2022年現在読んで、時代を先取りして読めていたこの本の凄さを改めて感じた。 これからも続く激動の世界で、このまじめの罠に気がついた人が、柔軟にこれからの時代を生きていくことができると本書を読みながら強く感じた。 日本人の多くの方は真面目に生きてきた人が多いので、どの方にも是非読んでもらいたいと思うが、今の現状を絶対変えたくないと思ってる人にはオススメできません。何故なら、その方の信じていた価値観を揺るがすくらいの衝撃があります。 しかし、時代の変化を受け入れたい方には、是非オススメしたい‼️ 特に、高学歴で大企業に勤めて真面目に生きてきた方に読んでもらいたい素晴らしい一冊です。 早い段階で、この本に出会えて良かった。

Posted byブクログ

2020/05/09

日本人の「まじめさ」が、本人や日本社会全体を悪い方向へ導いていくリスクについて書かれた本。 周囲からは、まじめだと言われてきた自分のことがまさに書かれていたようで、耳が痛い内容であった。 昔から「まじめに頑張ればいつか報われる」「努力すれば報われる」と言われ育ってきた。 多く...

日本人の「まじめさ」が、本人や日本社会全体を悪い方向へ導いていくリスクについて書かれた本。 周囲からは、まじめだと言われてきた自分のことがまさに書かれていたようで、耳が痛い内容であった。 昔から「まじめに頑張ればいつか報われる」「努力すれば報われる」と言われ育ってきた。 多くの日本人はまじめが一番だと思って生きてきているであろう。 まじめが一番とされる社会では、まじめであることが一番楽な生き方だと思っている。 不真面目に生きるには頭を使わないといけないし、苦労が多いものである。 そのため、私は今まで比較的まじめに生きてきたのだと思う。 しかし、私が納得してしまった本書で書かれている「まじめ」に生きている人が陥りやすい思考は以下の通りだ。 頑張っている自分=正しい ↓ まじめに頑張っているのに成果が出ない、報われない ↓ 世間がおかしい・会社がおかしい・社会がおかしい・政府がおかしい このような思考は、自分も含め周りの多くの人に見られる傾向である。 まじめで頑張っているのに報われないと、被害者意識が増大していき、周りに攻撃的になっていく。 自分が少し生きにくいと感じている部分の一つがここにあるような気がする。 また、まじめな日本人が生活する日本社会においては、過剰な完璧さが要求される。 とにかくミスは許されず、何にでも完璧さが求められ、クレームを避けるために膨大なコストを費やし、どんなに小さいことにも目を配る。 この、何事にも完璧を求めるまじめさが社会においては負のスパイラルになっているように感じる。 日本人の長時間労働の原因はここにあるのではないだろうか。 もう少し「まじめ」から離れ、寛容な社会にならない限り、長時間労働の問題は解決しないと感じる。 本書では、最後の章に「まじめの罠」から抜け出すために方法にも触れられてある。 その中で、「自分が属している枠組みの内側だけで行動するのではなく、枠組みを自分の力で構築しろ」とある。 枠組み内で生きるのが一番楽なのだが、その枠外にも少しずつ目を向けていこうと思った。

Posted byブクログ

2019/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

語り口調に思えるせいか,タイトルのせいかはわからないが,これまでの「物事を疑え」「クリティカル・シンキング」の本とは違った印象を受けた.歳を重ねるごとに,自分が内面的に,そして無意識下に「まじめ」を売りにしていることを感じていたが,そこをこの本にも指摘された. この本の表現を借りると,「与えられた解の範囲の中だけですべてを解こう」として,「枠内で最大限の努力をしてしまう」姿勢であり,またそこに「成功体験」があり自分なりの「正義」もある. 頑張っている=自分は正しいというすり替えを無意識に行っている 必要なことは,自分なりの答を出すことであり,その答えには自分で責任を持たなければならない 東日本大震災のときに,ある小学校で校庭に並んでオロオロしていた時に,止めるのを振り払って自分の子供を連れて急いで避難した保護者がいた.有事の際に普段と同じようにみんなと同じことをしているのは危険である. 批判的に検討することは,真剣に話を聞いていることでもあり,礼儀と言っても良い 自分なりの判断材料や価値観から,自分の頭で考えて決定し行動する,そんな学生時代を過ごしてきたが,そこから緩やかに今の自分につながっている. 明確な分岐点や出来事は思い当たらないのだが,漠然と考えていたのは,自分の頭脳が飛び抜けて優秀なわけではない(それなりに優秀とは今でも思っているが,いろんな特質で突出したものを持っている人たちがいることを知った).もっと他人から学ぶことがあるはずだ,と考え始めたのは確かである. しかしその考え自体は全うなものだし,否定することはない.自分の考え方や能力,性格,人格,内面性などを何ら変える必要もなく,それらを持ったまま成長していけばいい. 今は完全な自信を取り戻すべく,リハビリ期間中かもしれない. 今でもダメな奴だと思われるのを恐れる部分はあるが,周りの評価を中心に考えてしまっていたことには気づいている.自分の評価は自分ですればいい.

Posted byブクログ

2019/02/11

勝間さんの本は具体的で数値化していて、勉強になります。 しかしながら、この本は、私にとってちょっと難しい内容でした。

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2018/12/09

「失敗することを褒めてやりたい」というスティーブジョブスの声が聞こえる。 ただ、どうしたのか。やけにトゲトゲしい文体になっている。 「自分をグーグル化する方法」では目が輝いている文体だったのに。 ・クリティカルシンキング(批判的思考)は基本中の基本  ⇒まず、疑え ・世の中のモ...

「失敗することを褒めてやりたい」というスティーブジョブスの声が聞こえる。 ただ、どうしたのか。やけにトゲトゲしい文体になっている。 「自分をグーグル化する方法」では目が輝いている文体だったのに。 ・クリティカルシンキング(批判的思考)は基本中の基本  ⇒まず、疑え ・世の中のモノに余計なコストがかかるのは、まじめな人たちからのクレームがうるさいから。  ⇒クリエイティブなことに資源を使うより、クレーム対策に資源を使うことが多くなっている  ⇒商品開発ですら減点法が支配している ・まじめの罠の世界はありえないのに「失敗しない事」を追求するため、時間もコストもかかり、  ⇒PDCAサイクルを回すほうが大事 ・無知の知で客観的に自分を見る ・まじめな人はメモを取り過ぎる  ⇒何が大事か判断しないため。

Posted byブクログ

2019/10/07

真面目であることはいいことです。 しかし、まじめすぎるためにはまっていしまっている罠がある。 その点をわかりやすく自身の体験を持って記載している1冊 自分を見つめなおしきっかけを与えてくれる1冊

Posted byブクログ

2018/09/28

まじめの罠。勝間和代先生の著書。日本はまじめにコツコツと努力することが美徳とされ、評価される国。でもまじめに努力しても悪循環になって最悪の結果になることだってある。ふと立ち止まって、改めて考えてみることも大切。

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2019/06/12

与えられたシステムの内側でのルールを守っていさえすればいいと考え、みずから主体的に行動して結果に対する責任を取ることをしない「まじめ」が蔓延する現代の日本社会に対する問題提起をおこない、既成の枠組みに囚われることなくみずから決断し行動するたくましい知性を養うことの大切さを説いた本...

与えられたシステムの内側でのルールを守っていさえすればいいと考え、みずから主体的に行動して結果に対する責任を取ることをしない「まじめ」が蔓延する現代の日本社会に対する問題提起をおこない、既成の枠組みに囚われることなくみずから決断し行動するたくましい知性を養うことの大切さを説いた本です。 日本社会の内向きな文化的風土に対する批判と、ネット社会における炎上とのあいだには、たしかにその社会心理学的な基盤にはつながりがあるのかもしれませんが、背景にある問題がちがいすぎるのではないかという気がします。個人的には、ビジネスの実践的な場面におけるメタ認知能力の重要性に関する説明に話を絞ってほしかったように思います。 近年刊行されている著者の本には、かつての「カツマー」ブームの頃にもてはやされた仕事術を越えて、現代日本が直面している社会問題に自己啓発書的な手法に基づいて解決策を示すような試みが多く、本書もその中の一冊といえるでしょう。本書にかんしては、若干議論が粗いように感じたのですが、イデオロギー・フリーな立場から社会問題に取り組むこうした著者の試みそれ自体は興味深いと感じています。

Posted byブクログ