まじめの罠 の商品レビュー
なんの成果も出さず、ただただ長時間労働することを「仕事」と称し、偉そうにしている我が社の従業員の姿勢に疑問を感じて読んだ本。 3章の初めに記してある、まじめの罠の害毒は全くうちの会社の連中に当てはまる。
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なんとなく、自分が「まじめちゃん」の一人だというのは気づいていますが、それをぶった切ってくれる本なのかな?と期待して読みました。 日本社会の構造的に、「まじめ」な人は作られやすいということに納得。また、それが今の日本に影を落としている、ということにも納得です。 でも・・・すでに多くの人が気付いているんじゃないか?とあまり目新しさは感じられませんでした。 前半部分、「まじめの罠」の仕組みや、その害毒について繰り返し説明されていて、飽きました。結局、最後の『第4章 「まじめの罠」に対する処方箋』だけ読んでも事足りるような。 更に言ってしまうと、『おわりに』だけを読んでも、事足りると思いました。
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こちらの本は、2011年の10月に発売されたものなのですが、 わたしが購入したのは、今年の2013年に入ってからのことでした。 勝間和代さんの本は、以前はよく購入していたのですが、 そういえば、ここしばらくチェックしていなかったなぁと思い、 しばらくぶりに本屋で勝間さんの本を探...
こちらの本は、2011年の10月に発売されたものなのですが、 わたしが購入したのは、今年の2013年に入ってからのことでした。 勝間和代さんの本は、以前はよく購入していたのですが、 そういえば、ここしばらくチェックしていなかったなぁと思い、 しばらくぶりに本屋で勝間さんの本を探したのを覚えています。 勝間和代さんといえば、はっきりとした物言いをする人、 という印象があります。 だから、このタイトルを見たときも、思わずハッとしたというか、 なんか見抜かれたような気がしたんですね。 なぜかといえば、昨年の2012年あたり、何かと口にしていた独り言が 「わたしって、真面目だよなぁ」という言葉だったからです。 「わたしって、真面目だよなぁ」という言葉の裏には、 どこか不真面目になれない自分を皮肉っているところがありました。 もっと自由人でいたいのに、もっとユーモラスでありたいのに、と 自分の真面目さ加減にちょっと落ち込むことがあったのです。 だから、この本を見つけたとき、そう、これこれ! 以前から感じてたんだよね、真面目には何かあるって! なーんて、「まじめの罠」という言葉を、まるで自分が見つけたような気になりました。 自分の中にある、自分をちょっぴり落ち込ませる真面目って、いったい何?? というところに、「罠」という絶妙な名前を付けてくださったのは まぎれも無く勝間さんなのですが^^ そういうわけで、読み始めたこの本がわたしに教えてくれたことも、 やはり、こういうことでした。 やっぱり、わたしは、わたしらしくしていたほうがいい、のです。 どこにいても、だれといても、何をしていても。 わたしが自分の真面目さ加減にちょっと落ち込んだときというのは、 勝間さんのいう「虫の知らせ」みたいなものを何かに譲ってしまったときでした。 ほんの少しの体裁を気にしてしまい、 自分の野性的な勘に行動を添わせられなかったとき、とでもいいますか。 そんなときはいつも、何かしら後味の悪い感じがして、口からは自然と 「ああ、わたしって真面目だなぁ」と自分を皮肉る。 そんなメカニズムになっていたんだなぁ、と気づかされました。 日常の中で、できればちょっとでも落ち込んだりしたくないわたしは、 自分の中にある「まじめの罠」の仕組みがこれでわかりましたから、 あとはそうならないように努力するだけです。 具体的な努力の仕方は、この本に書いてあります。 とてもわかりやすくシンプルなものです。 シンプルだからこそ、それを実行し続けるには、ある程度の努力が要るのですが、 もちろん、その努力の価値は十分にありますから、わたしはやります。^_^ (努力に対する成果についても、著書で触れられています) なんといっても、わたしにはバロメーターがありますから、 とりあえず、この2013年は、「わたしって、真面目だなぁ」という独り言が 一度も出ないことを目標にやっていきます。 面白くなりそうですね。(ガッツポーズ) それでは今日も、 あなたがあなたであるために、わたしはわたしであるために、 色々な工夫を楽しみながら、共に生きてまいりましょう~!
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□ 真面目か不真面目なら、不真面目な人の方が仕事が出来ることが多い。 □ 真面目=正義と思うのは間違っている、しかしそんな間違った考えを持っている日本人が多いのも確かだ □ 既成概念なんて取っ払え!
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まじめな人とは与えられた課題に対して疑いを持たない人のこと。 労働現場ではいまだに長時間労働をしているしこれには日本人のまじめさが 関係している。まじめの罠は内部要因と外部要因から成り立つ。 日本の悪い所が全て関係しているw
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夫から借りて読んだ。(会社から借りたもの) 大変興味深く読んだ。 私自身もそうだが、誰もが会社に入って働いている時、もっとこうした方がいいのになどと思うことが一度はあったと思う。 私自身、無駄なことも仕事のうちなのかと思って流してしまったが、ここでいうまじめであることの罠、疑わず...
夫から借りて読んだ。(会社から借りたもの) 大変興味深く読んだ。 私自身もそうだが、誰もが会社に入って働いている時、もっとこうした方がいいのになどと思うことが一度はあったと思う。 私自身、無駄なことも仕事のうちなのかと思って流してしまったが、ここでいうまじめであることの罠、疑わずまじめにまさにこなしてしまっていたわけだ。 今からでも遅くない、自分自身の中にもっと考える力を、柔軟性を、答えを引き出す力を持ちたいし、持とうと思うことが大切なのだと思う。ふまじめに。(笑) ただ、日銀についての見解には違和感があった。 いい悪いではなく、自分と考え方が違うなと思ったので。 バイクに乗る時の赤い手袋も買い過ぎだと思う。(笑) あと、ふまじめさを求めるなら自分に対してのバッシングは馬耳東風でいいのではないか。 そもそもがやっぱり真面目なんだなこの人は、とそれはそれで人間ぽく、ほほえましかった。
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私は学歴信仰という罠にはまっていました 祖母が今時のことばでいう「教育ママ」で父&叔父の教育は言うまでもなく孫の教育についてもとても厳しい人でした いとこたちがいわゆるエリートコースを順調に歩む中,私だけが学歴に劣等感を感じ,親戚付き合いに苦痛を感じていた理由は「学歴信仰」に...
私は学歴信仰という罠にはまっていました 祖母が今時のことばでいう「教育ママ」で父&叔父の教育は言うまでもなく孫の教育についてもとても厳しい人でした いとこたちがいわゆるエリートコースを順調に歩む中,私だけが学歴に劣等感を感じ,親戚付き合いに苦痛を感じていた理由は「学歴信仰」にあった,と気づきました また,持ち家信仰にも翻弄されて今まで父の経済力で維持してきた家を父のそれにはどうあがいてもおよばない私の経済力で支えてきたことも苦痛でした 持ち家信仰からは足が洗えたので,次は学歴信仰から自分を解放するつもりで実践していこうと決意させてくれた本です
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言われたこと、決められたことを従順に守ることの危険性を説く本。 卑近な事例を引き合いにその危険性が記されるが、納得感は非常に高い。 気付かないうちに自分の枠を決めてしまう「まじめ」は危険だと思える。 その罠に陥らないために提言されている6つのソリューション。 最も肝要なことは、...
言われたこと、決められたことを従順に守ることの危険性を説く本。 卑近な事例を引き合いにその危険性が記されるが、納得感は非常に高い。 気付かないうちに自分の枠を決めてしまう「まじめ」は危険だと思える。 その罠に陥らないために提言されている6つのソリューション。 最も肝要なことは、「自分で考える」癖を付けること。 指示であっても、自分なりの解釈を加える。 ルーティンであっても、改善・中心すべき点はないか考える。 結局は普段の心がけになってしまうのであるが、 総じて正しいとされる「まじめ」の危険性に気付かせてくれた本書の役割は大きい。 自身、本書で言うこころの「まじめ」に相当する部分が多いと感じるだけに。
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日本人が陥りがちな『真面目にコツコツ継続する美学』の弊害をまとめ、警鐘を鳴らす本。帰国子女や留学経験のあるひとなら、この傾向性を至って客観視できるのではないだろうか。教育過程で、予習復習、キレイなノートへの筆書等も要求されるのが日本の教育で、インター等では、理解度を測るテストや、...
日本人が陥りがちな『真面目にコツコツ継続する美学』の弊害をまとめ、警鐘を鳴らす本。帰国子女や留学経験のあるひとなら、この傾向性を至って客観視できるのではないだろうか。教育過程で、予習復習、キレイなノートへの筆書等も要求されるのが日本の教育で、インター等では、理解度を測るテストや、理解をベースにしたディスカッション、エッセイが中心だから。 解決策として最後の処方箋の章にいくつか挙げてらっしゃるが、具体策が少ないのが残念なところ。
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このタイトルで勝間さんが書いてるという時点で、なんとなく内容がうっすらわかってました(笑)。 この本を読んでそんなことないよ、この本間違ってるよって思う人がつまり、「まじめの罠」にかかってるんでしょうね。 ものすごく理路整然としてわかりやすい。 それと著者がかなりこの罠にして...
このタイトルで勝間さんが書いてるという時点で、なんとなく内容がうっすらわかってました(笑)。 この本を読んでそんなことないよ、この本間違ってるよって思う人がつまり、「まじめの罠」にかかってるんでしょうね。 ものすごく理路整然としてわかりやすい。 それと著者がかなりこの罠にしてやられたんだろうなと思える内容です。多少の怒りすら感じます(笑)。 ただ、この「まじめの罠」は日本人の価値観そのものだと思えるので、この罠から自分だけ抜けたとしても周りの反応は冷めたものになりそうです。 僕的にはこの考え方大賛成です。 “これはあくまで自分の経験上の話ですが、コツコツまじめに勉強している人ほど、インプット時間がやたらと長い印象があります。 では、たとえば3ヶ月勉強して100点を取る人と、2日だけの勉強で80点取る人がいたとしたら、どちらを評価するでしょうか? 私なら、もし就職面接で両者が受けに来た場合には、間違いなく後者を評価します。しかし、日本では全体的に前者が評価されます。 こうした、世の中にある既存の評価体系に子どもの頃から慣れ親しんでいることは、読者の皆さんも容易に気づかれることでしょう。そして、100点を取るためだったらいくら時間をかけてもいい、というのがまじめの原点ではないでしょうか。” “いずれにせよ、無駄な努力をやめて、より器用な方法、あるいはズルい方法を探すという努力が大事なのですが、日本の場合は無駄な努力でも努力そのものが賛美されます。”
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