スマート読書入門 の商品レビュー
クラウドを利用した、読書メモの書き方を提案する本。 読んだ本からアウトプットを得るための読書法で、以前は京大カードや書籍に直接残していた「メモ」をクラウドに残そうという主旨。 もっとこの「アウトプットを得るための読書法」っていうのを、前面に押し出したらいいのにと思う。 「スマート...
クラウドを利用した、読書メモの書き方を提案する本。 読んだ本からアウトプットを得るための読書法で、以前は京大カードや書籍に直接残していた「メモ」をクラウドに残そうという主旨。 もっとこの「アウトプットを得るための読書法」っていうのを、前面に押し出したらいいのにと思う。 「スマート」「ソーシャル」「電子書籍」という単語は、流行だから宣伝材料として表紙や本文に入っている感じ。 この手のタイトルの書籍でありがちな、twitterやEvernoteやDropboxの使い方の説明に終始していないのもいい。 あと表紙でかなり損している気がする。正直、本屋で手に取ったとき、表紙を見て棚に戻した。後日、他の人の書評を読んで、改めて購入したくらい。
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良書。読書=情報処理としてとらえるタイプの読書本では出色の出来です。 本書が優れているのは以下の三点です。 1:目的を明確にしている 2:とにかく具体的 3:編集、査読、原典の重要性に言及している 1:目的を明確にしている 本書には「知識を効率よくインプットし、社会(最...
良書。読書=情報処理としてとらえるタイプの読書本では出色の出来です。 本書が優れているのは以下の三点です。 1:目的を明確にしている 2:とにかく具体的 3:編集、査読、原典の重要性に言及している 1:目的を明確にしている 本書には「知識を効率よくインプットし、社会(最近流行りの「ソーシャルメディア」もその一つですね) との対話を通じて知恵に転化していく。そして良質なアウトプットに結びつけることこそが目的」(p. 24)と明確に書かれています。あくまで情報処理の一環としての読書こそが目的なのがわかりますね。 このように目的が明示化されているため、記述にはブレがありません。読書本というのは往々にして「効率よく読書してビジネスや人間関係に役立てたり儲けたりしよう!」的な自己啓発本や「読書は心だよ」的な語りになりがちなのですが、それらの陥穽に陥ることなく、「いかにして本から情報を蓄え、効率的に活用するか?」に特化しています。 2:とにかく具体的 上で述べたように、本書は情報処理としての読書に特化しています。そのための方法論に手抜かりはありません。本書ではいわゆる「自炊」――すなわち紙の本を裁断し、スキャナに取り込みpdfファイルにすることを前提としています。その際に必要となるスキャナ、裁断機、そして pdfファイルを読むためのデバイス(iPad, Kindleなど)の選び方や使い方を丁寧に解説してくれているのですね。これ一冊あれば、初心者でもほぼ問題なく自炊を行うことが出来るでしょう。 また、読書用デバイスとして7インチタブレットを薦めているのもいいところ。実際、iPadは読書には少々大きすぎ、Kindleは処理速度等に不安が残ります。GALAXY Tabを代表とする7インチタブレットは、バランス面でベストの選択でしょう。 3:原典、編集、査読の重要性に言及している おそらく、本書がもっとも優れているのはここです。実用系の読書本ではあまり言及されないポイントなのですが、死活的ともいえる重要性を持ちます。 twitterやまとめサイトに代表される流動的な情報は、その流動性ゆえに往々にしてソースやバックボーンを欠きます。また、第三者の目を通してから発信されるわけではないので、誤解と偏見に満ちていることも少なくありません。 それに対して、本という媒体は、著者の他に編集者の目を通します。これによって、いわば情報の「歪み」をある程度は是正可能となります。それだけ情報の信頼性が上がるのですね。これは本の大きな利点でしょう。 原典の重要性に言及しているのも大事なところです。原典があれば、著者の主張に歪みはないか、データを正しく引用しているか、文脈の一部を自分に都合のいいように利用していないか(これもネットではしばしば見られます)、などのチェックが容易になります。 つまるところ、紙の本から得られる情報は、基本的に「深い」のです。この点において、ネットからの情報と本からの情報の間には絶大な格差があります。良質なアウトプットのためには良質なインプットが必要。そして良質なインプットを行うには、本という媒体は極めて強力といえましょう。 以上三点、本書が優れている理由を述べました。 実際、本書は情報処理のための読書に対する手引きでは頭ひとつ抜けています。ブクログ等を活用したソーシャルリーディングにも言及しており、読書の輪を広げる上でも役に立つでしょう。一読をお勧めいたします。
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ブクログは以前から知っていたけど この本をきっかけにブクログへ ミクシィのソーシャルライブラリーを 使っていたけどケータイ(スマホでなく)から 使用できないので・・・ 個人的には本を自炊よりは 仕事の資料をPDFにしたいかな 引越しや紛失防止、検索によさそう
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<「スマート読書入門」の解説記事から> 2010年の電子書籍ブームから1年。スマホ人気が高まりとともに再び電子書籍への期待が高まっています。スマート読書入門はデジタルで本を読むためのノウハウにとどまらず、読書メモの取り方、ソーシャルメディアで他の読者と交流する新しい読書スタイルな...
<「スマート読書入門」の解説記事から> 2010年の電子書籍ブームから1年。スマホ人気が高まりとともに再び電子書籍への期待が高まっています。スマート読書入門はデジタルで本を読むためのノウハウにとどまらず、読書メモの取り方、ソーシャルメディアで他の読者と交流する新しい読書スタイルなど、ノウハウが満載の一冊です。もちろんブクログも紹介されていますよ!9月28日の発売に先駆け、本書を読んだ方々の感想を交えつつご紹介していきましょう。 「読書は紙の本でOK」ではもったいない!読書もデジタル化することで、そのパワーを存分に引き出すことができます。昨年話題になった電子書籍はもちろん、スマートフォンやタブレットが普及していくのに伴って、読書のあり方も変わろうとしています。本を読むことをよりパワフルにするための「スマート読書」の考え方・やり方が満載です。 http://booklog.jp/special/smartread/
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ipadを買おうかと思い、この本を読みました。 ブクログは、この本で知りました。 本を持たずに、仰向けに寝ながら読書できる方法が見つかりました。
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ソーシャルリーディングへの手引き。いまだ電子書籍の本格到来に至っていないので、それに向けた準備・入門といったもの。
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面白い本ではある。 でも、私にはちょっとむかないかな。 自炊してまで本の内容をとっておくのは面倒だしそこまで本の内容をとっておきたいと思わない。なので、自炊のページはちょっと飛ばし読み。 Evernote,ブクログ、はてブ、Twitter、Googleリーダーなんかの使い方はすで...
面白い本ではある。 でも、私にはちょっとむかないかな。 自炊してまで本の内容をとっておくのは面倒だしそこまで本の内容をとっておきたいと思わない。なので、自炊のページはちょっと飛ばし読み。 Evernote,ブクログ、はてブ、Twitter、Googleリーダーなんかの使い方はすでにやっていることだった。(結構これは驚きで、自分のやり方が正しいんだなとちょっと確認できてうれしかったけどね。) 著者は書くことを職業としている人だけど私は書くことを職業としていないので、読んだ本から、1つか2つ得るものがあればいいんだよね。 読書に対する取り組みの前提が違うんでしょうがないよね。
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~20111125 スマート読書入門 目次 第1章 読書だってデジタルでいこう! ●読書だけがデジタル化するライフスタイルから取り残されていた ●攻勢をかけるApple とAmazon ●挫折を経て再チャレンジにかける日本勢 ●読みたい本と読める本のミスマッチから生まれた「自炊...
~20111125 スマート読書入門 目次 第1章 読書だってデジタルでいこう! ●読書だけがデジタル化するライフスタイルから取り残されていた ●攻勢をかけるApple とAmazon ●挫折を経て再チャレンジにかける日本勢 ●読みたい本と読める本のミスマッチから生まれた「自炊」 ●本とネット情報の違いとは? ●編集や査読が本に与えている価値 ●本の致命的な検索性の悪さをどうするか? ●デマをヒロゲテシマウ人、デマに動じない人 ●「原典」は情報を見極めるための頼れる材料 ●「原典はどこか?」と意識すること ●せっかく読んだ本なのだから「死滅」させるのは惜しい ●ワークフローを固めて習慣にしよう 第2章 「閉じた」読書でおわっていてはもったいない! ●「関心のきっかけ」としてのツイッター、RSSリーダー ●読むべき本に出会うために「キーワード」を探ろう ●本もデジタルなライフスタイルの中に位置付ける ●本棚の肥やしにさようなら ●スペース確保のための自炊はおすすめできない ●Evernoteは記録術の変革請負人 ●とりあえず放り込む。整理は後からでOK ●「人を表す」本棚をソーシャルな場へ ●読書レビューに自分を語らせる まっすぐはソーシャルメディアに投げ掛けるという方法も ●これまでになかった読書体験を楽しもう 第3章 快適なデジタル読書のために環境を整えよう! ●まだまだこれからの電子書籍ストア事情 ●フル活用するなら自炊とPDFが現実的な解答 ●これを揃えれば自炊ができる! ●ScanSnapをおすすめする理由 ●大きくて重い裁断機でなくても大丈夫! ●タブレットの代わりにスマートフォンは使えない? ●移動中も読書にあてるならメディアタブレットの用意を ●デジタル読書に欠かせないクラウドアプリ ●Dropboxをバーチャル本棚にしよう ●自炊読書と相性ばっちりのi文庫 ●PCで自炊ファイルを読むときは、ここを覚えておこう ●本を読むことに集中しながらどんどんメモをとる ●スマートフォンを携帯スキャナーに ●「結局読めなかった」としないためにGoogle カレンダーを活用しよう ●ソーシャルリーディングのためのツイッターとTwilogの準備 第4章 フロー情報をさばいてストック情報に繋げよう! ●増える一方の情報をストックとフローでとらえる ●ツールを、通してフローな情報と付き合う ●フロー情報の最初のフィルタリングはRSSリーダーで ●はてなブックマークでフロー情報をスクラップ ●ツイッターのリストでフロー情報の奔流をコントロール ●取りこぼしたくない情報はGoogle アラートでキャッチする ●フロー情報全盛の今だからこそストック情報も ●裁断だけが自炊じゃない ●「積ん読」もストック情報に ●意外と使える?Googleブック検索 ●「論文」はストック情報が集まる穴場 第5章 読書メモをマスターして「読んで終わり」から卒業しよう! ●「すっきり読んで、すっきり忘れる」読書の悩み ●読書のメモのコツはさくっとやること ●スマートフォンを携帯コピーマシンに ●iPad用i文庫HDの読書メモ機能はイチオシ ●フリック入力をマスターすれば「二刀流」もあり ●手元なEvernoteがなくても読書メモを残せる ●ソーシャルリーディングに向けたクリッピング術 第6章 ●読んだ本・読みたい本はバーチャル本棚へ ●機能的なバーチャル本棚「ブクログ」を使おう ●バータャル本棚の利点と注意点 ●どこからでも見えて情報も豊富なあなただけの本棚 ●忘れてはいけない!ブログの効用 ●今はソーシャルリーディングを始める絶好のタイミング ●ツイッターが鍵を握る ●ソーシャルリーディングのためのフォロアーを増やすには? 終章 進化する本との出会いを楽しもう ●気になる参考文献があったら迷わずブクログヘ ●「あの人の本棚」をフォローしてウォッチしてみよう ●これまで出会えなかった「人」との出会いから新たな「本」との出会い ●デジタル読書はフロンティア 変化はあらゆるところで起きていく デジタル時代の「行のための読書」とは
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スマホやタブレットでのデジタル読書を快適にしていく本。 ①自炊の提案 ・まだまだコンテンツが不足しているので、読みたい本はどんどん自炊しよう。 ・デジタル化して、必要な本はいつでも取り出せるようにしておこう。 ・自炊そのものが目的となっては本末転倒。 ②ソーシャルリーディング...
スマホやタブレットでのデジタル読書を快適にしていく本。 ①自炊の提案 ・まだまだコンテンツが不足しているので、読みたい本はどんどん自炊しよう。 ・デジタル化して、必要な本はいつでも取り出せるようにしておこう。 ・自炊そのものが目的となっては本末転倒。 ②ソーシャルリーディングの提案 ③自炊の環境提案。 後半はフロー情報をRSSリーダーなどでストックする方法。 また、読書メモやブクログを使ってさらにすすんだソーシャルリーディングの提案。 250ページの本だが、提案内容はてんこ盛り! デジタルライクな方は必読です!!
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読み進めるうちに、Evernote、Dropboxインストール、ブクログに登録、HootSuiteも登録、……。まずは外堀から固めました。この後は、端末と自炊グッズをゲットしていよいよ核心部へ。
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