武器としての決断思考 の商品レビュー
現在進行形で自分は来年からの進路に迷っている。そして、迷っていられるのもあと数週間のことだ。 二つの選択肢がある(少なくともそう見える)自分の人生において、どちらがより正解に近いのか、大人はポジショントークしかしてくれないから自分の頭で考えないといけない、、、。その問題意識だけが...
現在進行形で自分は来年からの進路に迷っている。そして、迷っていられるのもあと数週間のことだ。 二つの選択肢がある(少なくともそう見える)自分の人生において、どちらがより正解に近いのか、大人はポジショントークしかしてくれないから自分の頭で考えないといけない、、、。その問題意識だけがあった自分に友人が貸してくれた一冊。 ディベートを思考の癖として取り入れてしまうことで自分の頭で決断を下すための方法論が書いてある。 途中で実際にメリット、デメリットそしてそれに対する反証を紙に書いてみるよう促す部分があるがそこもよみながそうとしていた自分を引き留め、実際に書き上げさせたのは紛れもなく瀧本さんの筆力だろう。 一般化されたA君は就活を続けるべきかなんて問いではなくて、自分の進路をどちらにするのか決めるために。さあディベートを始めよう。
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若くして亡くなった筆者 しかし、持っていたエネルギーの量は十分感じることができる。 もっともっと話が聞きたかった人だ
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学生に対して行った「考える力」を養うための 講義を書籍化したものです。 その講義内容とは、ディベートつまり主張が相 反する対話を繰り広げることにより、最適解を 導き出す手法を学ぶことです。 日本人はディベートを苦手とすると言われてい ますが、それは相手の意見を否定することは、...
学生に対して行った「考える力」を養うための 講義を書籍化したものです。 その講義内容とは、ディベートつまり主張が相 反する対話を繰り広げることにより、最適解を 導き出す手法を学ぶことです。 日本人はディベートを苦手とすると言われてい ますが、それは相手の意見を否定することは、 相手の人格も否定するととらえてしまい、感情 的になってしまうからです。 ここでは自分の考えとは切り離して、ルール上 の賛成者と反対者に回って議論を重ねていく、 つまりロールプレイと理解することです。 それぞれの立場で反証や論証を行うことにより、 高次な結論に辿り着く。それを一人の頭の中で も行うことができます。 そうすると決断的思考が培われていくと著者は 主張します。 まさに生きるための武器となる一冊です。
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ディベートのケーススタディを通じて、思考するコツを解説する本。 クリティカルシンキングの入門に良いと思う。
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コンサル思考。デカルトの方法序説を参考にすれば理解できることが多数あると思う。 若い人が読んで、決断しながら省みて、もう一度読むを、繰り返すと良い。
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2023年再読。決断するためにディベートをする。自分で自分につっこみ反論を出し尽くす。まぁなんか提案持っていっても大体反論されるので、この思考方法は役に立つかもな。
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人生は決断の連続(決断しない、という決断も含め)だが、本書はその決断をロジック立てて思考し、その時点において最適な行動を行うための考え方を学べる一冊。 自分の考えの逆の立場になり反論を考え、さらにその反論を考えることで深堀りしていく、ということを意識していきたい。
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強いメッセージ性があった。もう1人の自分と会話する時に使えそうだし、交換不可能な人材になるための希望が見えた。
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▽メリデメの3条件 ■メリット ・内因性 ・重要性 ・解決性 ■デメリット ・問題の発生過程 ・深刻性 ・固有性 ▽ツッコミ上級編 ■メリット 内因性に対して ・そもそも問題ではない ・プランを取らなくても問題は解決する 重要性に対して ・質的に問題ではない ・量的...
▽メリデメの3条件 ■メリット ・内因性 ・重要性 ・解決性 ■デメリット ・問題の発生過程 ・深刻性 ・固有性 ▽ツッコミ上級編 ■メリット 内因性に対して ・そもそも問題ではない ・プランを取らなくても問題は解決する 重要性に対して ・質的に問題ではない ・量的に問題ではない 解決性に対して ・プランは問題を正しく解決しない ・プランをとっても、別の要因により、問題は解決しない ■デメリット 問題の発生過程に対して ・プランの影響は、デメリット発生に至るには弱すぎる ・当該デメリットはプランだけでは発生しない 申告制に対して ・質的に問題ではない ・量的に問題ではない 固有性に対して ・そのプランがなくても現状問題は発生している ・そのプランがなくても、将来的に問題が発生する
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【目的】 ・質を落とさず、意思決定の時間を短縮したい。 【主題と構成】 主題: ・今後の社会では、自分で考え、自分で決断することの重要性が高まる。 ・ディベートのスキルを用いて、意思決定の精度を向上させよ 構成: ① 学ぶ理由 ② 議論はなぜ必要か ③ 議論の手法(議題設定・メリデメ・反論) ④ 議論における正しさとは ⑤ 情報収集法 ⑥ 決断の仕方 【印象に残った点】 ・知識、判断、行動のサイクルを回せ → 行動を前提としない勉強は要注意 ・正解ではなく、現時点での最適解を出す ・議題設定のコツは「やるかやられるか」 ・議題に対する、メリデメの整理 ・メリ:問題有→深刻大→解決できる ・デメ:問題起きる→深刻大→今問題ない ・メリデメの要素一つ一つに反論する ・根拠と推論を反論で攻める ・正しい主張とは、 ① 主張に根拠がある ② 根拠が反論に晒されている ③ 根拠が反論に耐えた ・客観的・合理的にメリデメを天秤にかけた上で、あとは主観で決める
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