あやつられ文楽鑑賞 の商品レビュー
#32奈良県立図書情報館ビブリオバトル「からだ」で紹介された本です。 2013.8.17 http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-1005.html?sp
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ずいぶん前に、チケットをいただいて文楽を見たことがある。寝てしまった!で、半分くらいで出てしまった。演目も覚えていない。あー!なぜこの本を見たあとに行かなかったのか…反省反省。本当にもったいないことをしてしまった。 むらむらと、文楽をみたい気持ちが沸き上がっている! 今年は 真剣...
ずいぶん前に、チケットをいただいて文楽を見たことがある。寝てしまった!で、半分くらいで出てしまった。演目も覚えていない。あー!なぜこの本を見たあとに行かなかったのか…反省反省。本当にもったいないことをしてしまった。 むらむらと、文楽をみたい気持ちが沸き上がっている! 今年は 真剣に?見る! 日本人だ。こんなに誇れる文化を満喫しようじゃあないか…そんな気持ちにさせてくれる文楽初心者読本。
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「仏果を得ず」に続いてこちら。文楽のあれやこれやを綴ったエッセイというか初心者むけ鑑賞ガイドにもなるね。太夫さんや三味線さん、人形さんに取材したり、演目の解説やら三浦さんの独自な分析があったり。 まず仏果を読んでからこちらを読み、興味を持ったら見に行く、というのがよさそう。(まんまとそうなりそう。)
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以前読んだものを、文楽観劇を経て再読。うーん、めちゃくちゃ面白い! 感じ方や語り口に卑近な感覚を抱くけど、それだけじゃない。スバっと本質的なことを切り取るところが三浦さんはすごいと思う。 人形が人間を演じ、太夫が語り、三味線が包み込む。また文楽を観に行こう!
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三浦しをんの文楽鑑賞エッセイ。 文楽を題材にした彼女の小説「仏果を得ず」をよんだのが、7年ぐらい前だったか? 漸くエッセイの方も読めました。 小説も素晴らしかったですが、エッセイも楽しかったです。 古典芸能というと、敷居が高く感じられ尻込みしてしまいますが、この2冊を読んだ今...
三浦しをんの文楽鑑賞エッセイ。 文楽を題材にした彼女の小説「仏果を得ず」をよんだのが、7年ぐらい前だったか? 漸くエッセイの方も読めました。 小説も素晴らしかったですが、エッセイも楽しかったです。 古典芸能というと、敷居が高く感じられ尻込みしてしまいますが、この2冊を読んだ今、「文楽鑑賞してみたいな」という気になっています。
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前半はかなり面白かったけど途中からややトーンダウン??ただ、文楽を観た事が無い人や興味が無い人、一度観たけどつまらなかったという人は一度読んでみて欲しい本だと思いました☆
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三味線さんや人形さんや大夫さんへのインタビュー、有名な作品のあらすじ紹介など、どれも著者の文楽愛と解釈にあふれていて面白かった。文楽を見たり、聴いたり、見ながら聴いたり聴きながら見たり、したくなった。三味線弾きたい。
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再読だけど、思ってた内容と全然違ったw 「文楽の人形は、魂の『入れ物』である。」(p131)の部分が、すごく納得できた。 その入れ物に魂を入れるには、大夫・三味線・人形遣いの三業が必要。 三業が魂を入れるからこそ、生身の人間以上の演技ができる。 「女殺油地獄」の考察も面白かった...
再読だけど、思ってた内容と全然違ったw 「文楽の人形は、魂の『入れ物』である。」(p131)の部分が、すごく納得できた。 その入れ物に魂を入れるには、大夫・三味線・人形遣いの三業が必要。 三業が魂を入れるからこそ、生身の人間以上の演技ができる。 「女殺油地獄」の考察も面白かった。 人形だからこそ、「今この瞬間」の演技ができる。
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しをん嬢の「語り」を読むと文楽に興味が湧いてきた。よく落語を聞くので、義太夫には少しく馴染みがあった。しかし、「寝床」では義太夫語りというよりも素人太夫の破壊力に焦点が当てられた話。「どうらんの幸助」の下地にあった『桂川連理柵』も知らなかった。本書でとても良かったのは『仮名手本忠...
しをん嬢の「語り」を読むと文楽に興味が湧いてきた。よく落語を聞くので、義太夫には少しく馴染みがあった。しかし、「寝床」では義太夫語りというよりも素人太夫の破壊力に焦点が当てられた話。「どうらんの幸助」の下地にあった『桂川連理柵』も知らなかった。本書でとても良かったのは『仮名手本忠臣蔵』の解説だった。年末となれば時代劇でよく放映され、話の筋もよく知っているものと思っていたが、文楽として上演される忠臣蔵はとても面白そうだ。落語「蔵丁稚」では芝居見物での忠臣蔵だったんだな〜
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文楽を綾なす三業へのインタビュー、遠征、歌舞伎の同演目や落語に見る文楽、様々な入り口から文楽を紹介するエッセイ。 終盤二章で語られる内容が、そこまでに触れた事のまとめのような気持ちよさだった。
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