あやつられ文楽鑑賞 の商品レビュー
フォローさせていただいているレビュアーさんの『仏果を得ず』のレビューを読んで 「読みたい!」と勇んで本屋さんに行ったものの、置いておらず。 せめてもと、こちらの本を購入。 「文楽は三業から成る」とはよく言ったもので、実際に観劇に行くと、 舞台で演じている華麗なお人形と人形さん...
フォローさせていただいているレビュアーさんの『仏果を得ず』のレビューを読んで 「読みたい!」と勇んで本屋さんに行ったものの、置いておらず。 せめてもと、こちらの本を購入。 「文楽は三業から成る」とはよく言ったもので、実際に観劇に行くと、 舞台で演じている華麗なお人形と人形さんの動きには当然ながら見惚れるし、 三味線を習っていたこともあり、三味線さんの繊細であったり勇壮であったりの 撥さばきや糸をはじく指が気になるし、 好きな大夫さんが顔芸といえるほど(←失礼な言い草ですが、褒めてます)の 熱演タイプなので目が離せないしー!!! と、あっちもこっちも観たくなるわたしはどこを観ればいいのか、毎回悩む。 本書を読めば観劇のポイントが絞れるかも?などというムシのよい期待をしたのだけれど、 むしろ注目したい箇所・観たい箇所が増えたという(笑) 最初のほうに書かれている、舞台に出るときの「おねがいします」の挨拶の意味が、 燕二郎さん改め燕三さん襲名公演の終章を読むと、さらにじんわりと胸に染みる。 十四章の咲大夫さんの不思議なめぐりあわせのなかで『咲大夫』さんになったお話は 文楽の神様、って本当にいるのかもしれないと思わせてくれる。 しをんさんの読みやすい文体・わかりやすい解説はもちろんのことながら、 文楽への溢れまくる愛で楽しく読める一冊。
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文楽を見に行くと言ったら、娘が進めてくれた本。 文楽鑑賞にも役立ったが、何より、三浦しをんさんへの印象がガラリと変わった。今まで何冊か読んでいるが、これからはますます傾倒してしまいそう。
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橋下くん!文楽、意外とスゴいかもよ。 知り合いから招待券をいただき、はじめて文楽鑑賞に行ってみることにしました。場所は大阪の国立文楽劇場・日にちは1月14日の11時開演です。お題は団子売とひらかな盛衰記・本朝二十四孝。題名からは何のことか想像もつきません。 文楽とは何なのか?人形...
橋下くん!文楽、意外とスゴいかもよ。 知り合いから招待券をいただき、はじめて文楽鑑賞に行ってみることにしました。場所は大阪の国立文楽劇場・日にちは1月14日の11時開演です。お題は団子売とひらかな盛衰記・本朝二十四孝。題名からは何のことか想像もつきません。 文楽とは何なのか?人形劇とはどうちがうのかさえ知らないのでは、大阪市の橋下くんにも失礼だと思い手にしたのがこの本です。たまたま朝日新聞の書評欄にあったのと、作者が「風が強く吹いている」の三浦しをんさんだったので迷わず購入しました。 文楽の決まりや今回のお題目のあらすじもすこしはわかり、楽しい鑑賞ができそうです。 橋下くん!文楽、意外とスゴいかもよ。
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以前からだらだら読んでいたのですが、文楽を見に行ったので思わず読了させた。 文楽の基本がよくわかる。 そう、文楽は眠たかったら寝ていいんですよ!! ちなみに見た演目が本の中にも登場している『ひらかな盛衰記』で三浦さんの書いてあることがよくわかりました。
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衝動買いしました。とても勉強になりました。軽い文体なのに、なかみはしっかりしているという、好みの作りでした。文楽、奥が深いなあ。
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著者は『舟を編む』で本屋大賞に選ばれた三浦しをんさん。文楽の事をわかりやすく面白く紹介している。『女殺油の地獄』の解説は読み応えがありました。著者も書いてるけど文楽の観客は、決して文化人じゃなく普通のおばさんです。うちのお袋も好きですよ。橋下さんもこの本ぐらいは読んでから補助金の...
著者は『舟を編む』で本屋大賞に選ばれた三浦しをんさん。文楽の事をわかりやすく面白く紹介している。『女殺油の地獄』の解説は読み応えがありました。著者も書いてるけど文楽の観客は、決して文化人じゃなく普通のおばさんです。うちのお袋も好きですよ。橋下さんもこの本ぐらいは読んでから補助金のことを決めて欲しかったなぁ。文楽は重要無形文化財なんだから自治体は補助する義務があると思うんですけどね。
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文楽ってなんか小難しそう…と思っている人にこそ読んでもらいたい!という作者の意気込みが伝わってくる。しをんさんならではも妄想もたっぷり収録されていて面白かった!文楽を鑑賞してみたくなる
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日本の古典芸能というものに最近興味を持ち始めている私でございます。 学生時代は、文楽が流行った江戸時代の文学がとても苦手でした。が、ここにきて、歌舞伎やら文楽やらとても興味があってしまって、それで好きな作家でもある三浦しをんさんが描かれているので手に取ったら・・・。 やばい、新た...
日本の古典芸能というものに最近興味を持ち始めている私でございます。 学生時代は、文楽が流行った江戸時代の文学がとても苦手でした。が、ここにきて、歌舞伎やら文楽やらとても興味があってしまって、それで好きな作家でもある三浦しをんさんが描かれているので手に取ったら・・・。 やばい、新たな趣味が・・・。 私も、今日の晩御飯を豚から豆腐にかえなくてはならなくなりそうなくらい興味深い。 そして、しをんさんののめりこみかたの凄まじさもとても素晴らしい。というか、大丈夫か、しをんさん!! バ●チクと漫画への愛だけでも大変なのに・・・。
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最初に読んだのは高校生だった。模試に出題された仏果を得ずを読みたくて図書室に行ったらそれはなくて、この本があった。それで一読。あぁ〜文楽観てみたい!と思ったものだ。 時は経ち。大学で歴史を専攻したせいか、日本文化、伝統芸能への興味は深まるばかり。文庫版発売を機に手に入れて読んで...
最初に読んだのは高校生だった。模試に出題された仏果を得ずを読みたくて図書室に行ったらそれはなくて、この本があった。それで一読。あぁ〜文楽観てみたい!と思ったものだ。 時は経ち。大学で歴史を専攻したせいか、日本文化、伝統芸能への興味は深まるばかり。文庫版発売を機に手に入れて読んでみたら、また面白い面白い。やっぱり文楽観たいなぁ。淡路人形浄瑠璃なら観たことあるんだけど…。 内子座に行きたいです。 この本片手に、文楽観に行っちゃおうかな。
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しをんさん視点でみる文楽、堅苦しくなくクスクス笑っちゃったりもしてとても楽しめました。文楽観に行ってみたいな
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