1,800円以上の注文で送料無料

傍聞き の商品レビュー

3.5

432件のお客様レビュー

  1. 5つ

    46

  2. 4つ

    133

  3. 3つ

    176

  4. 2つ

    31

  5. 1つ

    7

レビューを投稿

2024/08/26

主人公は電車通勤する おばさん刑事。 もうすぐ中学生になる 娘と二人暮らし。 この娘の菜月ちゃんが いい仕事します♪ コソ泥と娘とどっちが 大事なの?─ これ仕事で留守がちな 母親への抗議のようで 実は違うんです。 ヒントはタイトルにも なってる『傍聞き』 菜月ちゃん...

主人公は電車通勤する おばさん刑事。 もうすぐ中学生になる 娘と二人暮らし。 この娘の菜月ちゃんが いい仕事します♪ コソ泥と娘とどっちが 大事なの?─ これ仕事で留守がちな 母親への抗議のようで 実は違うんです。 ヒントはタイトルにも なってる『傍聞き』 菜月ちゃんはその台詞 を本当は誰に聞かせた かったのか? 真意を知ったとき胸の 内にじんわり温かさが 広がる、 ハートウォーミングな お話です。 ところで世の夫はこの 技術を学んで妻に応用 すべしかな。 妻が聞耳をたてられる 距離で妻への褒め言葉 を友人や子どもに話す。 直接言われても嬉しい けど偶然聞こえた会話 のなかで褒められたら、 あ、本当にそう思って くれてるんだ♡となる。 わざとらしいのはダメ だし悪用も禁止ですよ (笑 前回読んだのは十年前。 あらためて読むとこの 作品よくできてますね。

Posted byブクログ

2024/05/11

連作短編ではない4編の短編集。 1.迷走-救急隊員 2.傍聞き-女性刑事 3.866-消防士 4.迷い箱-更生保護施設 施設長  の人間ドラマを描いた作品です。 どの作品も人情味あふれ、何故かほっとする結末の話で読後感が良く非常に読みやすい作品です。 流石、短編小説の巧者が書かれ...

連作短編ではない4編の短編集。 1.迷走-救急隊員 2.傍聞き-女性刑事 3.866-消防士 4.迷い箱-更生保護施設 施設長  の人間ドラマを描いた作品です。 どの作品も人情味あふれ、何故かほっとする結末の話で読後感が良く非常に読みやすい作品です。 流石、短編小説の巧者が書かれただけの事はある内容でした。

Posted byブクログ

2024/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編はどの話もサクサク読めた。 ただ読んでいて、場面が切り替わる時がよく意味がわからないところがいくつかあり、何度か読み返した。 本の題名にもなってる「傍聞き」は内容も面白かった。 また本当にそれで終わったのかというゾクゾク感も残る。

Posted byブクログ

2024/01/22

様々な職業を描いた短編集。職業人としての生き方の中で、派手な展開が無くてもそれぞれが胸に響く作品だった。「迷い箱」が良かった。

Posted byブクログ

2023/11/04

※ 迷走 傍聞き 899 迷い箱 以上短編4作 どの話も長さを感じさせない十分な読み応え。 いずれの話もテンポ良く話が進みながら、 そこかしこに自然な様子で緻密な伏線が 張られていて、長編小説ようなしっかりした 満足感を感じました。 『傍聞き』 刑事の羽角啓子と娘の菜月の...

※ 迷走 傍聞き 899 迷い箱 以上短編4作 どの話も長さを感じさせない十分な読み応え。 いずれの話もテンポ良く話が進みながら、 そこかしこに自然な様子で緻密な伏線が 張られていて、長編小説ようなしっかりした 満足感を感じました。 『傍聞き』 刑事の羽角啓子と娘の菜月の続編(前編) 引き続に読んでいきたい物語。 『迷走』 作中の登場人物を含めて、一読者の自身も しっかり巻き込まれていく感が楽しかったです。

Posted byブクログ

2023/10/29

次回の読書会課題図書。 短編のミステリが4作、 表題作は08年日本推理作家協会賞短編部門受賞しているらしい。 短編ミステリは連作だと何作か読んだことがあったけど、完全単独の短編ミステリはあんまり読んだことなかったかも。 まず基本的に、めっちゃ読みやすい。 短編、しかもミステ...

次回の読書会課題図書。 短編のミステリが4作、 表題作は08年日本推理作家協会賞短編部門受賞しているらしい。 短編ミステリは連作だと何作か読んだことがあったけど、完全単独の短編ミステリはあんまり読んだことなかったかも。 まず基本的に、めっちゃ読みやすい。 短編、しかもミステリだから謎の提示から読者が納得できるオチに至るまで、限られたページ数で書くのは凄くスキルがいることだろう。物語の背景をつらつら淡々と説明するわけでもなく、こちらの興味をひきながら自然に物語の世界へ導入する手腕、そしてそこここに散りばめられた伏線を短期間で回収していく構成力は本当に素晴らしいと思った。 ただ、個人的にはどの登場人物のことも好きになれなかった。 共感できないのもそうだけど、単純に、どの登場人物にたいしてもいい印象を持てなかったのだ。 特に「899」の主人公とその同僚。 あとは表題「傍聞き」の主人公の娘。 1番最初の「迷走」の義父もそうだな。 ある程度はしょうがないけど、 ちょっとその人たちの「行動」が、 物語に起きる「謎」のためにですよね感が強すぎて、 そんな回りくどいスタンドプレー現実にする人、いる?? でもまあ小説だしな…とも思いながら、 ただひたすら読みながらイライラした。 そして構成やアイデアは凄いな、と思うけど、結果的にはあまり好きじゃなかったな、という感想に落ち着く。 やっぱり自分の好みの傾向としては、テクニックやアイデア重視が不自然に目についてしまう短編より、登場人物に共感したり、親しみがわいてくる連作短編や、じっくり気長く物語を読ませる長編のほうなんだろうなと思った。 …まあ今後もっと凄い短編に出会えたら、この傾向も変わるかもしれんけど。

Posted byブクログ

2023/10/02

短編とはいえ、ミステリーの要素だけでなくどの話も人と人との物語もあり短い中にと読み応えのある内容だった。

Posted byブクログ

2023/09/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんとなくノスタルジーを感じるような短編集でした。心理描写も巧みで消防の話は意識しない人間の嫌なところが出ていると思いました。

Posted byブクログ

2023/08/24

どんどん悪い方に考えてしまう心情と、 多くは語らないけれど、しっかりとした想いに基づいた行動のすれ違い。 そこが繋がったときに生まれる納得感。 ミステリであり、人情小説。なるほどなと思いました。

Posted byブクログ

2023/05/08

短編4作品収録 作品それぞれに職業の異なる人が主人公 短編だけどいずれも中身の濃い内容で楽しめました

Posted byブクログ