傍聞き の商品レビュー
ずっと前から気にはなってたけど短編ということで敬遠してた一冊。横山秀夫的なのを予想してたけど全く違って、主人公も警官や消防士など様々で、それぞれキャラクターが見事に魅力的。というか短く削ぎ落とした文章の中で魅力を感じさせる技術がすごい。 やっぱり長編が読みたくなるな。3.9
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どの作品も完成度の高いミステリー短編。表題作はもちろん、『迷走』も伏線回収の妙が光る。短編であるからこそ、全ての描写に無駄がない。サラッと読めるがそれ以上の満足感だった。
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救急隊員、刑事、消防士、更生保護施設職員。主人公は人命に関わる職業。予想のつかない展開。余韻を残す終わり方。 迷走:救急車の不可解な迷走/傍聞き:漏れ聞き効果を最大限利用した警察小説/899=要救助者
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期待して読んだせいか自分にはあまり合わない印象で終わった。特殊の職業を垣間見えたという点では面白かったけど想像力が必要で難しい描写もあった。
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『プロフェッショナルだって、人間だもの』 救急隊員、刑事、消防士、更生保護施設長を主人公にした4編の短編集。それぞれ、その道のプロだが、プロ意識と人としての弱さの葛藤の中で、難題を解決していく。長岡さん初読みだったが、人情溢れるミステリーに惹き込まれた!
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職業柄か、各編の主人公皆真面目だ。 巻頭作と表題作はミステリとしても楽しめたし、ストンと腑に落ちた。
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読みやすかった。 他の方のレビューにもあるように、深いオチとか、あっと驚く展開とかはなかったけど‥ 穏やかな感じが読んでいて心地良いような不思議な1冊。 個人的には、899が好き!そうなんだよなぁって思った。
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救急隊員、刑事、消防士、更生施設長。身近ではないが、いつも世の中を静かに支えてくれている人たち。そんな人たちも帰れば子供と喧嘩ぐらいするし、恋もする。失敗することだってある。理不尽なことで傷付いたりも。悩みや辛さ、苦しさはそれぞれでも、仕事に家族に真っ直ぐ向き合う姿がかっこいい。...
救急隊員、刑事、消防士、更生施設長。身近ではないが、いつも世の中を静かに支えてくれている人たち。そんな人たちも帰れば子供と喧嘩ぐらいするし、恋もする。失敗することだってある。理不尽なことで傷付いたりも。悩みや辛さ、苦しさはそれぞれでも、仕事に家族に真っ直ぐ向き合う姿がかっこいい。誰かの心の支えとなっている4人が羨ましくもある。 自分の職業に誇りを持つって案外難しかったりする。私もいつ辞めようと思いながら毎日出勤している。大多数の人がそんな風に淡々と日々を乗り越えてるのではないかとも思う。でも、何かもう少し自分に出来ることがないか探してみたくなった。嫌なことがあっても、大きな失敗をしても、筋が通っていればきっと大丈夫。ほっとするような、背筋が伸びるようなそんな本。
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確かに買って読んだおぼえはあるが、記憶には残っていない。 つまらなかったわけでもない。 ただ……なんだろう? 読み返したいと思うほど、鮮烈な何かを与えてくれなかったのだろうな。 傍聞き、という単語の意味を理解しただけ。 短編で読みやすかったし、私には合わなかっただけかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短編でさくってよめるから好き だけど短編だからそこまで深くはないおち。 迷走 娘を車で轢いた男の弁護士が刺され、たらい回しにすると思いきやその人と轢いた男の両方を助ける 途中までえっどういうこと?ってはてながいっぱいだったけれど最後にはきれいすっきり解決した。 かたえぎき お母さんの手をわずらわせている、困らせていると思いきやお母さんのために、おばあさんのためにしていたことだった。子供はなんだかんだお母さんをとても心配しているし、大切に思っているんだよね 人づてに聞いた方が直接聞くより信じやすい これは何かで聞いたことある 私は人に何かを話す時、何とからしいよ、って誰かが言ってた気がするっとかってよくいうけど、自分に相手を納得させる自信がないし、間違ってた時も自分に責任がないし、自然とそううまくやるようになったのかな ずるい女だ 899 なくしたものがすぐに見つかるとまたなくしてしまうからわざと隠しておいて少しそのものの大事さをわからせる、こらしめる これが、伏線だったのね 確かに人間は失ったもの、なくしたもの、手に入れられないものを貴重と考えて欲しがる ないものねだりな生き物だ
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