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平成猿蟹合戦図 の商品レビュー

3.7

165件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    75

  3. 3つ

    46

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

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2011/10/29

人物が出揃うまでちょっともたもたした感があったが、それがひとつにつながって纏まっていくのは気持ち良かった。クラブのママ美姫とやくざの高坂氏が素敵だった。

Posted byブクログ

2011/10/27

歌舞伎町で働いていたのに、気づけば出身地秋田で政治家としての第一歩を踏み出そうとしている。 五島出身の若夫婦、クラブのママと微妙につながっていくところが面白い。必要な人は必要なときに現れるものなのかもしれない。

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2011/10/30

読みやすい小説だ。読み始めでのその後の展開は予想もしなかった。吉田さんの 市井の人への柔らかい目線を感じた。

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2011/10/26

長崎の五島列島から赤ん坊を抱えて出てきた若い女の子が歌舞伎町の街中で疲れ果てて座り込んでいる姿から物語は始まる。 この女の子が追いかけてきたのは旦那でホストをやっているという。 そこで出会ったのがバーテンダーをしている若者。 交通事故をの犯人なり替わりを脅迫するところから最後にこ...

長崎の五島列島から赤ん坊を抱えて出てきた若い女の子が歌舞伎町の街中で疲れ果てて座り込んでいる姿から物語は始まる。 この女の子が追いかけてきたのは旦那でホストをやっているという。 そこで出会ったのがバーテンダーをしている若者。 交通事故をの犯人なり替わりを脅迫するところから最後にこの青年が国会議員に立候補して選挙戦を戦うまで一挙に話は進む。 さすがに吉田修一は話の作り方と人物造形がうまい。

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2011/10/24

イマイチうだつのあがらない人たちがそれぞれ一生懸命(悪いこともしながら?)生きてゆく。こんなに人生いい方いい方に転ぶわけない!と思いながらそれでも頑張ることをやめないで生きてゆこうって、単純に思ってしまう読後感。なぜだか涙が止まらなかった。

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2011/10/23

一気読みした。 話が、どんでん返しの連続で、先が読めなくて、 ともかく結末を知りたい一心で読んだ。

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2011/10/22

ひとことでいえば、青春サクセスストーリー。 うだつの上がらない若者たちが、思いがけず自分の生きる道を見つけ出していくというお話なのだが、犯罪あり任侠あり政治あり愛憎劇ありと、結構盛りだくさん。 盛りだくさん過ぎて、途中一体どっちへ向かってるのだろう??と心配になったりもしたが、最...

ひとことでいえば、青春サクセスストーリー。 うだつの上がらない若者たちが、思いがけず自分の生きる道を見つけ出していくというお話なのだが、犯罪あり任侠あり政治あり愛憎劇ありと、結構盛りだくさん。 盛りだくさん過ぎて、途中一体どっちへ向かってるのだろう??と心配になったりもしたが、最後は丸く収まって(それでいいのかなあ、という気もするけど)、読後感も悪くない。 意外と物語の展開が早くて、あれっ、ここんとこは描き込まないのねと少々物足りなさもあるものの、なかなか楽しめました。

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2011/10/19

歌舞伎町で働く純平は、轢き逃げ事件を目撃し、あれよあれよという間に、思ってもみなかった展開に。 「悪人」と同じようなテーマに共感はできるものの、ポップな感じで物足りなくも感じた。 とはいえ、読後の爽快感もあり、いいんじゃない。

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2011/10/16

キーとなると思ったひき逃げ事件は、結局は発端でしかなく、残り1/3あたりで唐突に出て来た「戦い」が何やらたいそうな勢いで描かれ、そうして迎えるラスト。あれよあれよの大団円。 う~ん、薄味。

Posted byブクログ

2011/10/16

住んでいるところも、境遇も、性格も違う人たちが、一つの事件を中心につながっていくけど、それが殺人事件なのに暗くなりすぎなのは、登場人物たちの暖かい性格のせいか?主人公が一杯いて、クレーンを使って、ランダムにその人たちの運命にパンしているような小説でした。

Posted byブクログ