ラブレス の商品レビュー
桜木紫乃のLOVE LESSラブレスを読んだ。 予備知識無しで読み始まったので、タイトルから恋愛小説かなと思ったら、昭和の苦労した女の物語だった。 日本も昔は貧しかった。 私が小学校2年の頃に行われた東京オリンピックの頃も、飢饉で子供を売ったりしたりしたこともあったとか聞いている...
桜木紫乃のLOVE LESSラブレスを読んだ。 予備知識無しで読み始まったので、タイトルから恋愛小説かなと思ったら、昭和の苦労した女の物語だった。 日本も昔は貧しかった。 私が小学校2年の頃に行われた東京オリンピックの頃も、飢饉で子供を売ったりしたりしたこともあったとか聞いている。 山谷ブルースのこの頃の事を歌った歌だと思う。 25年くらい前に、建材会社の招待で韓国の済州島に行った時にホテルで観たニュースは日本の昔を観ているようだった。 済州島を自由時間に自転車で廻ろうとレンタサイクルを借りたら、バーテープが巻いてなかったので、危ないと言ったらノーブロブレムと言って渡されたのが軍手だった。 話は本書に戻るが、昔ならこういう生き方を女性も多いのだろうと思った。 最後は、解れていた糸が繋がったという感じで良かった。
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出だしは登場人物が多くて分かりづらく、読むスピードが上がらなかった。杉山百合江さんの目線で物語が進みだすと、面白かった。心理描写が丁寧で、荒んだ生活でも、真面目に生きる百合江さんに共感できた。 女は強く、男は弱くてずるいと思わせるお話だった。
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一気に読み終える。最初は登場人物の名前がややこしくて、勘違いしてたりしたものの、百合江と里実姉妹の幼い頃の話になると、すーっと頭に入って来た。百合江のまさに壮絶とも言える波瀾万丈な昭和の女の人生、その傍らの里実もまた人並みではない生き様。そして二人を産んだ母のハギ、飲んだくれの父...
一気に読み終える。最初は登場人物の名前がややこしくて、勘違いしてたりしたものの、百合江と里実姉妹の幼い頃の話になると、すーっと頭に入って来た。百合江のまさに壮絶とも言える波瀾万丈な昭和の女の人生、その傍らの里実もまた人並みではない生き様。そして二人を産んだ母のハギ、飲んだくれの父は今でいう「毒親」そのものだし、唯一結婚をした高樹春一とその母の異常さはもうやばい。ページ数はさほどでもないが、それでもこんなに女の一生を描ける、桜木紫乃は凄すぎ。
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激しくて哀しい女性の一生を 見届けるように進む物語。 どう見ても苦労が絶えないけど 自分で選んだ人生を歩んできたのだから 不幸だったわけではないのかも 最後 ユッコちゃんと呼ぶ男性が現れて 切ない夢を見ているよう。 二人だけの世界が 誰にも踏みこめないくらい 狂おしくて...
激しくて哀しい女性の一生を 見届けるように進む物語。 どう見ても苦労が絶えないけど 自分で選んだ人生を歩んできたのだから 不幸だったわけではないのかも 最後 ユッコちゃんと呼ぶ男性が現れて 切ない夢を見ているよう。 二人だけの世界が 誰にも踏みこめないくらい 狂おしくて眩しくて 頭がぼぅっと霞むような余韻が 読み終わったあとに続きました。
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図書館にて借りる、第244弾。 (神戸市図書館にて借りる、第53弾。) 濃厚。 1人の女の人生をみたような気分。 どうする事が最善だったのか。 幸せとは何なのか。 読んで損は無い。 星は3.8で。
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北海道で生まれ育った百合江。 家は貧しく父は酒に溺れ母を殴った。 将来の夢すら奉公に行くことで叶わないと知り、10代の頃に裕福な親戚のもとに預けられていた妹の里実と会い、気の強い里実もまた現実に絶望していた。 奉公先で店主から受けたこと。 祭りに来ていた歌と踊りの一座に魅せら...
北海道で生まれ育った百合江。 家は貧しく父は酒に溺れ母を殴った。 将来の夢すら奉公に行くことで叶わないと知り、10代の頃に裕福な親戚のもとに預けられていた妹の里実と会い、気の強い里実もまた現実に絶望していた。 奉公先で店主から受けたこと。 祭りに来ていた歌と踊りの一座に魅せられ、身一つでその世界に飛び込んで、百合江は宗太郎と出会った。 一座が解散後、宗太郎と流しをして、やがて彼の子を身ごもり出産した直後に彼は失踪した。 里実の協力を得てミシンを踏みながら綾子を育て、再婚したものの、夫の借金を知り旅館で働くことになり 第二子を出産した際に、綾子を姑と夫によって失った。 綾子を失ったこと。理恵を育てるために、再び里実に助けてもらいながら働いたこと。 百合江と理恵。里実と小夜子。 彼女たちが疎遠になった今、百合江の危篤で再び再会し、それぞれが思ったこと。 借金の返済と綾子は他人の家にもらわれていき、歌手となっていたこと。 横たわる百合江の傍にいた男性。 貧しいって怖い。昔はこういうことが本当に多々あったのだろうね。。 登場人物たちの名前が似たような感じで覚えづらかったのだけど。 人の一生を見せてもらった。 周りの人がどう思おうが、百合江は幸せだったと思う。
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北海道に住む親子女子3代の物語。 重たい話のようだが、一気に読み進められた。 物語の主線ではないが、個人的には晩年の祖母が切なかった。
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なんだか嫌な日、反省の日。 ってな事で、桜木紫乃の『LOVE LESS ラブレス』 ほんと桜木紫乃さんの作品はどっぷりと心の奥底に沈めてくれる。 親子3代の女達による生き様、生き別れ、壮絶な一生の終幕 ホント凄い、現実にある話みたいで震えた。 その日暮らしで昨日の事は捨...
なんだか嫌な日、反省の日。 ってな事で、桜木紫乃の『LOVE LESS ラブレス』 ほんと桜木紫乃さんの作品はどっぷりと心の奥底に沈めてくれる。 親子3代の女達による生き様、生き別れ、壮絶な一生の終幕 ホント凄い、現実にある話みたいで震えた。 その日暮らしで昨日の事は捨て去って生きてく……。 わしもその日暮らしを改めて、先を見て生きて行かんとね。 2018年25冊目
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ラブレスー愛のない、 とてつもなく錆びれた 重い話かと思いきや、読み始めたらどんどん引き込まれて一気読み。 母、娘、3世代のストーリーが交錯。 最後は、あー!そうだったのか!と。 事実は一つでも、人の数だけ真実がある。 あれ?どっかで聞いたような? でも、まさに、そう! それ...
ラブレスー愛のない、 とてつもなく錆びれた 重い話かと思いきや、読み始めたらどんどん引き込まれて一気読み。 母、娘、3世代のストーリーが交錯。 最後は、あー!そうだったのか!と。 事実は一つでも、人の数だけ真実がある。 あれ?どっかで聞いたような? でも、まさに、そう! それぞれの人生の主人公は自分自身。 人の数だけ、感情や考えや選択がある。 ただ、それだけなのに、人と人が関わると思い違いや食い違いが起きたり。 百合江と石黒の 恋愛ともつかない関係は 信頼としか言いようがない。 でも、その信頼に溺れず甘えず、貫き通し、思いやりだけを永遠に持ち続けた。 これは、心打たれたなあ。 姉妹ならではの 女同士ならではの 関係性や 性がある。 そのあたりも 私という主観フィルターを通してだけど、 うんうん、と頷ける部分も多かった。 決して軽い内容ではない女の一生の話。 それをドロドロだけで終わらせないのが桜木紫乃さんの力量。 読後感、悪くない!
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面白かったという表現は相応しくない内容だが 凄く良かった。 昭和の時代が流行歌によって走馬灯のようにクルクルと脳内に流れ込む。 ネオン、キャバレー、旅芸人の一座… 流しのギターで「テネシーワルツ」を歌う百合子の姿… 宗太郎と百合子のラストに涙が出ました。 百合子の一生は人...
面白かったという表現は相応しくない内容だが 凄く良かった。 昭和の時代が流行歌によって走馬灯のようにクルクルと脳内に流れ込む。 ネオン、キャバレー、旅芸人の一座… 流しのギターで「テネシーワルツ」を歌う百合子の姿… 宗太郎と百合子のラストに涙が出ました。 百合子の一生は人から見たら不幸かもしれないが その幸せは本人だけが一番よくわかっていれば良い。 「ユッコちゃん、大好きよ」
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