フェルメール光の王国 の商品レビュー
前に、真珠の耳飾りの少女が、阪急うめだに来た時に買ったが、読みかけて、放ったらかしになっていた。 Topikを受けに天王寺に行った時に、フェルメール展をやっていたのを思い出し、帰りに立ち寄った。試験に落ちたと思ったので、自分の中で、今日は、これを見に来たことにした。そういえば、前...
前に、真珠の耳飾りの少女が、阪急うめだに来た時に買ったが、読みかけて、放ったらかしになっていた。 Topikを受けに天王寺に行った時に、フェルメール展をやっていたのを思い出し、帰りに立ち寄った。試験に落ちたと思ったので、自分の中で、今日は、これを見に来たことにした。そういえば、前にこの本を買ったなと、家の本棚から引っぱり出して、数年越しに読み終えた。
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2012/5/5 友人とフェルメール光の王国展へ行きました。 面白かったので、この本も読んで見ることにしました。 2012/5/5「フェルメール光の王国展と銀座歩き」 〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」 ⇒ https://blog.goo.ne.jp/...
2012/5/5 友人とフェルメール光の王国展へ行きました。 面白かったので、この本も読んで見ることにしました。 2012/5/5「フェルメール光の王国展と銀座歩き」 〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」 ⇒ https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/11037c7011147832f3d4a168d77dd097 こちらも行きたいね! ⇒ URLはこちら https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/12376691368b91c95cd5e5e5f766293d 『フェルメールの真珠の耳飾りと首飾り』 〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」 2012/5/5 予約 8/11 借りる。8/20 読み始める。8/31 読みきれずに一旦返却。 もう一度借りて 読みます!! 内容と著者は 内容 : 彼らが焦がれた、その光に導かれ、私は旅に出た−。 “フェルメールの作品が所蔵されている美術館に赴いてフェルメールの作品を鑑賞する”というシンプルな原則に従って続けてきた旅をまとめる。 『翼の王国』掲載を書籍化。 著者 : 1959年東京都生まれ。京都大学卒。青山学院大学教授。 著書「生物と無生物のあいだ」はサントリー学芸賞及び中央公論新書大賞を受賞しベストセラーとなる。 他の著書に「ロハスの思考」など。
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生物学者が紡ぐフェルメールを巡る紀行文。 私が2010年に出逢った書籍「生物と無生物のあいだ」。それから8年。私にとって、フェルメールに関するはじめての本として手にとった本書の著者は、あの「生物と無生物のあいだ」の著者である生物学者 福岡伸一氏のものでした。 科学者と芸術家の...
生物学者が紡ぐフェルメールを巡る紀行文。 私が2010年に出逢った書籍「生物と無生物のあいだ」。それから8年。私にとって、フェルメールに関するはじめての本として手にとった本書の著者は、あの「生物と無生物のあいだ」の著者である生物学者 福岡伸一氏のものでした。 科学者と芸術家の類似性として良く言われるのが、「美しいものを追求する姿勢」ですが、本書にはまさにこれが表現されています。 少し長いですが、本書を象徴する表現が本書にありますので、少し長いですが掲載して感想にかえさせていただきます。 【本書抜粋 福岡伸一氏】 思えば、17世紀は、時間の一瞬を切り取りたいと人々が願い、それがかなった時代でもあった。世界は絶え間なく動き、移ろい続けている。それはガリレオやカッシーニが観察したとおりである。しかし、人間の目は、絶えず運動をし続ける対象をずっととらえ続けることはできない。何とかそれを一瞬、とどめることはできないか。物体の運用を一瞬とどめ、そこに至った時間と、そこから始まる時間を記述する方法はないか。まさにそのようにして数学における微分法は生まれた。ライプニッツやニュートンたちは運動の方程式を使って、動くものを一時、そこにとどめ、その物体が次にどの方向へどのような速度で動き出すかを予測する方法を編み出した。それが微分である。このことによって力学と運動が記述できるようになる。 フェルメールはまさに、ガリレオとカッシーニとともに生きた。フェルメールは、ライプニッツやニュートンと全く同じ願いをもっていた。そしてそれぞれ別々の方法で同じことを達成してみせたのだ。この世界にあって、そこに至る時間と、そこから始まる時間を、その瞬間にとどめること。フェルメールは絵画として微分法を発見したのである。科学と芸術はまったく不可分だった。 ---
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フェルメールと同じ年にデルフトで生まれたレーベンフック(地質学者と天文学者のモデル?)が顕微鏡で見たスケッチ画はフェルメールの作ではないか? ー仮説はなんとも魅力のある話。同じ”光”を追いかけたフェルメールとレーベンフック。 フェルメールの絵は日本に来た時に見てるし、ウイーンで...
フェルメールと同じ年にデルフトで生まれたレーベンフック(地質学者と天文学者のモデル?)が顕微鏡で見たスケッチ画はフェルメールの作ではないか? ー仮説はなんとも魅力のある話。同じ”光”を追いかけたフェルメールとレーベンフック。 フェルメールの絵は日本に来た時に見てるし、ウイーンでも見た。現地で絵が飾ってあるところで観るほうがいんだよな。
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フェルメールと顕微鏡開発者のレーウェンフックの交差に関する推察は、動的平衡にも記載してある。現存する37作品中の34作品を現地で鑑賞した紀行文。
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20151026読了 2011年出版。フェルメールの絵画を見るために美術館を巡ってゆく。2007年から2011年にかけてANA機内誌「翼の王国」に連載された記事をまとめたもの。こないだANAで福岡さんの記事を読んだ記憶があるので、2011年以降も続いてるみたい。●ドレスデンアルテ...
20151026読了 2011年出版。フェルメールの絵画を見るために美術館を巡ってゆく。2007年から2011年にかけてANA機内誌「翼の王国」に連載された記事をまとめたもの。こないだANAで福岡さんの記事を読んだ記憶があるので、2011年以降も続いてるみたい。●ドレスデンアルテマイスター絵画館:「取り持ち女」(1656)、「窓辺で手紙を読む女」(1657) ベルリン国立絵画館:「紳士とワインを飲む女」(1658~1660)、「真珠の首飾り」(1664)●lined・・・ライン処理。古来、劣化を防ぐためキャンパスの裏にもう一枚キャンパスを貼りあわせ補強した。その際、両側から熱をかけて接着していたため、絵の具が溶けて凹凸をなくしテクスチャーがフラットになってしまう。現在私たちが目にする絵画の多くがこの人為的な介入を受けている。フェルメールの「ギターを弾く女」(1672)はライン処理が施されず、オリジナルにもっとも近い作品。●美術作品の修復における立場はいろいろで、国によっても学校によっても違う。表面の汚れをクリーニングするのか、くすんだ色をはがして鮮やかな本来の色を塗り直すのか、修復せず現状を保ち維持する、つまり時間の流れをも取り込むのか。
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おすすめ資料 第130回 専門以外の領域へのまなざし~フェルメールと生物学者の出会い~(2011.12.16) オランダの画家フェルメールの名を知らない人はいないのではないでしょうか。 おそらくは、美術の教科書で一度くらいはお目にかかっているはずです。 本書は、およそ30点...
おすすめ資料 第130回 専門以外の領域へのまなざし~フェルメールと生物学者の出会い~(2011.12.16) オランダの画家フェルメールの名を知らない人はいないのではないでしょうか。 おそらくは、美術の教科書で一度くらいはお目にかかっているはずです。 本書は、およそ30点強しか現存しないフェルメールの作品を、所蔵するアメリカ、オランダ、イギリスなどそれぞれの国の美術館に実際におもむいてつづられた紀行文です。 今回この本をおすすめする理由は、フェルメールの絵の素晴らしさゆえではなく、著者とその文章に注目してほしいと思ったからです。 著者は分子生物学が本職であり、美術が専門ではありません。 『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書 2007年刊 )で「生命とは」という問題をわかりやすく展開され、一躍有名になった科学者です。 その福岡氏が、今度は専門の生物学ではなく、芸術の世界を科学の目を通して解するという大変スリリングな試みをされました。 もともと美しい文章で定評がありましたが、今回、氏が敬愛するフェルメール作品を語ることで、それは以前よりきわだって感じられます。 すばらしい随筆をものし、人を魅了した科学者としては、日本では寺田寅彦などが知られています。 自分の専門に基づきながらも、それを超えた広い興味と視野で物事をとらえ、かつ、たぐいまれな文章力で表現する。 専門を超えた知の「深み」と「幅」を感じさせる本書をぜひご一読いただきたいと思います。
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画家フェルメールの全作品を追いかけて世界を旅行した福岡氏が、フェルメールの作品を秘密を、まるで推理小説のような面白さで解き明かしています。
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フェルメールの絵の謎解きをするように、作者は世界中に点在する絵画の所有地にまで足を運び、当時の時代背景とともに紐解いていく。 大変奥深いお話であった。
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フェルメールに関する書籍の中で、面白さはトップクラス。 基本的な所は研究者の引用だが、研究者としての新たな仮説の提示に独自性。多様性。
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