やなりいなり の商品レビュー
しゃばけシリーズ、10年にして10冊目!いつも死にそうな若だんな一太郎と手代で妖でもある兄やの佐助(犬神)、仁吉(白沢)。父親は、妖に全く鈍い大店長崎屋の主人、入り婿の藤兵衛、母親は、長崎屋の跡取り娘であり、半妖の、とびっきり美人のおたえ。そして、長崎屋でいつもたむろする、様々...
しゃばけシリーズ、10年にして10冊目!いつも死にそうな若だんな一太郎と手代で妖でもある兄やの佐助(犬神)、仁吉(白沢)。父親は、妖に全く鈍い大店長崎屋の主人、入り婿の藤兵衛、母親は、長崎屋の跡取り娘であり、半妖の、とびっきり美人のおたえ。そして、長崎屋でいつもたむろする、様々な妖達とのコミカルで、泣けて、こころ暖まる江戸の庶民のお話です。newsの手越君が主演でドラマ化されましたが、ジャニーズなのでアイドル色が濃かったですが、一太郎は聡明な若者です。また、父親役の岸辺一徳さんと違って、藤兵衛は、半妖のおたえが選んだだけあって威厳があります。もっとも、藤兵衛はおたえが、半妖であることも、一太郎がクオーターであることも、手代の兄やが妖であることも知りません。 まぁ、その辺がいまいち、手代の兄や二人が、ちょっと藤兵衛に対する態度が軽ーいかな。ファンタジーではありますが、ちゃんとした謎解きものです。どの本も短編集からなっているので、読みやすい。まずは、第一作目、「しゃばけ」から読んで見て下さい。
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しゃばけシリーズ最新刊。 前巻で若だんなの淡い恋心的なものが芽生えたようなそうでもないような・・・そしてそれがどうなったのかこの巻で・・・ と思ったけど特になにもなく。いつも通りの感じでした。 しかしこういうシリーズものって、作者が物語の最終的な着地点を意識しているならともかく...
しゃばけシリーズ最新刊。 前巻で若だんなの淡い恋心的なものが芽生えたようなそうでもないような・・・そしてそれがどうなったのかこの巻で・・・ と思ったけど特になにもなく。いつも通りの感じでした。 しかしこういうシリーズものって、作者が物語の最終的な着地点を意識しているならともかく、そうでないとどうしても段々収集がつかなくなってきてこないか?と思います。次第に増える登場人物とかそれなりに少しずつ進んでいく周りの変化とかを思うと「ずっと同じノリ」ってわけにもいかないんだろうなあ、と。 今回はあたまにレシピをのっけたりとかして方向性のテコ入れみたいなのを図っているのかもしれないけど、別に中の話に直接かかわるわけでもなし・・うーん。。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ最初の頃の勢いがないような気がします。 妖も当たり前のように総出演してるし、不可思議感が少ないというか・・・。 今後読み続けるか、微妙です・・・。
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「やなりいなり」が食べ物だったとわ。全編においしそうな解説がついていて楽しい感じでしたが、最後の「あましょう」がせつなかったです。どんなに離れていても大切に思う友達がいるというのは嬉しいことだけど、置いていくのも置いていかれるのも悲しいです。
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相変わらず可愛い妖怪たち、過保護な兄やたちに加え、病弱な若だんなが、ゆったりまったり普通とはちょっと違った日々を送っていく様は面白い。 最後の話はちょっと切なかった…
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いつも通りの短編5編。最後の1編にはほろっとさせられるものの、それ以外は取り立ててみるべきものもなく大いに食傷気味。若旦那の日常が単純に描かれるだけでは読者はもう満足できないでしょう。
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+++ いつも大賑わいの長崎屋に、史上最高の千客万来!? 大人気「しゃばけ」シリーズ第十弾は、新キャラクターがてんこもり! 全話に「レシピ」も付いてます! +++ 「こいしくて」・・・小豆粥(塩味、砂糖味) 「やなりいなり」・・・やなり稲荷 「からかみなり」・・・栄吉の煠出しい...
+++ いつも大賑わいの長崎屋に、史上最高の千客万来!? 大人気「しゃばけ」シリーズ第十弾は、新キャラクターがてんこもり! 全話に「レシピ」も付いてます! +++ 「こいしくて」・・・小豆粥(塩味、砂糖味) 「やなりいなり」・・・やなり稲荷 「からかみなり」・・・栄吉の煠出しいも 「長崎屋のたまご」・・・長崎屋特製、ゆでたまご 「あましょう」・・・お酒大好き妖の、味噌漬け豆腐 +++ 若だんな・一太郎や妖たちが食べているあれこれのレシピが冒頭で紹介され、物語の中にも実際に登場するので愉しいことこのうえない。鳴家たちと争って食べてみたくなる。 長崎屋の主・藤兵衛がなにも言わずに三日も帰ってこなかったり、通町に恋の病が流行ったり、親友を気遣うあまり喧嘩腰になったり、青い玉を追って鳴家が飛び回ったりと、今回もなにかと忙しい。そんななかで、相変わらず兄やたちに甘やかされ、はなれで臥せりがちな一太郎であるが、小さな引っ掛かりから見事ことの真相を解き明かすのである。外出もままならない若だんなが謎を解き明かせるのは、当事者たちのことを親身に思いやるやさしい心の為せる技だろう。おいしそうなものがたくさん出てきてよだれが止まらない一冊である。
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「しゃばけ」シリーズ10作目だが、ここ2~3作は依然のような勢いが感じられない。 一太郎の病弱押しもお決まりの展開という感じ。嫁取りをするとか、環境に変化があるとまた展開が変わって面白くなるのかとしれないが、今のままだと次作への期待感は薄い
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何も事件が起きない~「こいしくて」京橋の結界をつくっている橋姫が時花神に恋して通町に神・妖がひしめく。「やなりいなり」生き霊は優しくしてくれる師匠の娘に薬を与えたかった下手な噺家。「からかみなり」大旦那が3日姿を現さず,推理して得た答えは自身番屋にいるということだったが,迷子は雷...
何も事件が起きない~「こいしくて」京橋の結界をつくっている橋姫が時花神に恋して通町に神・妖がひしめく。「やなりいなり」生き霊は優しくしてくれる師匠の娘に薬を与えたかった下手な噺家。「からかみなり」大旦那が3日姿を現さず,推理して得た答えは自身番屋にいるということだったが,迷子は雷雲から落ちた雷獣の子だった。「長崎屋のたまご」青い卵が空から落ちてきて鳴家が弄んでいる内に外へ。「あましょう」友の栄吉の修業先に出掛けた一太郎は幼馴染みが言い争っている場面に付き合わされることになる~この一冊を通した物語がなくて残念。前まで,小さな逸話の中に流れるテーマがあったような気がする。それも鬱陶しかったが,何もないのもちょっと
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