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池上彰の宗教がわかれば世界が見える の商品レビュー

3.7

270件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

    95

  3. 3つ

    80

  4. 2つ

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2024/10/19

「よく死ぬ」ためには「よく生きる」。これが感想かな。日本人の宗教観ってどうなの?と欧米人と話したりイスラム教徒の多い国へ行った経験から感じていたもののスッキリした感のない結論しか持ち合わせていなかった。しかし各宗教の専門家の話の結論は、日本人は無宗教ではない。しかもこのボヤッとし...

「よく死ぬ」ためには「よく生きる」。これが感想かな。日本人の宗教観ってどうなの?と欧米人と話したりイスラム教徒の多い国へ行った経験から感じていたもののスッキリした感のない結論しか持ち合わせていなかった。しかし各宗教の専門家の話の結論は、日本人は無宗教ではない。しかもこのボヤッとした感覚こそ日本人の宗教観だと言われる。確かに日本人の感度って高いかも。教会へ行ってもモスクに行っても敬虔な気持ちになる。あの時イギリス人の友達は絶対に入ろうとしなかったなあ(笑)

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2024/10/06

・日本はなかなかグローバルスタンダードを作れない。欧米の場合、キリスト教の布教の経験がある。これが信じるべきものだと世界に訴えて説得することをずっと続けてきた歴史がある。日本は逆に受け入れる側ばかりだった。 仏教 ・ゴーダマ・シッダールタ=釈迦で、悟りを開いてからの呼び名が仏陀...

・日本はなかなかグローバルスタンダードを作れない。欧米の場合、キリスト教の布教の経験がある。これが信じるべきものだと世界に訴えて説得することをずっと続けてきた歴史がある。日本は逆に受け入れる側ばかりだった。 仏教 ・ゴーダマ・シッダールタ=釈迦で、悟りを開いてからの呼び名が仏陀。ヒンドゥー文化から生まれた。 ・輪廻とは、前世で行ったことに従って、様々なものに生まれ変わること。輪廻の中で生まれ変わる事は苦しみであり、そういったことがない状態を目指す、それが解脱であり、輪廻の輪から外れた状態が涅槃。 イスラム教 ・「コーラン」はムハンマドが聞いた神(アッラー)の言葉の記録。「ハディース」はムハンマドの言ったこと、やったことの記録。イスラム法学者はコーランやハディースの内容を勉強し、解釈を与えていく人。

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2024/08/26

宗教を避けてきた自分自身に、宗教が世界、歴史、経済などあらゆる分野に突き刺さっている事が漸く理解し始めた時に読んだ。 代表的な宗教をわかりやすく、その道の代表者に対談としてわかりやすくアウトプットされている名著である。 皆さんのコメントにも書かれているように、宗教のわかりやすい入...

宗教を避けてきた自分自身に、宗教が世界、歴史、経済などあらゆる分野に突き刺さっている事が漸く理解し始めた時に読んだ。 代表的な宗教をわかりやすく、その道の代表者に対談としてわかりやすくアウトプットされている名著である。 皆さんのコメントにも書かれているように、宗教のわかりやすい入門書である。

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2024/07/18

養老孟司:自然は人間の意識ではコントロールできない。死も自然現象などだからコントロールできない。つまりは考えても無駄だと言うわけです。詩を考える、という事は、結局どう生きるか、と言うことにつながります。死に方と生き方は同じなんですよ 島田裕巳:これだけ宗教が自然に根付いている国は...

養老孟司:自然は人間の意識ではコントロールできない。死も自然現象などだからコントロールできない。つまりは考えても無駄だと言うわけです。詩を考える、という事は、結局どう生きるか、と言うことにつながります。死に方と生き方は同じなんですよ 島田裕巳:これだけ宗教が自然に根付いている国は、帰って珍しい 釈徹宗:日本人は、その場の宗教性を感じる力がある。だから、無宗教を標榜しているからといって、宗教性が乏しいわけではなく、非常にアンテナの感度がいいんじゃないか 山杉孝夫:近世の日本にキリスト教が入ってきた時、民衆の崇拝を集めたのは、イエス・キリストの十字架ではなく、聖母マニアだったといいます 飯塚正人:日本でも外国でも個々のイスラム教徒は結構優しいんですよ。何かあればすぐにみんな寄ってきて、ああだこうだとおせっかいな位で、それが今どっちかと言えば、孤独に暮らすことの多い日本の若者にとっては魅力的だ 安蘇谷正彦:現代社会における神道の役割は、神道の理念から行ったら、地域社会のために奉仕する。あるいは国家のために尽力する。そういう精神をどうやって涵養するか、育成していくかが大きな課題 高橋卓志:6百数十万人が老の域に入ってきたら、国家の社会保障もうまくいくかどうかわからない。その時に、寺が持っている潜在能力をしっかり発揮できたら、間違いなく社会は変わります

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2024/03/06

日本ほど宗教が自然に根付いている国は珍しい。日本は無宗教というが、この場合の無は、仏教における無である。日本人に宗教は根付いていて、それを意識しないだけ。目から鱗が落ちた。養老氏の独自の境地から語られる物事の考え方、捉え方、感覚にはいつも驚かされる。

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2023/09/30

各章の中で特に勉強になったのが、神道とイスラム教。特に神道は「目から鱗」(この言が新訳聖書から、というのも初めて知りました。)。神道の柔軟さ、イスラム教の分かりやすさ。また、各章のまとめが非常に良くて、さすが池上さん。最後の養老先生との対談も秀逸。良い本に出会いました。

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2023/09/27

池上さん自身には賛否両論あるかとは思いますが、初心者向けの宗教解説はピカイチでしょう。 定期的に宗教の話を忘れ、立ち返る際に読み直しています。

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2023/06/28

四大宗教について、生と死の捉え方について、様々なインタビューから自身の考察を交えたジャーナリストらしい著書でした。 『死んだらおしめえよ』まさにこれ。 上手く言い表せないのが宗教で、自身も崇拝するものは何も無い。考え方の一つとして、また救いを求めようとした際に寄り添ってくれるもの...

四大宗教について、生と死の捉え方について、様々なインタビューから自身の考察を交えたジャーナリストらしい著書でした。 『死んだらおしめえよ』まさにこれ。 上手く言い表せないのが宗教で、自身も崇拝するものは何も無い。考え方の一つとして、また救いを求めようとした際に寄り添ってくれるものが教えなのだろう。

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2023/01/20

著者の作品、ブクログ登録は3冊目になります。 著者、池上彰さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 ---引用開始 池上 彰(いけがみ あきら、1950年8月9日 - )は、日本の教授、ジャーナリストである。 かつてはNHKで、社会部記者...

著者の作品、ブクログ登録は3冊目になります。 著者、池上彰さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 ---引用開始 池上 彰(いけがみ あきら、1950年8月9日 - )は、日本の教授、ジャーナリストである。 かつてはNHKで、社会部記者やニュースキャスターを歴任。記者主幹だった2005年で退職したことを機にフリーランスのジャーナリストとして各種メディアで活動している。 ---引用終了 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 人はなぜ宗教を求めるのか?日本人は「無宗教」なのか?スピリチュアルブームの正体は?仏教、キリスト教、イスラム教の3大宗教から、神道、ユダヤ教まで、7人の賢人と池上さんが読み解いた。世界を正しく理解するために必要なエッセンスがこの一冊に。 ---引用終了

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2023/01/10

池上彰著『池上彰の宗教がわかれば世界が見える(文春新書)』(文藝春秋) 2011.7発行 2017.12.19読了  日本ほど宗教が日常生活に根付いた国家は珍しい。日本人の多くは自分を無宗教だと考えているが、実は場の宗教性を感じる力がある。神社でもお寺でも教会でもモスクでも、日...

池上彰著『池上彰の宗教がわかれば世界が見える(文春新書)』(文藝春秋) 2011.7発行 2017.12.19読了  日本ほど宗教が日常生活に根付いた国家は珍しい。日本人の多くは自分を無宗教だと考えているが、実は場の宗教性を感じる力がある。神社でもお寺でも教会でもモスクでも、日本人はその場の宗教性を感じて、静謐な気持ちになることができる。一方で宗教に対する節操のなさを指摘されるけれども、なるほどそういう見方もあるのかと思った。信教は意識的でなくとも別に構わないのかもしれない。人知を超えた存在を自然と感じ取ることができる日本人の感性を大事にしたいと思った。 URL:https://id.ndl.go.jp/bib/000011232960

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