池上彰の宗教がわかれば世界が見える の商品レビュー
池上さんの著書を読むのは初めて。 テレビでの語り口同様、非常にわかりやすい。 なぜ宗教が必要とされるのか?世界のメジャーな宗教のベーシックな知識について知ることができる。 仏教、神教界を代表する方や、島田さん、養老さんとの対談を通して、さらに理解が深まる。 おもしろいのは「日本...
池上さんの著書を読むのは初めて。 テレビでの語り口同様、非常にわかりやすい。 なぜ宗教が必要とされるのか?世界のメジャーな宗教のベーシックな知識について知ることができる。 仏教、神教界を代表する方や、島田さん、養老さんとの対談を通して、さらに理解が深まる。 おもしろいのは「日本人が無宗教と呼ばれるが、これほど宗教が自然に根付いているところは珍しく、無宗教ではない」 という指摘が、共通しているところ。 確かに、神仏や、その存在する建物に拝礼したり、畏敬の念を持つことが自然におこなれている。 他人や他国がどの宗教を信仰するか?にも非常に寛容ななのも特徴と。 確かに池上さんのおっしゃるとおり、宗教を知ることは、世界情勢を理解するに不可欠。 あまりに宗教(心)が意識下に根付きすぎているせいなのか、世界の宗教を知識として知らなさすぎることが多い私たちには池上さんのわかりやすい説明が聖典のようで、池上教にハマってしまいそうだ(w)
Posted by
直前にバカの壁を読んだからか、どうしても一神教に否定的になってしまう。うーん、影響されやすすぎ。 -------------------------------------------------------- 読み終わった! 池上さんの本初めて読んだけど、人気出るの納得、わか...
直前にバカの壁を読んだからか、どうしても一神教に否定的になってしまう。うーん、影響されやすすぎ。 -------------------------------------------------------- 読み終わった! 池上さんの本初めて読んだけど、人気出るの納得、わかりやすかった。 宗教のことが、漠然とよくわかんない人にお勧め(笑) 世界3大宗教と日本の神道について、それぞれの思想や立場がインタビュー形式で包括的にわかるようになってます。 それと、日本人の宗教観も納得する解釈が得られた。 養老孟司さんも登場したけど、どうにもアンチ一神教感が雰囲気悪かったな。 この本全体が中立的立場をとってるから、最後だけ浮いてた。
Posted by
宗教は『よく死ぬ』ための予習。『死に方と生き方は同じ』 少しは仏教、キリスト教、イスラム教、神道が理解できたかも
Posted by
楽しかったです! 仏教、神道、イスラム教、キリスト教の宗教観、また、無宗教といわれる日本人の宗教観を、識者へのインタビューを交えて解説してくれる本でした。 ※この本でいう日本人は、特定の宗教に入っていない日本人のことだと思います。 【この本による日本人的宗教観の特徴...
楽しかったです! 仏教、神道、イスラム教、キリスト教の宗教観、また、無宗教といわれる日本人の宗教観を、識者へのインタビューを交えて解説してくれる本でした。 ※この本でいう日本人は、特定の宗教に入っていない日本人のことだと思います。 【この本による日本人的宗教観の特徴】 神仏に対して何らかの祈りはする。神々しいものに対する畏れも抱く。神道や仏教が、意識されないほど生活や文化に溶け込んでいる。冠婚葬祭もいろんなやり方でやる。どんな神様も受け入れられる。その宗教に合わせて行動できる。無宗教といっても宗教や神を否定しているわけではない。 この変が日本人の宗教的な特徴だと言っています。 読んでいてふと立ち止まって考えたことは、他宗教への寛容は日本人に限らず、ある宗教の信者でも、必ずしも他の宗教の人を否定はしないよなぁということ。経典の中にも他の宗教には寛容であるようにと書いてあったりもして。排他的で攻撃的な宗教は少ないような気がします。じゃあそういう宗教と日本人の違いはなんだろうということを考えました。 例えば宗教対宗教の対立があったとしたら、中立の立場にはなったりなだめることができたりするような気はします。二項対立を越えたところにいる、第三者的な感じ。 目の前にA教徒がいたとして、「自分の信じているものと相手のとは違う」とは思わないような・・・。それは多分、信じていると思っている宗教がないからかなぁと。でも宗教そのものは否定はしない。 神様はいるような気がする 。でも何が神様かは決まっていないし、それが〇〇教という名前がついているわけでもない。布教もしない。聖典も聖地もない。 いわゆる日本的宗教観とはそういうものなんだなぁと、気づきを新たにしました。
Posted by
日本人は無宗教であるといわれるが、この「無」というのは仏教でいう「空」を示していて日本人は無意識的に宗教を感じているという内容が心に残った。外国での無宗教の示す意味との大きな違いに気づくことができた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・人が宗教を求める心理 ・日本人の宗教性(本当に無宗教なのか?いや多神教なだけ^^) ・現代で、50~だけでなく若者からもおこっているスピリチュアルor宗教ブームについて ・新興宗教、伝統宗教のそれぞれの役割と時系列に沿った隆盛→今は伝統宗教が見直されている。 がより理解できてgood! (個人的には神道についておもろーだった) 池上さんは、ミーハーに人気あるだけあって、文章がわかりやすい・テンポよい♪ ただ、彼の“1意見”を相対化して考えるほど、まだ背景知識の基礎がないので、もっと分析や考察をぬいた無機的な文書をよむ時間をつくってもいいのかも。 聖と俗というテーマで、少し深ぼれて満足ほくほく^^*
Posted by
日本の寺は地域のコミュニティの中心的役割を果たして来たが、現在ではその役割を果たしておらず、その代替もない。団塊の世代が老の領域に入ったらこの問題は更に顕在化するだろう。 養老孟司さんの意識中心主義が問題だという指摘は納得した。
Posted by
110814by『伝える力』探索も不明 110918on朝日as5位 --- 第1章 宗教で読み解く「日本と世界のこれから」―東日本大震災・ビンラディン殺害・中東革命 第2章 宗教がわかる!ほんとうに「葬式はいらない」のですか?―vs.島田裕巳(宗教学者) 第3章 仏教がわか...
110814by『伝える力』探索も不明 110918on朝日as5位 --- 第1章 宗教で読み解く「日本と世界のこれから」―東日本大震災・ビンラディン殺害・中東革命 第2章 宗教がわかる!ほんとうに「葬式はいらない」のですか?―vs.島田裕巳(宗教学者) 第3章 仏教がわかる!1 「南無阿弥陀仏」とはどんな意味ですか?―vs.釈徹宗(浄土真宗本願寺派如来寺住職) 第4章 仏教がわかる!2 仏は「生・老・病・死」を救ってくれますか?―vs.高橋卓志(臨済宗神宮寺住職) 第5章 キリスト教がわかる!「最後の審判」は来るのですか?―vs.山形孝夫(宮城学院女子大学名誉教授) 第6章 神道がわかる!日本の神様とはなんですか?―vs.安蘇谷正彦(國學院大学前学長) 第7章 イスラム教がわかる!『コーラン』で中東情勢がみえますか?―vs.飯塚正人(東京外国語大学教授) 第8章 宗教と脳がわかる!「いい死に方」ってなんですか?―vs.養老孟司(解剖学者) おわりに 宗教は「よく死ぬ」ための予習 --- 人はなぜ宗教を求めるのか?日本人は「無宗教」なのか?スピリチュアルブームの正体は?仏教、キリスト教、イスラム教の3大宗教から、神道、ユダヤ教まで、7人の賢人と池上さんが読み解いた。世界を正しく理解するために必要なエッセンスがこの一冊に。
Posted by
学問としての宗教に関心があります。昔の戦争の原因はほぼ宗教。人と人を簡単に争わせてしまい、個人の考える力を奪う宗教とは一体なんなのか。
Posted by
この本、タイトルがずれてる気がする。メインは死生観、死とは何かを各宗教から視点から見て、自分の死に向き合うっていうとても宗教学的な、哲学的な内容だ。浅く広くだけど、考えてしまう本だ。ううむ。
Posted by