池上彰の宗教がわかれば世界が見える の商品レビュー
日本人の宗教観とは?が言葉にされていて、わかりやすかった。 対談形式なので知識が多く記載されているわけではなかったが読みやすかった。 次は仏教の体系についての本を読んでみたい。
Posted by
池上彰と7名の有識者(仏教、神道、イスラム、キリスト)の対話本。日本は無宗教といわれるのは逆に宗教が浸透している証拠だという意見が多い。課題先進国や無縁社会と言われる日本において、宗教の今後の展望を知れる。池上さんがしきりに主張する「宗教は死のレッスンであり、よりよく生きる事に繋...
池上彰と7名の有識者(仏教、神道、イスラム、キリスト)の対話本。日本は無宗教といわれるのは逆に宗教が浸透している証拠だという意見が多い。課題先進国や無縁社会と言われる日本において、宗教の今後の展望を知れる。池上さんがしきりに主張する「宗教は死のレッスンであり、よりよく生きる事に繋がる」という考えがよく分かる良書ですね。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
池上さんによる非常にわかりやすい宗教の本。 日本人にとっての宗教とは?世界における宗教の役割とは?など、対談形式でわかりやすくまとめられています。 日本人にとっての宗教や、神道との棲み分けとか、日本人が発する「無宗教」の意味するところなどが、日本人のぼんやりとしている宗教観を適切に表現されているように思いました。 最後の養老孟司さんとの対談が興味深かったです。あの池上さんが、養老さんを前にして生徒のようでした。団塊の世代が高齢になるにつれて最期をどう迎えるか、寺や神社が果たせる社会的役割とか、本書のタイトル以上に、社会について考えることができる内容だと思います。
Posted by
それぞれの宗教の違いや共通点が理解できた。日本人が無宗教に見えるのは、生まれながら神や宗教を尊重する力や文化があるということだ。人々は今も昔も宗教ととともに生きていることがわかった。
Posted by
宗教について無知だったので、大変参考になりました。 特にイスラム教やキリスト教のプロテスタントとカトリックの違いについて知れたと思います。 ユダヤ教についても詳しく知りたくなりました。
Posted by
仏教、キリスト教、イスラム教、神道について書いてある。 宗教に関する本を読みたいけど何から読んでいいのか分からない、と思って借りてみた。 ヤングアダルトコーナーにあったが、内容は濃かった。対談形式になっており、読みやすかった。
Posted by
第 1 章以外は雑多なインタビューの寄せ集め。だけど、仏教や神道についてはあまり知らなかったので、そこそこ興味深く読めた。 日本人は無宗教ではないという主張が繰り返されていたが、無宗教があたかもいけないことであるかのような前提が疑問符。
Posted by
中国にはローマ法王公認のキリスト教(カトリック)と、中国共産党公認のキリスト教の2つがある カトリックは、一番偉い人がローマ法王とされているため、共産党第一主義に反する→弾圧の対象、バチカンと中国は国交を結んでいない アメリカも同様に、カトリック信仰の大統領は注意を払われる キ...
中国にはローマ法王公認のキリスト教(カトリック)と、中国共産党公認のキリスト教の2つがある カトリックは、一番偉い人がローマ法王とされているため、共産党第一主義に反する→弾圧の対象、バチカンと中国は国交を結んでいない アメリカも同様に、カトリック信仰の大統領は注意を払われる キリスト教原理主義者…聖書に書かれていることがすべて真実と信じる人 聖書を進行する人…福音派(共和党支持者…妊娠中絶と同性婚に否定的) 中東では、軍事独裁政権から民主主義による選挙を実施した結果、イスラム原理主義(反米、反イスラエル)が政治を握ることが発生している 仏教は、語らない宗教、創造神はいないし、実践主義的。生きることを苦(思い通りにできないこと)とし、思いを整え、執着を小さくすることを説く。 そして、そのために役立ちさえすれば、究極的には仏教さえも捨てていけとしている 仏教は、ヒンドゥー文化の中で育った釈迦(仏陀)が作り上げた。輪廻をせずに解脱するなど、いくつか思想を共有している 生・老・病・死…この四苦の源には欲望があり、欲望を減らしてコントロールすることが悟りに繋がる 一神教は、この世の終わりが来た後、神が一人ひとり生前の行いを審判し、天国行き地獄行きを決める 仏教は、輪廻の外にある仏の国(極楽浄土)への解脱を目指す 一部の優秀な人間には、解脱せずに、この世に戻り、人々を救済する役目を負う。これを「菩薩」という。 上座仏教…悟りを開くため出家し、他人との関わりを断つ 大乗仏教…在家のまま、社会や他者と関わりながら苦悩の中生きていく→とらわれないことを理想とする イエスはユダヤ教徒 旧約聖書→ユダヤ教の聖典 仔羊を犠牲にして罪が許され、新年が始まる 新約聖書→イエス(キリスト教)の聖典 イエスを犠牲にして罪が許され、新しい世界の歴史が始まる ローマ帝国が2つに別れ、カトリック(西ローマ帝国)と東方正教会(東ローマ帝国)に分裂 その後、カトリック教会の腐敗に立ち向かう形でプロテスタント教会が樹立 神道…お祭りと神社を主とする、稲作と結びついた生活様式(天皇、日本書紀や古事記) 産土型神社…共同体の安寧を願う 勧請型神社…個人の幸福を願う 個人の救済よりも、共同体の安寧が優先される 神様は祖先の霊と自然 そのため、人はみな死んだら家の神になる イスラム教…キリスト教とユダヤ教があったメッカで、ムハンマドがよみだし、その後迫害されメディナに聖遷。ムハンマドが死んだあとに信者が書き留めた言葉が「コーラン」 イスラム教徒の見解…イエスやモーセは神の預言者に過ぎず、預言を正しく伝えなければならないのに、キリスト教徒やユダヤ教徒がきちんと伝えなかった。 ムハンマドにコーランを伝え、そのまま保存しろと言った。 →ムハンマドは預言者に過ぎず、崇拝の対象ではない。 「ハディース」→コーランの参考書、ムハンマドの行動が書いてある スンニ派…話し合いで最高指導者(カリフ)を決めた シーア派…ムハンマドのいとこのアリーが後継者だ 2つの派閥は教義のちがいはほぼないが、国の政治への利用のされ方で対立を生んでいる 自爆テロをジハード(死んだら終末を待たずに天国へ直行できる)と考える若い層の増加 死を考えるということは、結局どう生きるか、ということ。死に方と生き方は同じ。
Posted by
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、神道について基本的考え方や始まった経緯について勉強になった。 宗教や世界史について正直全く興味がなかったので元々知識はほとんどなかったが、宗教が世界の人々の生活や考え方に影響を及ぼし、中東情勢など国々の対立にも影響を与えていると知り世界を...
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、神道について基本的考え方や始まった経緯について勉強になった。 宗教や世界史について正直全く興味がなかったので元々知識はほとんどなかったが、宗教が世界の人々の生活や考え方に影響を及ぼし、中東情勢など国々の対立にも影響を与えていると知り世界をみる目が変わった。 日本の神道、キリスト教、仏教が入り混じった生活も日本人の昔からの生活や歴史によるもので、私のように無宗教であることが特異なことではないことを知ることができた。この本の中でいえば、やはり神道の考え方が普段の私の生活態度に近いように感じた。 どの宗教においても、人々は神を拠り所にしてきたこと、宗教の教えの中で生きるコツを教えて癒しを与えてきたのだなと、それが宗教の役割であるのだと感じた。
Posted by
単純に宗教について勉強になった。 神道だけでなく世界にあるさまざまな宗教を知ったうえで人に接することが違いを理解したり受け止めたりできる素地になると思えば自然に星4つ!!
Posted by