バチカン奇跡調査官 千年王国のしらべ の商品レビュー

藤木稟【著】

2011/08/26

シリーズ4作目。
今回はバルカン半島のルノア共和国からの奇跡調査。聖人の生まれ変わりと噂される若き司祭・アントニウスが、奇跡の力で病人を治癒したうえ、みずからも死亡した3日後、生き返ったという奇跡。書類上は疑いの余地が見当たらない、完璧な奇跡。

3巻に比較するといまひとつ感とそれはご都合主義なんじゃ？と思うところもあるんだけども面白い。

表紙が女子ターゲットな感じのイラストでなければ、男性や幅広い年代の人に受け入れられるのではー・・といつも思うシリーズです。(キレイはキレイなんだけど、抵抗がある人は抵抗があるでしょうね）

2011/08/25

★あらすじ
美形奇跡調査官コンビ４作目。
今回ふたりに持ち込まれた調査は、バルカン半島の小国、ルノアル共和国の若き司祭アントニウスについて。
アントニウスは、大勢の病人を奇跡の力で癒したことで知られていたが、その上、本人が狙撃され、死亡が確認された３日後に蘇ったという。
死者の復活となればキリスト教の根幹に関わる大事である。
カトリックの最大派閥イエズス会の依頼ということもあり、いつも以上に慎重に調査に挑むふたりだったが、アントニウスの力は本物の奇跡としか考えられず……

★感想
このシリーズのここまでの作品の中では、一番本格ミステリっぽいかも！
相変わらずエンタメ的な強引さはあるのだけれど、理論的にありそうな、実現可能な感じがします。
そして平賀＆ロベルトの仲良しっぷりにも相変わらずニヤニヤ(・∀・)

2011/09/01

肝心の奇跡調査が今回は蔑ろ・・・
催眠術合戦で後半唖然・・・しかも奇跡じゃないのに奇跡認定されちゃったし・・・

今回は面白くなかったー！
まぁ、伏線として必要な巻だとは思いますが・・・

2011/08/19

奇跡調査官シリーズ第4弾。

今回の調査は、キリストの再来かと思われる人物の調査でした。

殺されてから3日後に甦っただとか、病気の人の病を治しただとか、まさに奇跡の人としか言いようのない人物でした。

フィクションだから許される設定なんだろうけど、ラストはなかなか衝撃的でした。

2011/08/17

面白いけど、巻を追う毎に無理矢理感が強くなるような…（苦笑）
面白いです。それもアリだと、ワタシは思います。
私は、ね。

2017/10/14

バチカンのイケメン調査官コンビ４作目。
今回の調査は「聖人列福」について。
数々の奇跡を起こし、自らも狙撃されて死亡したにも拘らず生き返った人物の調査。
イエスキリストと同じことができる者がいたらカソリック全体を揺るがす大事だ、という訳です。

しょっぱなからコンビの片割れ平賀神父が絶体絶命（？）で驚いた。
平賀・ロベルトのコンビを惑わすため（？）、
読者にもなんとなく掴み辛い流れになってます。
聖書の中身だけでなく他の組織やら知識やらいろいろあってそっちにも興味が沸きました。

2011/08/11

初の奇跡認定か!?何となく全体がぼやけているように感じるのは読者までも術中にはまっているから？今回の奇跡の源は割と早めに読みとれるのです。なのに終盤はとっても強引な展開に感じられいささか戸惑いました。背景や設定を段取り良く展開するのは難しいんですね。京極夏彦さんの本が厚くなるのもわかる気がします。

2011/08/07

なかなかのものでした。しかしやはり『地下』はサブメインといいますか(笑)準レギュラーですねｗ
最後はそうきちゃったかと、モヤモヤ感は拭えなかったのですが、シリーズ愛をプラスで・・・。
今回もやはり２人の仲の良さはニヤニヤしてしまいます。おいしいなぁ
もしかしたら２回読んでこそ味が出そうな気もしました。

2011/08/06

シリーズ第４弾。今回も引き起こされる、とんでもない奇跡。これはもうどこをどう疑えばいいのか？　しかも平賀に訪れるシリーズ最大の危機。これはもう奇跡を認定せざるをえないの？
……いや、でもこのシリーズは必ず裏があるんですよ（笑）。今回も解き明かされるとんでもない真相。これまたシリーズ最大の大技かも。ミステリとしてはこんな手段使われちゃなあ、という気もするのですが。大掛かりすぎてむしろ爽快かも。

2011/08/04

脳の怖さ。水の上を歩くのはこれじゃあないかな？とはおもったけど、まさかでした。敵ばっかり増えていきますね。でも平賀がまさか……でした。