なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか の商品レビュー
「選挙」「精神」の想田監督による(ちょっと乱暴だけど)ドキュメンタリー論。 文脈は異なるけれど、「写真を撮るに際し撮影者の存在をどう処理するか」 という問題を常々考えていた僕にとって、 本書は今まで考えてきたことと大きく重なる部分があったり、 新たな視点を与えてくれた点で貴重...
「選挙」「精神」の想田監督による(ちょっと乱暴だけど)ドキュメンタリー論。 文脈は異なるけれど、「写真を撮るに際し撮影者の存在をどう処理するか」 という問題を常々考えていた僕にとって、 本書は今まで考えてきたことと大きく重なる部分があったり、 新たな視点を与えてくれた点で貴重なものだ。 本書の内容を大まかにまとめると、 (1)「観察映画」の定義・手法 (2)その方法論を採用する理由 (3)その方法論を基に撮影した映画のエピソード ということができるでしょう。 (勿論本書の構成はこれとは違います。) 世界から何かを学ぶこと、その方法を学ぶことの一助になる。
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印象に残った一節『ドキュメンタリーの素晴らしさの一つは自分にとって大切な瞬間や時間を保存することができる、ということだと思います。』226ページ
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観察映画。想田監督の作家との視点から学ぶ、日常を捉える方法は、映画鑑賞に限らず、勉強になるところが多かった。
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