生霊の如き重るもの の商品レビュー
刀城言耶シリーズ二度目の短編集。 前回の短編集の時も思ったんですが、民俗的なお話を下敷きにして事件、っていう流れなので短編だとその雰囲気づくりがちょっと難しいですね。十分にその世界を理解というか雰囲気が呑み込めてない状態で事件とその解決、みたいになってしまうので。長編でじっくりと...
刀城言耶シリーズ二度目の短編集。 前回の短編集の時も思ったんですが、民俗的なお話を下敷きにして事件、っていう流れなので短編だとその雰囲気づくりがちょっと難しいですね。十分にその世界を理解というか雰囲気が呑み込めてない状態で事件とその解決、みたいになってしまうので。長編でじっくりと読み込ませるのが向いてるシリーズだなあ、とは改めて思いました。
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短編集だったのでやけに時間がかかってしまって。 言い回しが独特の文章なのでなかなか頭に入ってこないせいもあるし。 怪奇譚のようでいて本格ミステリー、とは言いつつも最後の最後に救いのない寒気を催して一編が終了という短編集。 連作短編の形をとり、登場人物は非常に魅力的。
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刀城言耶シリーズ短編5話。刀城言耶の学生時代の話。学生時代だと一段と阿武隈川先輩うざぁ…(笑) 表題作の「生霊の如き〜」は八つ墓村テイストでこの中では一番好きかな。
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<死霊の如き歩くもの★★> <天魔の如き跳ぶもの★★★★> <屍蝋の如き滴るもの★★★> <生霊の如き重るもの★★★★> <顔無の如き攫うもの★★★★>
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刀城言耶シリーズ短編集2 足跡に関する謎の話が多かった。 今までの話となんとなく似ているものもあった。 最後の、消えた子どもの話は怖かった。 論理的に謎を解くのに、そこはかとなく不気味な感じというか 異世界感が漂う、この雰囲気が好き。
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私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ ...
私の評価基準 ☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版 ☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも ☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ ☆☆ 普通 時間があれば ☆ つまらない もしくは趣味が合わない 2013.1.25読了 刀城言耶が活躍するお馴染みのシリーズの短編集。 この作者の短編は初めて読んだが、長編よりいいかもしれない。 あの独特な雰囲気は薄まってしまうものの、その冗長さがなくなり、読み易くなった。そして、そのためトリックの謎解き部分がよりクローズアップされて、ちょっとホラー風味の本格推理の小品に仕上がっている。 まあ、でも、そんなのは、いろいろな人が書いているので、やはりこの作者の作品では、いつもの、おどろおどろしく、また、くだくだしい、現実のような虚構に虚構を入れ込んだ、あのパターンを繰り返す三津田信三シリーズが楽しいかも ただ、刀城言耶シリーズの登場人物は、みんな、なかなか良い、わりと好きだ。
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刀城言耶は、大学の先輩・谷生龍之介から、幼い頃疎開していた本宅での出来事を聞かされる。訥々と語られたのは、『生霊』=『ドッペルゲンガー』の謎だった。怪異譚に目がない言耶は、その当時龍之介が見たものが何だったのか、解明を始めるのだが…(「生霊の如き重るもの」)。表題作ほか4編を収録...
刀城言耶は、大学の先輩・谷生龍之介から、幼い頃疎開していた本宅での出来事を聞かされる。訥々と語られたのは、『生霊』=『ドッペルゲンガー』の謎だった。怪異譚に目がない言耶は、その当時龍之介が見たものが何だったのか、解明を始めるのだが…(「生霊の如き重るもの」)。表題作ほか4編を収録した、刀城言耶シリーズ短編集最新作。
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刀城言耶シリーズ第7作目で、 短編集としては『密室の如き籠るもの』に続く2作目。 刀城言耶シリーズは別の事件の出来事が微妙に絡み合ったり 物語が同じ地方・近い場所だったりすることが多いけど 学生時代の話を集めた短編集である本作でもそれは同じで 作品の並びが時系列になっていて前の...
刀城言耶シリーズ第7作目で、 短編集としては『密室の如き籠るもの』に続く2作目。 刀城言耶シリーズは別の事件の出来事が微妙に絡み合ったり 物語が同じ地方・近い場所だったりすることが多いけど 学生時代の話を集めた短編集である本作でもそれは同じで 作品の並びが時系列になっていて前の話を受けて次の話が進む 連作集のような味わいになっている。 面白さとしては、表題作「生霊の如き重るもの」が 抜群に面白い。 短編というよりも、長編の面白さ・エッセンスを凝縮して 短編に仕立てている感じで、二転三転する推理も 長編のように振り回されて楽しめた。 シリーズの時系列としては、一番最初に位置するし 気軽にシリーズの雰囲気が味わえる短編集だし、 刀城言耶シリーズを最初に読むのにちょうどいいのかも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
怪奇、怪談、妖怪ミステリ「刀城言耶」シリーズの短篇集 主人公以外に登場人物が多めに出演するけど短いからなんとか頭も追いつく 事件解決はするけれども怪現象は収まらない なーんて、事件が5編 長い奴よりも読みやすかった
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刀城言耶シリーズ短編集。 まだ言耶が学生で、終戦直後の曖昧模糊とした時代。怪談との相性はバッチリである。 トリックはやや強引で無理矢理な話もあるが、不可能犯罪の提示の仕方がどれも美しくて見事だと思った。 ベストは生霊や二人の復員者という横溝チックな雰囲気満載の表題作。
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