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長い長い殺人 の商品レビュー

3.6

174件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    69

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

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2026/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

森本隆一の轢き逃げ事件は、実は計画的な殺人事件だった。 多額の生命保険が絡むこの事件から、いくつもの殺人事件の存在が明らかに。関係者が持つ財布の視点から物語の全体像が浮き彫りにされる。 スナック感覚で楽しめるパズル本。 「ながら」で十分満足できちゃう難易度で、そう頭を捻らなくても推理ゲームを満喫できる。知的ゲームのステージ1ほど退屈ではないが、手が止まったり脳が疲れたりすることはない難易度。やや手応えない寄りのちょうどよさ。欠けたピースは、次の章に分かりやすく落ちている。繋がりそう…と思った物は、もれなく正解のピースなのである。それを物足りないと感じるか、疲れずに楽しめると感じるかは読者次第というところか。 なんで財布視点だったの? 面白い試みではあったが、財布ならではのしかけがなかったのが残念だった。財布同士喋れたり、関係者の会話を見たり聞いたりしているのだが、財布にどこまでの能力が許されているのか、みたいな明確なルール設定がなかったので、中途半端に感情を持たされた財布がちょっと不気味に感じた。自分の中に入っているものを感知したり見たりできないことに少し違和感を感じ、それがストレスに感じる場面も多かった。あまりにも財布が人間らしいので、それが違和感の元なのかなあ。 宮部みゆきらしい文章は◎。 読み応えが無いのとさくさく読めるは表裏一体。決して少なくない登場人物の視点をさらっていくのに、混乱すること無く完走できたのは、偏に作者の文章構成力が高いためである。もしかして、財布視点じゃない方が臨場感があってよかったのかも。一歩引いた視点から物語を俯瞰するような構成なので、他人事感が強く、のめり込むような緊迫感が生まれにくかったのが、この不完全燃焼の原因かもしれない。

Posted byブクログ

2026/08/01

「財布視点」という設定はおもしろいけど、物語にはあまり関与しなかったのが残念 登場人物が多い上に、女性の名前が「〇〇子」ばかりで訳がわからなくなった。 時代的に仕方がないかもしれないけど、、

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2026/07/16
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轢き逃げ事件から始まる保険金殺人をキャラクター達の財布視点で描いた物語。 語り部が財布で自分の主や周りについて好き勝手に喋るっていう設定が面白い。 財布に知る事の出来る範囲の情報だったり、過去の持ち主の話だったり色々とバリエーション豊か。 オチとしてはまあ第三者が居るわなって感じで大きな驚きはない。ただ細々とした事件が繋がっていくのは楽しい。 あの万引きの生徒の所はキツい。あの先生可哀想すぎない? 早苗さんの甥っ子も切ないけど乗り越えて行くんだろうな。 探偵が後半しっかり絡んできて良かった。 最後らへんは割とあっさり終わったなって感じ。 ラストの帰るシーン良かった……。

Posted byブクログ

2026/07/02
  • ネタバレ

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語り手が財布という、今まで読んだことがないタイプの小説だった。 財布は外出時は肌身離さずもっており、家にいる時もカバンの中などに常に入っているものであるため、その財布が五感をもち、かつ性格も個性がある存在として、持ち主のことについて語っていくという形式。 時には財布同士の会話のようなものがあったり、財布から財布への偏見があったり、 そして財布が事件解決のキモ(証拠)を握っているという、 なかなか斬新で面白い作品だった。 今の時代だと、キャッシュレスも進んでいるから、このような形式にしようと思うと、スマホになるのだろうか。 スマホに人格があったとしたら、自分のプライベートな部分まで知りすぎているため、想像することが恐ろしくなった。

Posted byブクログ

2026/06/30
  • ネタバレ

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面白いギミックだなー。あえて情報量を絞って、それでいてキャラクターを活かしながら全容に迫るという。やっぱりミステリは面白い!

Posted byブクログ

2026/06/22

語り部は登場人物の財布という面白い切り口、短編集のようであり実はそれぞれが連なった長編。じわじわと解かれる謎の真相。

Posted byブクログ

2026/05/27

やっぱり面白くて止まらないという読書経験をさせてくれる、宮部みゆきさんの初期作品…! 再読ではあったものの、もう四半世紀以上前のこと。 新鮮に無心でよみました。 ある意味、歪んだ心理であったり、 自己愛であったり、 誰よりも自分が優れていると思い込む人間の、 悲しいかな、これは...

やっぱり面白くて止まらないという読書経験をさせてくれる、宮部みゆきさんの初期作品…! 再読ではあったものの、もう四半世紀以上前のこと。 新鮮に無心でよみました。 ある意味、歪んだ心理であったり、 自己愛であったり、 誰よりも自分が優れていると思い込む人間の、 悲しいかな、これは程度の差はあれ、 現実のあちこちに散見する人間の実態だと思います。 これが、のちの 模倣犯 であったり、 他の作品にも描かれて行く、宮部さんのひとつのテーマだったのかもしれません。 ラストがなんとも、風が吹き抜けるようで、 語りすぎずに幕を閉じる、この潔さ。 絵になるなぁ ほんとにすごい!

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2026/05/14

なぜ語り手が財布? 王道のミステリー。可もなく不可もなく、読みやすい。 しかし、なぜ語り手が財布???

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2026/04/23
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様々な財布視点のお話し。 財布から見えること、聞こえること、の制限がある中で情景が鮮やかに想像できるし 財布の個性ある観点も楽しめた 殺人の目的 売名、注目を浴びること 自己肯定感の歪み 人の歪んだ欲が絡み合い、事件に巻き込まれた人たちが一本の線で繋がった時の爽快?さ 飽きることなく楽しかった ずっと警鐘を鳴らしていた甥っ子くん。大好きな叔母が結局殺されてしまい、ただただ不憫。

Posted byブクログ

2026/04/17
  • ネタバレ

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財布視点の社会派ミステリ。 視点が面白い。保険金殺人?と思われる事件なので、財布視点なのかな。 しかし、本格ミステリではないので、財布視点であることにトリックは使われていないのが残念。 目的、金じゃない。 操られた実行犯。

Posted byブクログ